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　生月大橋から島の西岸へ向かう。長閑な牧場を通りすぎて、はなぐり洞門をトンネルで潜り抜けると、南太平洋を思わせるロードが展開する。緑が濃い。思わず車を止めて撮影したのがこちら。この岩の重々しさはどうだ。このような岩山をスルーするのは岩フェチな私でもあまり経験がない。その後は東シナ海を望むルート取りとなり柱状節理の塩俵断崖まで一気に走る。忘我のドライブを言うべきか。写真は帰路に撮影したもの。ここは本当に日本なのかと思わせる光景です。イメージ的にはパプアニューギニア。

　　平戸島と生月島を結ぶ美しいブルーのトラス橋。1991年完成で2010年に無料開放された。確かこの訪問時には200円を徴収された記憶が。右側の海は辰の瀬戸と呼ばれる強流域。瀬戸と呼ばれる地形には個人的に大変魅かれるものがあり、花崗岩の岩山とともにマイドライブの重要な目的地となっています。このブログに瀬戸や岩山の登場が多いのはそういう訳なんですね。写真の場所は道の駅の駐車場から海際へ下りた潮見神社付近にて。ここで相当長く休憩していたことは想像に難くないですね。生月大橋サイコー！

　冷水岳から日本本土最西端という微妙な観光地である神崎鼻へ立ち寄り、R204で平戸大橋に至る。九州から平戸島へ渡り、さらに沖にある生月島を目指す。平戸は長崎が国際貿易港として栄える前に南蛮貿易の拠点となっていた場所だが、それは遥か昔の出来事のようでした。街中を抜けて背後の丘を登って行く。一瞬、信州車山高原を彷彿とさせる快走路が出現した。川内峠と呼ばれる場所らしい。調子に乗ってアクセルを踏んでいたらスグに終了してしまった。勢い余って私は生月島の例の快走路へ向かうことにしました。

　展海峰から次の展望台を選択中。佐世保市には眺めの良い公園が多くあるので迷ってしまいます。今回は北九十九島を見下ろし、ツルの北帰行が観察できる冷水岳（ひやみずだけ）園地に向かいました。標高304ｍの山頂付近まで登っていくと予想以上に立派な公園が出現してビックリ。この日は眺めも今一つでしたので貸切状態でした。ここの展望台からの眺めを出題したのが「ここはどこ？73」でした。ツルの絵が描かれているのはそう言う事情だったのですね。後に問題を作成している時に分かりました(笑)

　佐世保市内を抜けて、ｒ149で俵ヶ浦半島を上って行く。程なくして整備された展海峰の展望台に到着。南九十九島の多島美が楽しめる定番スポットだ。生憎この日は靄が懸かり眺望はイマイチ。それでの御覧の通りの島々を眼下に収めることができた。時間帯によっては遊覧船パールクイーン号の雄姿を見ることができる。船は午前10時から午後３時まで運行されており、出港から約25分でちょうど下の島々を通過するらしい。次回はその時間を狙って訪問してみるか、または夕暮れ時に訪問してみたいですね。