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　「表の天河、裏の戸隠」という言葉があるそうです。天河とは奈良県山間部にある弁財天を祀る天河神社。かつてこちらで紹介しておりました。この天河神社と戸隠神社は対をなす存在らしいのです。そのことを意識していた訳ではないのですが、白馬の近くで神社ある？とのリクエストに答える形で訪問しました。戸隠神社には５つのお社があり、その中で最もパワーを頂けそうな奥社を目指しました。駐車場からは約２キロ、４０分。途中には写真のような樹齢400年あまりの杉並木があります。この日は夏休みゆえ大混雑。片道１時間以上掛かりました。御祭神は天岩戸を開いた天手力雄命（あめのたぢからおのみこと）です。開運やスポーツ必勝のご利益があるそうです。

　安土城は湖を見下ろす高台に建つ絢爛豪華なお城だったようです。手前の山の頂にはに安土城の天守閣の跡があります。背後の山には西国三十三ヶ所観音巡礼の観音正寺があります。現在は干拓事業が進んで陸地と化していますが、かつては琵琶湖（正しくは内湖らしい）が広がる美しい場所だったのでしょうね。まさに観音浄土だったのではと想像されます。

　本来なら池越しの白馬三山をお見せしたいところなのですが、残念ながら下界の写真です。ゴンドラリフトを下りた兎平からの眺め。その先のリフト２本に乗ってさらに上を目指すがガスの中へ。時折視界が開ける瞬間もあったのですが、三山は厚い雲の中。お池へ行くことは諦めて涼しい（陰ると肌寒い）尾根で休憩。昨日に無理してでも登っておけば良かったですね。後悔しきりです。お山の景観は一期一会ですね。悔しいので以前、黒菱林道を旧カングーで登った時の写真を紹介しておきます。こちら。このような景色が見たかった。

　日本海の塩を信州松本まで運んだ「塩の道」千国（ちくに）街道。その一部をトレースするのがこの長野県道433号千国北城線です。R148千国から信濃森上までの短い区間ですが千国街道の雰囲気を残しています。写真は物資を運んだ牛とそれを操る牛方が暮らしていた牛方宿。現存するものはここだけだそうです。入場料は300円也。この日は千国から県道に入り南下します。道的には問題ありませんから心配ご無用。途中、栂池スキー場のゴンドラ乗り場の横を通過して行きます。さらに進むと昨日紹介した岩岳スノーフィールドへの分岐点へ。道はそのまま下り再びR148に至ります。快走路R148に飽きたら、一度この県道を辿ってみませんか。

　いつもと違い、スローペースでした。白馬の町に入ったのは午後３時過ぎ。天候上々で、ホテルの入るまでに軽くお山に登ることにしました。八方尾根は時間的に無理なので、白馬岩岳のユリ園へ。ゴンドラに乗り1,289mの山頂へ。日差しは強いが抜ける風は涼やか。肝心のユリは終盤（このことは入り口で告知済みでした）。でも背後に広がるブナの林がイイ感じ。写真のハンモックで暫し休憩。展望所からは白馬三山がくっきり見えていました。明日も好天でありますようにと願いながらブナ林を後にしました。