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　R289は物語がある国道ですね。起点は新潟市で終点はいわき市。日本海と太平洋を結ぶルートなのですが過去には２つの未通区間を抱えていました。一つは先日も紹介した八十里越。もう一つは平成20年に開通した「登山道国道」と呼ばれていた甲子峠でした。その峠、以前から是非行ってみたいと思っておりようやく実現しました。建設された甲子道路（約23キロ）は快適の一言。1,500m級の山岳地帯をトンネルと橋梁で一気に抜けて行きます。この日は交通量もかなりあったのですが（フェアレディZが大勢来る来る）スピードレンジが高いので、あっという間に南会津へ。そこで旧道に入ってみましたが通行止でした。甲子温泉側の旧道や建設中に破棄されたトンネルは素通りしてしまったので又お邪魔する必要がありそうです。まあ、走り抜けるだけでも十分満足できる路線なのですがね。



　旧道の様子。結構整備されてますよね。峠まで行けないの？

　今回の福島ドライブで最も気に入った路線がここでした。いわき市四倉と田村郡小野を結ぶ県道41号線。夏井川とJR磐越東線（別名ゆうゆうあぶくまライン）と交互しながら進んで行きます。昨年この地方を襲った台風19号の爪痕が残っていますが県道およびJRも現在問題なく通行（運行）可能です。沿線には楓の木が多く秋には紅葉ロードとなるのではないでしょうか。遠すぎて再度の遠征はできないので脳内で映像化しておきました。県道起点の小野の町は名前の通り小野小町の伝説が残っています。生誕の地とか。また、夏井川沿いに植えられた1,000本の桜が開花する時期は花見客で賑わうのでしょうね。さらに、諏訪神社の翁杉と媼杉も見事な大木でした。初めて訪れた町ですが、様々な魅力溢れた町でとても気に入りました。またお邪魔したいですね。



　これが小野の案内板。
　この後はあぶくま高原道路（一部無料）と東北道を活用して白河へワープ。
　例のトンネルへ向かいます。

　以前から海沿いドライブで日本を制覇しようと試みているのです。まだまだ未踏の海沿いロードが多く、一つ一つ潰しているのが現状です。その中で（本州で）大きな空白地帯となっているのが福島県の浜通りです。ですから今回最北の松川浦から海岸線を南下してみました。タイトル画像は整備された松川浦を行く大洲松川ライン。南海上に台風があるので荒れ荒れの海模様となってます。さらに県道74号、260号、391号を利用して海沿いを行きます。国土強靭化の堤防工事や新施設建設で風景は大きく様変わりしています。福島第一原子力発電所に近ずくと通行止となりました。R６に入り、さらに南下すると未だに帰還できないエリアが続きます。時間が止まった風景を目の当たりにし愕然としました。さらに南に下り四倉の旧道で撮影したのが下の一枚。四倉から先は以前走ったことがあるので、ここからは山中へ入ります。



　残るは相馬から石巻間だな。

　R115の起点は福島県相馬市で終点は同猪苗代町となっている。今回は磐越道・猪苗代磐梯高原ICより走り始めて土湯TN手前まで（その先はスカイラインへ流入しました）、そして福島市の信夫山東より国道復帰して相馬市まで走りました。このブログで取り上げるのは霊山を越える山中路。東北中央道の無料区間が併走（霊山から相馬まで）しているため交通量は格段に減ります。渓流沿いの緩やかなワインディングロードをマイペースで流せます。このような道なら一日中でも走っていたいですね。相馬市街を抜け、R6と出会い、次の目的地を目指して舵を切るのでした。写真は霊山付近で撮った農村風景。長閑でしょ。

　マイ紅葉カレンダーで10月10日（旧体育の日）に見頃を迎えるのは、磐梯吾妻スカイライン浄土平周辺、日光金精峠、奥利根水源の森、志賀草津道路山田峠、穂高涸沢、黒部立山アルペンルート大観峰などと認識しています。ですから、今回、酷オフの後に磐梯吾妻スカイラインを走ろうと計画していました。駄菓子菓子、非情にも天気予報はバツ。諦めムードで若松のお宿を出ました（ちなみに昨日の走行距離は371㌔でした）。磐越道を東に進むと北のお山が見えているではないですか！状況改善、天が味方したと思いスカイラインへ入ります。南側はある程度眺望もあり紅葉具合もイイ感じでした。ですが最高点付近で霧に纏われ浄土平や通称火星はご覧の通り。ここの紅葉のピークで晴れたことがありません。継続課題ですね。福島側の不動沢橋でも撮影時間を取りましたがここは少し早かったかな。県道70号をそのまま東に進み福島市街を抜けて次の場所へ向かいましたとさ。