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ファクトリーお猿のブログ一覧

2019年06月02日 イイね!

2台のムルティプラを整備 やはり構造欠陥




シフトレバーの動きが超渋い「部品取り号」の分解を開始。
(何回もこじればRと2は入ることがあるが、他は全く入らない)



リフトアップし、今や貴重な純正マフラーの配置をチェック。


IMG_7115
IMG_7115 posted by (C)factoryosaru


差し込みジョイント近くのフロアパネルからの距離は、140mm
(パイプ直径50mmを含めると190mm程度。





破けたまま放置だったドライブシャフトブーツ交換にむけて作業開始。
左足から作業。


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IMG_7117 posted by (C)factoryosaru



36mmのセンターナットがどうしても緩まないので、トルクレンチの逆がけ・・・
本来禁じ手。「一回きり」にしておきたい。





右足はアストロプロダクツの1/2”スピンナハンドル。


IMG_7119
IMG_7119 posted by (C)factoryosaru


ハンドル部分の剛性不足。
撓むばかりで全く緩まない。



仕方ない、単管を被せて。


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IMG_7118 posted by (C)factoryosaru


なんとか緩む。







しかし、このスピンナーハンドルは、自在ジョイント部の
作りが華奢、今にも壊れそう。






後に子供の試験の送り迎えで街なかに出たついでに、
途中ストレートに寄り、3/4”スピンナハンドルを購入。


sliding handle
sliding handle posted by (C)factoryosaru


足回りの分解はしょっちゅうやるので、
ストレスないほうがいい。





タイロッドエンドを外し、


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IMG_7120 posted by (C)factoryosaru







2本のショックアブソーバボルトを外す。


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IMG_7121 posted by (C)factoryosaru



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IMG_7122 posted by (C)factoryosaru



基本的に、この3本のボルトを外せば、ドライブシャフトを抜くことができる。





この部品取り車両は、主に道北地方(旭川近郊)で15万kmほど走行していた。
大量の融雪剤(塩化カルシウム)を撒く札幌近郊と違い、
サビが非常に少ない。足回りのボルトの固着もほとんど無く、
作業が捗る。
本州の車に近い感じ。



ご覧の通り非常に綺麗だ。







サイドシル下側


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IMG_7124 posted by (C)factoryosaru


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IMG_7126 posted by (C)factoryosaru


札幌の車だと3年落ちかと思うくらいに綺麗な下回り。






フロントサブフレーム


IMG_7125
IMG_7125 posted by (C)factoryosaru


札幌の車だと、走行8万キロ程度でも、
黒い焼付塗装は、ツブツブの錆だらけが普通。







右後ろ。錆はほどんど見られない。


IMG_7127
IMG_7127 posted by (C)factoryosaru


お猿のムルティプラ(走行11万キロ)は、
パネルの合わせ目にことごとく錆が見られる。









燃料タンク 固定バンドは一部に錆があるのみで、ほとんどオリジナルのメッキ状態が残っている。


IMG_7128
IMG_7128 posted by (C)factoryosaru


一方、おさる号のタンク固定バンドは、錆で茶色。
走行8万キロあたりで、錆転換剤を処理して
毎年塗装し直している。





リアバンパー内側


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IMG_7129 posted by (C)factoryosaru





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IMG_7130 posted by (C)factoryosaru

エッジ部分や、穴のある部分に錆が無いのが
羨ましい。




リアクロスメンバーとサスペンション
こちらもすべすべで綺麗な状態。


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IMG_7131 posted by (C)factoryosaru



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IMG_7132 posted by (C)factoryosaru


札幌に住んでいるというだけで、
どんなに丁寧に車を扱っても。
「酷使」






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IMG_7133 posted by (C)factoryosaru



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IMG_7135 posted by (C)factoryosaru



純正マフラーに穴が開くことなく
存在していること自体が奇跡。
札幌の感覚だと。


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IMG_7140 posted by (C)factoryosaru



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IMG_7141 posted by (C)factoryosaru


お猿のムルティプラは6万キロで穴あきそうになった(笑)





フロアパネル中央部


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IMG_7136 posted by (C)factoryosaru


