
写真は、はるさんに撮影していただきました。
ありがとうございます!
今日は、彩湖で行われた「ワイズカップ4時間エンデューロ」に参加してきた。
チームメンバは、ハルさん、ハボさん、チビ山さん、小生である。
なにせ、自転車はともかく、レースに初参戦なのだ。
自分の足がどれだけ通用するのか?
500チームものエントリーで、コースが乱戦となっていないか?
それは、もう考えれば考えるほど不安だらけだったのだ。
でも、それは期待の裏返しでもある。
私の体は、その興奮に反応したようで、今朝は2時30分に目が覚めてしまった。
(正確には、寒さで目が覚めた)
4時過ぎまで、自宅でテレビを見ていたり、
途中、お菓子やら、飲料水をスーパーで買ったりして時間をつぶしながら行くも、
5時30分には会場の彩湖へ。
早すぎでは?と思ったのだが、なんと駐車場も開いていて、
後はそのときが来るのを待つだけという、逃げ場のない状況に追い込まれてしまった。
本当は、逃げ出したい。。。
何せ、FFWDとかイーストンとかBORAとか、そのホールの値段で、バイクが買えちゃうんだけど??という方々が、この暗闇の中バイクをセットアップして、やもすれば朝練もしちゃおうか?という雰囲気が円満する状況になっていたのだ。
こんな、怖い人と、一緒に走れない(笑)
いえ、こうなったら、頭がおかしくなる前に、考えを変えましょう。
目の前の方々は、クラスが違うのです。
私はビギナークラス、この方々はエリートクラス。
(実際そんなクラス分けはない)
私には一切関係ない状況。そうでも思わないと、この雰囲気に飲まれてしまう。
(崇拝してやまない私のゼロは、遜色ないはずだが・・・)
と、ハボさんと合流してやおら会場の様子をみたり、
ハルさんとも合流して、我チームは着実に集結しつつあるのでした。
今回はレースなのだから、余計な装備をはずそう。
そう思って、サドルバックやらハンドポンプ、ボトルまでも取り外してコースの試走を行った。
が、これがビックリするくらい別のバイクみたいになっている。
サドルバックを下ろしただけで、サドル周辺がいやに軽くなり、ダンシングしただけで思わずその軽さに振り回されてコケそうになる。。。
なんじゃこりゃー!
私のサドルは、超軽量の紙一枚くらいしかないサドルである。
(実際カーボンと革のみ以上!)
高い位置に、重い錘をつけていたので、バイクの動きが抑制されていたのだが、
それが一気になくなると、体を動かす軸が変わるようで、それでこけそうになるのだ。
怖い!
でも、なんてバイクが軽いんだ!UCIの規定に違反するくらい軽くなっちゃうんじゃないか?
(とは夢の話で、重い部類に入るFP2はそんなことはない。。。)
さて、そんなわくわくするような要素を迎えて、
我々のチームはスタートを迎えるのでありました。
第一走者はハボさん。
最初の1周目は完熟走行で、2周目からスタート。
その様子を見ていましたが、スタートを切った直後の速さは、先週のジャパンカップなみでした。
そんなのを、目の前で見ると、もう怖くて、怖くてたまりません。
私が走ろうとしているレースで、あの速さはなに?
そんなにスンゴイレースに出ているんでしたっけ??
もう、分けがわかりません。
私とは違うんだ。あれは、エリートクラスなんだ。。。と言い聞かせるしかありません。
ついにやってきた第一スティント。
サイクルコンピュータには心拍計がついています。
何もしていないのに、心拍数が100になっています。(通常バイクに乗って停止しているときの心拍は90)
緊張しているんですね。
と、ハボさんがピットに帰って来ました。
ハルさんにトランスポンダーをつけてもらい、ついに出発。
とにかく、落車しないように、追突しないように、追突されないように。
それだけです。
ピットレーンを抜け、いつものようにダンシングすると、例の軽さからいっきに37km/hまで加速します。ヒョエ~と思うも、もうそれで行くしかありません。
適当なトレインを見つけるとそれについていきます。
バックストレッチに差し掛かったところです。
周辺のペースにあわせ、バイクを進ませます。
途中、数台のバイクを抜きました。
今、何キロ出ているのだろう。。。
そう思ってコンピュータに目を移すと、40km/hの表示。えっつ!?うそでしょ??
なんと!今抜かしたロードもおそらくそれなりな速度、
おそらく35km/hは出ている。
35km/hというのは、早い部類に入ると思っているのだが、
ここでは35km/hは遅いと判断されるようだ。
37km/hは維持できる。
しかし40km/hオーバーは維持できない。。。
当然心拍は異常なほど上がり、180台をマークするようになってしまった。
こうなると危険だ。第一持たない。
が、勝手もわからず、この速度、心拍のまま2周走って私の第一スティントが終わった。
感想は、「なんて、きついんだ!」です。
第2スティントは、心拍数に気をつけることにした。
とにかく、がんばってはいけない。
自分のいつものペースで巡航していて、横を通過しているトレインは、一瞬ムッとするも気に止めない努力をした。
いや、正直言うと付き合っていられない。
今の覚えておれ。。。
そう思ってみるのみであった。
彩湖には、登りが3箇所ある。
そののぼりに差し掛かると、ペースが落ちるような気がしていた。
ボクレールよろしくのゆらゆらダンシングで、疲労度合いを見ながらパスしていく。
先ほど抜かされた車列を登りで十分ビートできた。
その後、私は一つの結論に至った。
「私は、登りでは負けない」
その反面、並以上だと思っていた平地での最高速度は、並以下、クラス分けすると、下の中くらいであることが判明した。
しかし、そのタイムさをのぼりで挽回できる。
つまり、私は登りが得意であるようだ。
自分では、意外に思っていたデータである。
でも、それは優位にならない。平坦路に戻ると、たちまち抜き返される。
第3スティントは、さらにペース配分に気を使った。
心拍を最大でも170に押さえることを意識した。
その結果、2ラップ交代では?と話をしていたのに、3ラップ走れた。
もっとも、3ラップ目はきつかった。
第4スティントも、この感じで行った。
もう私は直線で遅いことはわかっていた。
逆に、登りでバリバリと抜くことができるのをみて、
自分の特性を今一度見直そうと思うのである。
終わってみれば、とにかくきつく、でも、チームのみんなとこの苦労を分かち合えた喜びもあり、とても充実した一日でした。