ちょんまげインプのブログ一覧

ZD8に乗り換えて初の浅間台はホントは今日のはずだったのですが、どうしても我慢できずに慣らし期間中に先々週に一人で行ってしまい・・・というわけで、今日はもともと約束していたハチロク乗りのTさんと一緒に浅間台へ。
週間予報ではギリギリまでしつこく雨マークがついていてヤキモキしましたが、夜が明けてみると快晴！

いい天気で来て良かった。

で、今日は前後ブレーキパッドとサイドシューを交換したので、その具合を確認したかったのですが、もう一つ大事な目的が。
それは、TさんのZN6ハチロクと乗り比べをさせてもらうこと。
これは最終型とのことで、前オーナーがトムス？のエアロを組んでいて、ジャッキUPの際にちょっと苦労をしたり、あとはハミ出しでディーラーお断りのホイールがついていたり。
足回りはスーパーオーリンズが奢られていて、LSDはもちろんクスコの機械式。
しかしシートやブレーキパッド・シューは純正のまま。
ちょうどオーリンズとクスコLSDを来月辺りに入れる予定なので、どんな感じかとても関心があるのです。

ちなみにクルマとしては、こんなこと言うと先代ユーザーに刺客を送られてしまいそうですが、新型のZD8のほうがZN6より格段に洗練されていると思います。
外観は好みの範疇ですが、まずドアの閉まる音と感触が段違い。
そして車内も、８６はおとこのこむけ(笑)という感じでちょっと落ち着きません。
シフトの感触もZD8のほうがカッチリ感があります。
これは昔から感じていましたが、先代はクラッチが軽すぎてそれが気に入りませんでした。
で、走らせてみると、直線の加速はやはり排気量の違いか新型のほうが速い。
が、この８６のブレーキはとても良く、純正パッド＋シューなのに簡単にリアがロックしてサイドターンに持ち込みやすい！

また機械式デフのせいでターン時のリアのスライドの維持が楽。
純正トルセンでも十分いいな～と思っていたのは気のせいだったのでした。
スーパーオーリンズは、イマイチ何がどうだか感じ取れなかったのでコメントはナシ・・・。
でもスーパーオーリンズのおかげでサイドターンがやりやすかったのかもしれません。
（筆者注：偉そうなこと言っても所詮はFR初心者の素人のたわごとです）

ハチロクは２本走らせてもらい、とてもいい経験になりました。
ウチのZD8はサードターンの前に「サイド効くかな、効かないかもな…」などという迷いが邪魔をして、サイドを引く力がどうしても一定になりません。
その点確実に効くことが分かっている８６は、常に同じ動作で同じ結果になる（だろう）という安心感がありました。
もちろんワシは、常に同じ動作なんてできませんし結果もバラバラなんですけどね(笑)

で、Tさんは初めて乗るワシのZD8を、割と簡単に乗りこなしてました。


ちなみに今日は、２人して最初の２本～３本ミスコースしていて、お互いに指摘しあってようやく理解できたので、やはり同行者というのは大事だなと実感。
前回ひとりで走った時は、最初から最後までコースミスしていたことに気づかなかったのですから・・・
あとは、ターンの時にアクセルをあんまり吹かさないほうが小さく回れるということに（今更）二人して気づいたり・・・

で、二人とも午前だけで１６本ずつも走れてしまい、経験値もUPし学びの多い練習となりました。
さあ、次はいつ走りに来よっかな！

ZD8が納車されて一か月（納車待ちで４か月）経ちましたが、ホントに面白いクルマですね。
これまでGF8（スポーツワゴン）、GC8（STIのRA）、GPE（XVハイブリッド）、VAB・・・と四駆でドア４枚（以上）の車にしか乗ってこなかったので、FRで２枚ドアの車なんぞに興味はなかったはずでしたが、こんなことになってしまいました。

独身時代に４枚ドアしか乗ってなくて、結婚して家族持ちになってから２枚ドアにするなんて、どんなアホなのでしょうか・・・。
（買ってからの批評まとめはこちら）

しかしなぜ買い替えしたのかと言うと、いくつかの理由が絡み合っているのですが、最も大きかったのがVAB後期型の、これから来るであろう多額の維持費・改造費。

四駆なので、ジムカーナを楽しむにはフロントLSDがやっぱり要るよなあと考えていた（GC8の時にフロントLSDを入れて「これが本当の四駆か！」と実感した）のですが、LSDの代金はまあ置いておくとして、ミッションオイルをそれなりにいいものにしないといけない＋頻回に交換しなきゃいけない＋毎回４リットル必要。

これは死ぬなあ・・・と思っていたのとは別にブレーキも問題で、ヘタにローター径を拡大した上にドリル穴なんて開けてくれちゃったせいで、サーキットだと熱ですぐ歪む。
それにローターを替えるとしても純正はものすごく高い。
しかも社外品にしてしまうと保証が効かないらしいし、さらに社外品でも高い。
パッドも種類が少なくどれも高い。
タイヤも当然サイズがデカイから高いし、それに重い！

そして走りは・・・確かにパワーはものすごいのですが、踏み込んでもとても制御できるもんじゃない（ワシがヘタレなだけでもある）。
そしてクソ重いし、デカい。
大好きなサイドターンは、GC8の時にはFRかよ！っていうくらいにクルクル回れていたのですが、どうにもうまく回れない（ヘタだからだよと言われます）。
おまけにジムカーナで水温が上がると、すぐエンジン警告が出る（いちいちバッテリーを外してリセットする。一応はOBD２アダプタ接続の解除機器もあるけど）
それらの問題はVAB前期ではなかったので、もしVAB後期に乗り換えてなかったら、ZD8への乗り換えもなかったかも。

・・・そんなこんなでモヤモヤしつつ、そうはいっても乗り換えなんて夢想だにしなかったのですが、それをZD8はぶち破ってくれたのでした。
もっとも、昨年９月に１度２０分程度、ディーラーの周辺を試乗した時には
「へー、新型BRZね」
くらいにしか思っていなかったのです。
が、その後に
「ちゃんと試乗記かかなきゃ」
と思って１時間以上、高速も含めて一人で好きなように乗らせてもらったら一変、
「これに乗り換えたい！」
と思ってしまったのでした。

思えば試乗だけで急にほしくなってしまったのは、ＸＶハイブリッドとＺＤ８で２回目です。
十数年前のフォレスター試乗のブログ記事で「買わないくせに偉そうなことを言って云々」とかいう苦情コメントがいくつも来たものですが、やはり試乗ってのは買う方にとっても、売る方にとっても大事なのですね。