FSWではWECが行われていた同じ日、
同じくエンデュランスレースであるかすみがうらエンデューロに参戦していました。
自分にとってかなり考えさせられるレース内容でした。
冒頭の題名にもありますが、化け物2二人。。否、狂犬2頭に思う存分仕事を残せた、と言う意味では誤っていなかったと評価していますが、この化け物二人で勝てたレースを台無しにしてしまった感は否めません。
そんなふがいない私を、またポディウムに載せてくれた化け物2名に暑く御礼。
サーキットで開催されるエンデューロのイメージで、走者順を提案したのが誤りでした。やはり公道で行われるレースは、サーキットの体ではありませんでしたね。
何といってもスタート直後の登り、
終始足にダメージを残さないためにインナーで登っていたのはもはや内緒です。
持ち時間の最後になると、インナーの19Tあたりで登っていましたよ。
そして長い下り、と細い行動、最後は長い、長い、長いストレート。
とても良いコースです、第一感想は楽しい!
しかし、ひどくつらいコースでした。
スタートは私から。。
azulさんにこれ以上ないベストポジションまで誘導してもらいました。
しかし、なんかどうもいつもと感覚が異なるような気がしています。
サーキットで行われるエンデューロとなんか、周りの感じが異なるように思えました。
今思えば、ホビーライダーと本気なレーサーの違いだったのではないのか?
スタート1周はオープニングラップで追い越ししない!と言われていましたが、実態はがちがちな競争が始まっていて、中には肘で打ち合っている姿も見えました。
スターターは回数を経験してきていますが、どうも感じが異なります。
話に聞く実業団レースの体でした。
アクチュアルスタートを切ると直角コーナー二つで登り区間へ、
この登り区間はさほどきついペースではありませんでしたが、すでに渋滞の家中にいた私は集団の後ろから前に上がれず。。。
集団内で登りをこなすと、ここからがひどかった。
下りで集団が縦に伸びていて、まったく前に上がれません!!
下りで追いつけないなんて、意味が分からない。。。
湖畔につながる細い向かい風区間で集団は早くも二つに割れて、私は第二集団の後方で耐えていました。
ホームストレッチに入ると、集団は三つに割れていました。
私は第三集団後方に必死に食らいつくのがやっと。
一周してまた登り区間に入り、下りで追いつけず。
心拍は常に183~189と休ませてくれません。

今データを見返してびっくり、
アクチュアルスタート後に私がこれまで記録したことのない最大出力、1000wを出していました。ってか、私1000wも出たのね。。。
さらにホームストレッチは追い風ではありますが、なんかスピードが出ないのです。
のちに先頭集団にラップされたとき、彼らのスピードを見たのですが、45km/hほどでした、そんなにスピードが出ない追い風。私は単騎で42km/hほど出すのがやっとで、後半ダレダレ時間は37km/h位しか出ませんでした(スミマセン)
どうも違和感を感じるばかり。。。
最初は招待選手のサクソバンクFX証券与那嶺選手と一緒の組で回すことができました。前日、エキシビジョンとはいえ宇都宮でシクロレースに参戦したばかりの与那嶺選手に引いていただくのは申し訳ないので、彼女が流し気味でだった登りや向かい風区間は前で引いて、他の選手も一緒に回せました。
しかし、その後は気づくとたった一人になっていたのです。
与那嶺選手が下がるまで、レディーゴージャパンかな?女子の招待選手と数名の小さいパックで回すも、それ以降は一人旅。後ろについてくれる人が現れても、その後は一人旅。
思うに、コーナーが難しくて、それでいて高速なレイアウトなので、つけるにつけられなくて、一人旅になるケースが多いのかな?
今回はazulさんより1時間30分走れと厳命されていたので、なんとか、1時間40分走りましたが、最後はほんとにスイマセンサイクリングスピードでした。この時にラップされてました。
azulさんに引き渡して、私はもう視界が狭く、ようやくLUKE師匠がバイクを引いてくださっているのを確認すると、そのまま草村に向かって前からばたんきゅー。
20分くらいはそのままでしたが、これって、NHKチャリダーでazulさんがあざみのレース後に倒れ込んでいるあの図そのもので、万が一それを知っている方が見るとちょと調子悪いので、起き上がろうとしたところそのまま足が攣り、あうーともんどりかる始末。
azulさんスミマセン(涙)
そんなのやっていたので写真もなく。。
肝心なazulさんは、お知り合いの方と練習モードに入っていました。
私の失態で、一時は24位という、このメンバには許されざる順位でしたが、
azulさんのころには14位以上まで回復していました。
この時点でかなり大変な事態です。
そして、アンカーのきあずま君にすべてを託しました。
azulさんが2位の選手に位置付けていたので、その選手とラップを重ねていくのだろうと、azulさんも私も思っていました。
次の週、そのきあずま君の回りにその選手はみあたらず。。。
「あれ?」
どうやら登りで千切ってしまったようです。
その後も快進撃は続き・・
スタート後の登り終了地点できあずま君を待っていたら

すげーたのしそう!!
でも!?ピース??
どういうことが?
3時間引き続けてきたフォルッツァの武井選手も、流石にここでは下を見いていたのに!?
とても、私には、いや普通の人には、いや普通の実業団レーサーも、あの場所でこんな余裕はないと思うのだが、どれだけ化け物よ??
ここからは、圧巻のきあずまショーでした。
私が24位、azulさんが14位、きあずま君で6位
はい?普通むりでは?
ゴール前も

なんでこんなに楽しそうなんだ!
ゴール後、wizspoの方に今回のレースを振り返ってどうでしたか?
と聞かれた時のコメントが以下の通り。
BKH:苦しかった。ぼろぼろだ。
azul:苦しさを通り越して気持ち良かった
きあずま;なんか順位とかよくわからなかったからとにかく全開で行ったけど楽しかった(笑)
ふぁっ!?
気持ち良かったとか、楽しかったとかどうなっているの!!!

チームとしてはポディウムに上がれたことはポジティブなことだけど、
どうも、不甲斐なくていけません。
今は仕事が大変な状況にありますが、
この状態を打開して、自分をさらに上に押し上げていきたいですね。