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　「絶景数珠つなぎ」で出題したくなるとまで西の巨人に言わしめたお山、中津明神山。Ｒ439から高知県道363を終点まで辿り、吾川スカイパークからは林道を登って行きます。標高1540ｍの山頂まで車で行くことができます。道はワイルド。落石落枝区間や狭路連続ヘヤピン切り返し付き区間や断崖高度感満点区間を経てピークに到ります。Ｒ439からは約1時間のドライブ。頂上からの眺めは360度。石鎚山系や四国カルスト、さらに四国中央部のお山などが見渡せます。狭路での対向で数回バックを強いられますが、その苦労は必ず（断言できる）報われます。できれば麓で食料を調達して山頂でランチタイムとするのを勧めます。すぐ戻ってしまうのは実にもったいないですから。山頂には駐車場があります。老夫婦やビ○ツのおネイちゃんも登って来てましたから覚悟さえ決めれば道は開けますよ。

　海に飽きたら山へと言わんばかりに四国山中へ分け入った。四国の酷道の代表であるＲ439を少し走ってみた。快走路のち狭路といった感じで、この部分は注目に値しないでしょうね。さらに御覧の通り新道建設が進んでいます。ヨサク快走路パートになるかもしれません。実はまだ悩んでいました。このままＲ439を辿って徳島県入りするのか、それとも途中で左折して絶景が約束される明神山に登るのか。出した答えは明神登山でした。京柱峠に代表される徳島パートは東側に位置するゆえ、また行けるのではないかという判断です。給油を済ませ、それでは山登りに取りかかりましょう。

　天狗高原とＲ439を結ぶ山岳路。標高約1,500ｍの天狗高原から一気に下って行きます。最初はヘッダーの如き快走路。そのスカイラインぶりに思わず撮影タイムとなりました。東津野城川林道東線との分岐点を過ぎると高知県道は本性を現します。九十九折れが続きますが道幅は御覧の通りです。路面が荒れているのでこの車だと突き上げが来ます。Ｒ439に近づくと小さい棚田が道路脇に点在し人々の営みを感じることができます。昔ながらの四国の山道を体験することができて極めて個人的には満足度の高い路線でした。

　今回は愛媛県の海沿いを走るのが目的だったのだが、やはり高知県のここは外せませんでした。船越半島からＲ56－321を快走し、さらに整備された県道43を西に向かいます。最後の柏島に下りで行くスロープでみん友さんと対向。車種とナンバーからお互いすぐ分かりました。私は柏島に架かる橋の袂でトロピカルな写真を撮った後、一切の休憩所へ（←）。この後さらに上にある大堂の展望台に行ってみるとやはり再会を果たせました。写真を撮りながら色々喋っていたら日も暮れ、気が付けば19時半。県道でお別れして、西のキングからドライブ情報をもらうために再び御荘へ。例のお山に関する情報を頂き、そのまま道の駅で車中泊。みん友さん色々アリガトウな夕べでした。

　瓶ヶ森（1,896ｍ）・西黒森（1,861ｍ）の稜線を辿る林道を行く。これ程解放感に溢れた道は貴重ですね。四国の山は想像以上に深くて険しいです。R439に代表される酷道が多いのも納得できます。
　この林道で一体何台の車と離合したかな。道を譲ったり譲られたり。寒風山トンネルに至るまでに結構時間が掛りました。その後、旧道からR194に入り、いよ西条ICから高速で帰路に。今回の四国ドライブは記憶に残る旅でしたね。