相手は自然現象なので仕方ないと分かってはいるんだけど、こうも余震が続くと、いいかげんに日本列島を痛めつけるのはヤメロ!、と怒りが込み上げてきたりしませんか。
ところで今日は久しぶりに黒いクラブマン・クーパーの話をしようと思いますが、それまで乗っていたハッチバックのミニ・ワンに替わる僕のファーストカーとしてクラブマンのクーパーがやってきたのは、去年の暮れも押し迫った頃のことでした。
で、それから現在までに3カ月半が経ちましたが、わがクラブマン・クーパーのオドメーターはまだたった1600km強と、呆れるほど距離が進んでいません。
大震災に少なからぬ影響をうけたこともあって、最近は他の交通手段で済むところにはなるべくクルマに乗っていかないといった、スポーツカー親爺らしからぬことを珍しく実践しているという事情も、距離の進まない理由のひとつかも知れません。
けれど、それほど乗ってないということはあまり気にいってないのか、というとそれは大違いで、実はクラブマン・クーパー、これまでのミニ・ワンと同等かそれ以上に気に入っています。
まずエンジンに関していえば、クーパーの排気量は1.6リッターなので、旧ミニ・ワンの1.4リッターより明らかに低速トルクが太く、街中での発進の際などにこれまでよりずっと小さいスロットル開度で走れるのが大いに好ましく、結果として燃費にも効果的なのではないかと思っています。
それに加えて、ホイールベースが80㎜も伸びた上に、右フロントドア後方の本来ならBピラーがあるべき場所にリアシート用の小ドアが開くなど、剛性に関してはハッチバックよりかなり不利なはずのボディが依然として充分以上の剛性を実感させるのも、クラブマンで感心することのひとつです。
もうひとつはやっぱり、リアシートとラゲッジスペースが広いことのメリットですね、感じるのは。
最近としては極めてレアなことに、正月には家族3人が乗って出掛ける機会があったのですが、リアシートに座った身長180cm前後のウチの息子も、レッグルームはハッチバックよりだいぶ楽だったろうと思います。
それと、想像していた以上に使い易いのがラゲッジルームの観音開きドアで、重いテールゲートを上に跳ね上げるのと違ってスイッと軽く開き、嵩張らないモノだったら片方のドアを開くだけで収められるのも意外と便利です。
いわゆるモディファイの類には未だ手をつけていませんが、ひとつだけやったのが走行距離955Kmのとき、以前のミニ・ワンにも装着して効果が認められたサブフレームマウントをよりダイレクトにするアルミ製のカラー、商品名「リジットカラー」を組み込んだことでした。
上の写真は、リジットカラー発売元 SPOON の製品取り付けワークショップである TYPE ONE にて、それを取り付け作業中のわがクラブマン・クーパーですが、その際にひとつミニについて興味深いことを発見しました。
それが下の写真、リアのマルチリンクサスペンションのトレーリングリンクが、アルミ鋳造のこんなメカニカルな佇まいを持った部品なんだと初めて知り、サイズが小さいわりに高価なクルマではあるけれど、掛けるべきところにはちゃんと金を掛けているなと思ったのであります。
そうそう、リジットカラーの効果はなかなか表現するのが難しいのですが、はっきりと分かるのは踏み切りを越えるときに脚元から伝わる衝撃が軽減されたことで、標準状態ではダダダダダッと越えていた踏み切りを、タタタッと軽やかに越える感じといえば理解し易いでしょうか。
走行距離が1500kmを越えたのでそろそろエンジンにも全開をくれてみようかと思っているので、黒いクラブマン・クーパー、ワインディングロードでの走りっぷりなど、またリポートするべきことが生じたら登場させようと思っています。
Posted at 2011/04/12 22:57:09 | |
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