
「タイムトライアルジャパン ステージ3 袖ヶ浦」
にチームで参戦してきました。
未登録のメンバで固めたため、ノーマルクラスで参戦です。
実は先日のひょうたん池の後、筋肉痛だと思っていたのがひどくなる一方で、
しかも階段の上り下りができない日々が続いていました。
どうも軽い?肉離れになっていたようで、前日まで本当に自転車に乗れるようになるのか?不安でした。
木曜日にようやく階段が登れるようになり、
金曜日に自転車に乗れるようになりました。
レーシングスピードの強度で足が使えるかどうか?
と言うのが不安でしたが。。。
そして何よりも、今回はチームメイト、それも化け物で知られるうちのチームの狂犬azulさんがさらに化け物というきあずま君を会場まで載せていくという超大役を仰せつ、、奪取させていただきました。
もうそれだけで、私の仕事はなしえたようなものです。
さて、大雨の中会場について、まずはローラーで自分がどこまで動くのか様子を見てみました。
今回はレギュレーションぎりぎりのC35を履いていきました。
ノーマルクラスでも36mm未満のハイトホイールを認められています。
しかし、C35は絶対反則だと思います。
あんなに良いホイールでハイトホイールの影響はないと言い切れるのでしょうか??
本当はZERO戦を履いていくつもりでしたが、怪我をしているということでお許しください。
して、まずはインナーに入れて高回転の様子見。。。

