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　関西ですすきといえば生石高原か曽爾高原。その生石高原へ最後に立ち寄ってみた。R480から高原に向かうｒ180は快走路。もう少し酷な道かと想像していたのですが裏切られました。生石山（870ｍ）の山頂からは360度の眺望が楽しめます。この日は午後から雲が広がり始め絶景とはいきませんでしたが、それでも満足でした。すり鉢状になった曽爾高原より眺めは上ですね。ラジコンを飛ばして遊んでいる集団がいました。現在は山焼きが行われて景観が一変していますが、今秋にでも訪れてみて下さい。イイ場所です。

　R371からR480にスイッチして、有田川に沿って花園・清水を通過する。このR480、かなり整備されていて先ほどの酷道とは大違い。和歌山の山間部をゆるりと流すには打ってつけの道ですね。写真はあらぎ島の棚田。川が蛇行して独特の形をしています。対岸の旧道から撮影しました。奥に見えるのは新道の橋梁。田植えが終わったころにまた訪れてみたいですね。近くの道の駅で頂いた紀州地鶏丼はボリュームが・・・でした。

　高野龍神スカイラインが無料化されて新R371となった現在、この区間は元道の扱いを受けることとなったようである（国道指定はされている）。さらに途中で元R371は消えてしまっており箕峠へ向かう道は林道扱いなのだろうか。先日紹介した写真は高野龍神スカイラインのR371相ノ浦のオニギリ。この写真は元R371の相ノ浦のオニギリ。高野山からここまでは下りの極細路で対向車は一台のみ。高野山へは町道内子谷（直進方向）を利用せよと書いてある。背後の道を登って高野山へ向かうのは慣れとか覚悟が要りますね。

　紀伊半島を縦断する酷道R371。サザンパートの白眉は以前紹介したが、今回は高野山周辺の酷な部分を紹介したい。橋本の入口は意外に分かりにくい。清流・丹生川に沿って道は展開する。ガードレールは無く、離合が困難は場所が多い。写真のような場所が続くと考えてもらいたい。河合橋を越えると、若干マシになる印象だが、高野山への上りが始まる。R370で下れば問題無いのに、間違えてこの狭路でお山から下りて来る車が予想以上に多くて苦労する。摩尼トンネルを抜けると急に景色が変わって驚く。山上宗教都市・高野山の団地に出くわすのだ。そこから高野山奥の院は指呼の間。

　最後の目的地は高野山の麓にある丹生都比売神社。R480でお山を下り、途中でゴルフクラブの脇を走る高野町石道へ。神社がある天野はかくれ里的な場所だと思っていたのだが、最初に立派なゴルフ場を見たのがいけなかったかな。天野からｒ109に入り高野山口を目指して走る。樹林帯を抜けて紀ノ川のパノラマが展開したので一枚撮影してみた。紀ノ川が東から西へ流れる風景は結構好きだなあ。心が開かれる思いがしますね。