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　昨年の展望台は五里霧中でした。今回は最高とはいきませんが、小生お気に入りの二子山や両神山、さらには叶山が見えたので合格点といったところでしょうか。ここからの絶景は体験してみたいので再度リベンジです。ぶどう峠からは群馬県道45号下仁田上野線の旧道を辿って塩之沢峠に向います。出会った車は昆虫採集に夢中の１台のみ。トンネルの手前から関東屈指のロング林道である御荷鉾林道に入ります。展望台までは舗装済みで問題ありません。案内板に従って１車線の簡易舗装急坂を登って行きます。そして辿りついたのが写真の展望台。関東山地南部のお山を俯瞰することができる贅沢な場所なのですが、意外にも人気はありません。昨年もお邪魔していますが、他人に出会ったことがないです。モッタイナイですね。周囲の木々を伐採して完成した舞台作りの展望台からはグランドビューが楽しめるのに。この後は、こちらと同じでした。好事家の名に恥じないルート取りでした。

　長野県道124号上野小海線は、地図の案内通りこの辺りではまともな道路状況でしたが、県境を過ぎ、群馬県道124号上野小海線に入ると写真のような九十九折があり険路と化します。距離的にも長く少し忍耐が要求されます。県境は「ぶどう峠」と言うのですが、ぶどうの木は全くありません。ネットで検索すると「武道峠」と記された写真を発見しましたが、なにゆえ武道なのでしょうかね。交通量は両県ともあまりありません。車よりもライダーが多かったです。関東山地を越える長野から群馬へ入るルートは、このぶどう峠、十石峠、田口峠、内山峠、碓氷峠などがあるのですが、どれもこれも手強いですね。ですから探訪したくなるのかもしれませんね。

　あまり遅くなると混雑すること必至。でも天候の回復で青空を期待したい。そのせめぎ合いの中、志賀草津道路を登って行く。蓮池で２度、渋峠では氷点下５度となったが、塩カル散布のお陰で滑らずに登って行く。1度目の雪の回廊はガスっていて取り敢えず通過。草津側へ下ってみんトモさんと談話しているうちに天候回復。2度目の回廊で撮影したのがこちら。ライダーや自転車乗りが記念撮影していたので停車して撮影すること不可能でした。昨年よりはかなり高い雪の壁に満足。こちらを優先した甲斐がありました。

　志賀草津道路から万座温泉へ急降下。そして群馬県と長野県を結ぶ県道466号を辿ります。標高の高い部分の紅葉は既に終わっておりました。県境の手前で北側の景観が広がったので、停車して撮影しています。色付く松川渓谷越しに志賀草津道路の軌跡を辿ることができます。まだ走ったことがない林道も存在しているようです。県道は志賀草津道路に比べれば景観は劣りますが、これはこれで素晴らしいスカイラインだと思います。長野県に入ると、県道112号で毛無峠へと車を進めました。その様子は次回に。

　この日は日帰りを余儀なくされていました。そのため、奥只見の紅葉は諦め、志賀高原周辺で紅葉狩りをすることにしました。拙宅を４時前に出立して、ノンストップで信州中野まで。登坂する前に給油し、朝ご飯も調達。紅葉は蓮池周辺が見ごろでした。横手山を越え、群馬側に入って撮影したのがこちら。紅葉終盤で冬の訪れが近いことを感じさせました。天気は雲はあるものの、まあ合格点でしょう。北信五岳や北アルプスも見えています。夜間通行止の時間帯ですので、まだ交通量はわずかです。いつも通り色々な場所で撮影してみました。昨年の紅葉時の様子はこちら。