200rpm出ないにしても、まあまあの回転数で足が動きます。
悪くないな。。。
今度はアウターに入れてまわしてみました。

えと、100km/hでました。。。
行ける鴨??
その後コースを試走して川の状態を確認!
酷いものです。。。
川ではありません。1ヘアがまさか湖です。
しかもクリップあたりの深い位置にあり、
コーナー進入時にはそこは見えず、
侵入して初めてクリップが湖に水没していることに気づく有様。。。
遅いです。
もう突っ込みますた。。。
ハンドルを右に切って、左に切って、
バイクは暴れるは、なんだか、かんだか。
あれは無理です。
今日はとてもではないけど、走れる気がしれません。
たぶん、あそこは落車祭りになるでしょう。
自分が抑えることができても、後ろの人を巻き込んでしまうかもしれません。
そこでラインを変えることにしました。
アウトから入ってインには着かず、ハンドルを離してそのままアウトに向かう。
これだと思いました。絶対的な自信もありました。
出来ればあそこは私が先導したいと思っていました。
でも、どうなるかはその時にならないと分かりません。
そうこうしているうちに発走の時間です。
ハスって落車するか、チームメイトを落車させてしまうのではないか?
そればかりが頭によぎり、スタート台に立つとそればかり怖くて怖くてたまりませんでした。
スタート。
筑波8耐とは別の緊張感です。
「やめてくれ」
一言で言い表すとそれです。
スタートしてすぐに体制、順番を整えました。
先頭はドクター、強力です。
たぶん400w位出ていたと思います。
否、今データを見たら瞬時に43km/hまで加速し、767w出ていました。
中切れが起きていて、Nさんがドクターに早すぎると叫んでいるようでした。
1コーナーを登りきるとドクターからNさんへチェンジ、若干の下りをこなすと
Nさんとパパが後ろを見ている。。。
パパに変わったところで、私は再び620wだして先頭へ。
待っていました、1ヘアで私に変わってもらうなんて運命です。
私がclioで筑波山を走っているときに後ろからついてきたことがある方なら、
私の癖は知っているでしょう。
それと同じ、
フロントブレーキを2回クリック
車の向きと荷重をリセット
下りの侵入で車を出口加速方向に向けると、あとはバイクに捕まるだけ
繰り返しますが、侵入の前にチョンブレを2回のみ
後はブレーキなんて掛けません。
湖は川になっていました。
なんてことありません。
バイクはすでに出口を向いています。
何もすることはなく、ハンドルはニュートラル、アクセルはパーシャルで行きます。
そのままの勢いで登りを300w位で登ります。
が、長く引きすぎました。
次に変わろうと下を向いて後輪を確認しました。
後輪の横にあるはずのチームメイトのホイール
が
ありません。。。
なにかおこったに違いない。
後ろから、何か叫び声が聞こえます。
1ヘアで落車があったのかもしれません。
後ろを見ます。
チームメイトが見当たりません。
正直、終わった。
そう思いました。
それと同時に私は垂れ始めていました。
そしたらチームメイトが必死に追いつこうとしているのが見えました。
このまま垂れていれば合流できる。。そう思って220w位残して踏んでいました。
その後チームメイトと合流。
パパを失っていました。
が、チームメイトは私までの合流で足を使っているはずなので、
このまま私が引きます。
2ヘア、ここは川が2本横断しているだけで問題ないと思っていました。
そしたら侵入時のブレーキでリアの荷重が抜けたのか、
オーバーステア、それも底が無いオーバーステア、
ここまで行くとリアがブレークしていると言ってよいと思います。
ハンドルをニュートラルにしてアクセルはパーシャル、とにかく車をもとの姿勢に戻します。
コーナーのアウトではカメラマンがこちらの写真を撮っています。
そのカメラマンの方へ、方へ、方へ、方へ、方へ、方へ、どうなる!?
バイクがようやく静まると出口へ向けてやっとパワーをかけてスピンを回避しました。
袖森の舗装は新しく、雨とはいっても高いμを誇っているはず。
リアに履いている、クソタイヤがクソなんだ!
(俺のR1Rならこんなことににはならない!)
ドクターに先頭を変わってもらい、ホームストレッチに向けて我々は加速していきました。
ホームストレッチを過ぎたあたりでまた私のターンです。
このまま1ヘアを下って登るまで私が引く!
そうさせていただきました。
最近、スーパーバイク選手権をみて、コーナー時の体の動きを参考にしています。
正確には、私の体の動きがスーパーバイクのコーナーワークと同じかを確認しています。
私の体の動きは極端ですが、スーパーバイクの選手数名が私と同じ動きをしているのを見ています。
たぶん間違ってはいないと思うのです。
前走者をなんとか1コーナー先からの登り区間でパスし、
また1ヘアを例のラインで攻めます!
そして登りを400wで登って、チームメイトに交代だ!
そう、後輪に目を下すと、そこにはドクターの車輪が
な
い?
どこで狂ったのか?
あのラインはみんなも覚えたと思う。
登り400w程度ならついてこれるはず、
どこで?なにを?どうまちがった?
チームメイトを少々待って合流、
2ヘアで速度を落としてもらうように掛け声をかけて、
今度は私が先頭。
たったのこれで終わりだ、
こんなに苦しい思いをするのも、
たったあと数十秒だけだざまーみろ!
500wで最終コーナーを抜けて先頭交代。
きつかった
このとき、ほぼ私の最大心拍である192をマーク。
ゴールラインを抜ける際、
アルティメットクラスを走るチームメイトがピットレーンを出ていった。
なんてドラマチックなんだ?
○×▽■!!!
いけーセマス!!!
と叫んでこの日は終わりでした。
結果は惨敗も惨敗。
私のラインどりは、チームメイトが描いていたものとは大きくかけ離れていたとのこと。
1ヘアで私がぴゅー!と進んでしまい、それに追いつくことができなったそうです。
ラインどりであそこまで差がつくとは思ってもいなかった。とはチームメイト談。
これでもclio乗りです。
筑波サーキットでどうすれば速く走れるか?
を考えてきた私ですので、ラインが一番重要であることは知っています。
あそこでのラインは我ながらあれしか正解は存在しないと確信していました
。
でも、私が一人飛び出てもチームTTでは意味がないのです。
一人が飛びぬけて後続を引けるか?
ついていけなければ意味はありません。
この点、我が隊列はいくつもの失敗を犯していました。
一人でとびぬけてはいけない。
もしとびぬけるパワーが出せても8割、7割くらいで押さえて、
それよりも隊列の後ろまでのスピードをいかに上げるか?
こんなの普段の練習でもやったことはありません。
こんなに難しい世界があるなんて知りませんでした。
私らは無知すぎました。
しかし、これは普段の練習にも生かせると思いました。
機関車としての列車の牽引。
まだまだ考えるところはありそうです。
結果は悔しくてたまりませんが、
それ以上に得るものがありました。
またリベンジしたいですね。
さて、それはさておき

個人アルティメットを控えアップするきあずま君
やばいです。
とても笑顔がステキな超好青年なのですが、
かっこよすぎでしょ!
目つきと、雰囲気がまるでさっきまでと別人。
ってか、周りのローラに乗り始めている人も、
オーラを放ち始めています。
あれ?
あの方はイナーメのポールさんでは!?
い!ドラゴンさんもいらっしゃる!
い!目の前の方は、クエルポ奈良の選手!?
あれれ?試走エリアでぐるぐる回っている方はロヂャースの選手では!?
え、てか、今日、なんでたっけ??
Jプロツアーでしたか???
JPTタイムトライアルでしたか??????
っての方がちらほら、
やばい、やばい、やばいよぉ~
(日本でいちばん早い方がちらほらいるお~)

さて、きあずま君発走!
ちょーかっちょえ!!
化け物が、化け物と呼ぶまさに化け物です!!
ホットシートでみんなに弄られる様子はほんと癒し系ばけものでつ!!
セマス、としては結果を残せませんでしたが、
勉強するなにかがあると思います。
最後に、azulさんとオレンジさんのチーム「チームD&T太陽と空」が
同日開催のTOKYOエンデューロでV2の重圧を押しのけV3を達成しました!
冬、春とピットでお手伝いをさせていただいたチームなので
自分のチームの事のようにもう嬉しくて嬉しくて。
おめでとうございます。
グランドスラームを達成した今、次は「強すぎて出入り禁止?」でしょうか?