pr-sachiのブログ一覧

　仕事の関係でしばらくブログを休みます。
　来月上旬には再開予定です。
　コメント頂いてもレスできませんので設定を変更しました。

　では、また来月。
　

　国内有数の銀山を抱えていた生野の町を通り抜け、銀山湖や市川で涼を楽しむ人々を横目に見ながら青垣峠に向かって進んでいく。峠付近は斜面が崩れており土嚢が積まれていた。ピークを過ぎ、対向車・後続車がいないことを確かめて撮影したのがこの写真。結構な細さでしょ。距離的にはしれてますが一服の清涼剤になったことは事実。この辺り、南北の道は快走路が多いのですが、東西の道はまだ酷道が残っています。今回通行止で行けなかったR482の氷ノ山周辺（県境の兵庫側）とか次回走ってみたいですね。

　やはりこれ来たかと思われた方や酷道区間である高野峠を紹介してよと思われた方も見えるでしょうね。高野峠は杉林の狭路にて標高750ｍのR429の最高地点。もちろん冬期通行止。個人的にはそれを越えるインパクトがあり、大規模な鉱山開発や鉱石精錬のネットワークを後日知り驚いてしまったのが写真の神子畑（みこばた）選鉱所跡地と明神（めいしん）電車。明延（あけのべ）鉱山の鉱石を明神電車で運び、ここで鉱石を選別し、さらに近くにある生野銀山や瀬戸内海の直島で精錬していたらしい。現在、選鉱所は解体されて東洋一の規模と呼ばれた施設は土台を残すのみ。明延鉱山は観光施設として活用されている模様。詳しくはこちら。このHPの解説を読んでもらった方が鉱業ネットワークをすっきり理解できるでしょう。是非、御一読を。かつて「鉱石の道」とか「銀の馬車道」とかが存在したのですね。近代産業遺産マニアは萌え必至ですぞ。

　R29は兵庫県姫路市と鳥取県鳥取市を結ぶ国道。今回は鳥取県八頭町から越境して兵庫県宍粟市波賀町まで走行。選択の理由はもちろんこの人のブログの影響。戸倉峠のアップダウン、音水湖周辺の緩やかなカーブ等々を「荷物車」で楽しみました。途中でR429に入らずに山崎まで突っ走っても良かったかも。写真は新戸倉トンネルの兵庫県側。旧道は通行止との看板が見えてますね。この先の「滝流しそうめん」、チラミだけで通過しました。ガッツリ派ですので(笑)。

　若桜（わかさ）鉄道はJR因美線・群家（こおげ）駅と若桜駅を結ぶ全長19. 2㌔の第３セクター路線で昭和62年にJR若桜線を引き継いだ。会社のHPはこちら。隼駅、安部駅、そして若桜駅など昔懐かしい駅舎が気に入りました。写真の若桜駅には給水塔や機関車転車台が残っています。この日も鉄分補給のカメラマンが散見されましたね。また、若桜の街並みも、蔵通りやカリヤ通り（雪国に見られる通りに面した庇の付いた家）などが特徴的でしょうか。明治の大火が無ければ、さぞかしノスタルジックな宿場町だったでしょうね。