保護塗装をしていないにもかかわらず、錆がない。





中古車業界では、札幌近郊の車はだめだ。
仕入れは違う地域からというのがある意味常識らしい。
道北や十勝の車は綺麗だと言われるが、そのとおり。

札幌に住んでいる人は、損害賠償請求を、
札幌で自動車整備業をしている人は、営業妨害で行政を訴えた
ほうが良いかもしれない。






さて、ドライブシャフトを取り外す作業の続き。


後方排気故の、付け焼き刃的な煩雑なレイアウトのムルティプラの
バラし方にも大分慣れてきた。

Aを外すためにはBを外す。
そのBを外すために、えらく厄介なCを外さなければならない。

こういうところが多い。



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IMG_7137 posted by (C)factoryosaru


ドライブシャフトを外すためには、ミッションサポート(3)
を外さなければならない。


それを外すためには、エキマニを支えるブラケット(2)を外す必要があり、

さらに、補強用の小さなブラケット(1)も外す必要がある。



これとは別に、エンジンマウント(後ろ側)も外す必要がある。





これでやっと、ドライブシャフトを外すことができる。


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IMG_7152 posted by (C)factoryosaru


右側の長いドライブシャフトのインナーブーツ上部が破けていた。






当ブログで再三書いているが、ミッションケース側にバンドで固定されて
回転しないブーツは、その内部に低粘度のミッションオイルが
満たされている。これは、構造欠陥そのもの。

このブーツは、回転しながら曲げ応力がかかるわけではない。
にも関わらず、非常に裂けやすい理由は、
ドライブシャフトの関節部分がブーツの範囲外(ミッションケース内)
にあるからにほかならない。
つまり、サスペンションがストロークすると、単純な曲げ応力だけが
かかるのではなく、それに剪断力が加わるのだ。



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IMG_7150 posted by (C)factoryosaru


剪断力が加わりながら撓むドライブシャフトブーツ





一度破けると、ミッションオイルの大半を失い、走行中なら焼付きを
生じかねないし、今回のように破けた状態で長期間駐車していると、
大変なことになる・・・




それは・・・







じゃ~ん





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IMG_7155 posted by (C)factoryosaru



破けた部分から大気中の水分が入り込み、
気温差で内部で結露が生じたりして・・・




ドレンプラグを抜いて出てきたものは・・・






もはやオイルではなく・・・・


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IMG_7147 posted by (C)factoryosaru


大半は水っ!(((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル






できる限りクリーニングして、組付け、
オイル交換をしっかりやり仮復旧をするつもりだが、
路上を走るつもりならミッション載せ替え必須かと・・・




なかなか前途多難なので、本日はココまで。







そして、もう一台のムルティプラはお猿号。



またもや点灯するようになった妊婦マーク。


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IMG_7157 posted by (C)factoryosaru





札幌では日常的な風景


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IMG_7158 posted by (C)factoryosaru


ディーラ網が貧弱な北海道では、玄関先で車にPC繋ぐのは
庭先でジンギスカンをやるのと同じくらい普通。




いつもの文言。


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IMG_7159 posted by (C)factoryosaru





毎度のコネクター。


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IMG_7160 posted by (C)factoryosaru


ほじって、金具を起こし接触改善を図り、
コンタクトスプレーで清掃、グリスで防湿して
組み付け。



今度は何時まで持つか・・・


また、お猿号(ムル)はマフラーの蛇腹が切れかかっており、
こちらも作業しなければならない。

本当にムルはトラブルが絶えない。






こうしてみると、145は優秀。
ほとんど壊れない。
国産車かと思う。


こっちは本気で30年乗れそうだ。
Posted at 2019/06/02 23:24:29 | コメント(2) | トラックバック(0) | ムルティプラ | 日記

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「15年10万Kmでタイミングベルト交換 http://cvw.jp/b/398935/48592665/
何シテル?   08/11 01:16
アルファ145、ムルティプラ、プジョー206SW乗りのお猿です。 広島県生まれ東京育ち。 物心ついた頃からクルマ好き。 大学卒業に合わせて、 満員電...
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