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　開門と同時に入った特権だろうね。この駐車場を独占して朝日を浴びる石鎚山を眺められるのは。面河渓で時間を潰し、開門の列に並ぶ。旧スカイライン（無料開放）を登るスピードはそれほど速くない。景色を楽しむ余裕あり。途中の長尾尾根展望台から険しい石鎚山を望む。信仰のお山という感じがしますね。県道は土小屋駐車場で一旦分断されています。次に県道が始まるのは北麓のロープウェイ付近。多くの人はこの晴天のもと山登りを目指すようです。小生は絶景林道として名高い瓶ヶ森林道へ入って行きます。同調する人は皆無。しばらくは林道を独り占めできる状態でした。前回訪れた時は紅葉の時期で対向に苦労したのが嘘のようです。今日は朝からテンション上がりまくりです。

　山高ければ谷深しといったところか。西日本の最高峰である石鎚山の南麓に展開する渓谷・面河（おもご）渓。スカイラインのゲートを管理しているオジさまに、この辺りで時間潰すところありますかと訊ねたら、即座にこちらをススメられました。手前の川の袂から遡上します。岩肌感あるトンネルと潜り、橋を渡って進むと、写真の「亀腹」と呼ばれる絶壁に至ります。横の川は花崗岩の上を滑るような感じで流れています。その水の青さは面河ブルーと呼ばれるのだとか。車を入れてこのような写真が撮れることに感謝。偶然に訪れたに過ぎないのですが、イイ物を拝ませてもらいました。紅葉の季節はさらに美しいのだろうね。また訪れたい。

　四国旅行の最終日、松山を午前４時過ぎに出立です。ホテルを出るといきなり飲酒検問。事なきを得ました。当初の予定では、瓶ヶ森林道を走り荘内半島を経由して瀬戸中央道で帰るつもりでした。だが１日目の積み残しがありR439で剣山を越えて徳島まで行かなければなりません。そのためR494の黒森峠は諦め、R33で一気に三坂峠を抜けて行きます。久万で県道12号に乗り換えR494へ。この県道も中々の快走路でした。石鎚スカイラインの入口に到着したのが午前６時。ここで痛恨のミス発覚。スカイラインは７時にならないと開門しないのですね。知りませんでした。さて、１時間の時間が出来てしまったので面河渓へ立ち寄りました。これは次回に紹介します。７時開門ということを知っていれば、黒森峠のクネクネ道を選択することもできたのにね。また宿題として積み残してしまいました。

　地芳峠を越え、鶴姫（めずる）平を越え、五段高原までやってきました。四国カルスト定番の構図ですがご勘弁を。四国カルストとは相性が良いのかいつも晴れてます。でも最高の眺めには一歩届かず。海（土佐湾）は見えていませんからね。でもＧＷでこれだけの眺めが見れたので大満足です。もう今日のドライブは終わりにしてもいいような感じです（笑）。　この後、五段城のピークを越えて天狗高原で小休止。今回は北側の林道ではなく南側の県道48号でお山を下って行きます。これがまた渋いんだよね。次回で紹介します。

　林道から県道36に入り大野ヶ原に到着。「四国カルスト」の西端に位置する高原。牧草に覆われた緑の大地が眩いです。石灰岩の露出も少なく信州の高原のような感じがします。暫く行くと山桜を発見。今年の桜は終わったかなと思っていたので嬉しい誤算でした。前回誤りを犯した場所でナビによる的確な誘導があり、愛媛県道・高知県道383号四国カルスト公園縦断線に入れました。この県道、姫鶴平や五段高原の部分が有名ですが、そこに至る牛城南側も素敵ではあるまいか。高知側の景色が右手車窓に広がり高揚感がありましたね。