2015年10月26日
ハイランド2015参戦報告
【全日本ラリー】ハイランドマスターズ2015
Day1を2位で折り返すも、Day2の痛恨のクラッシュにより無念のリタイア
・寺島/関根クルーは、「シロキヤ・DL・インテグラR」(DC2)にて、ハイランドマスターズ2015のJN5クラスに参戦した。群馬から約2ヶ月、舞台は地元中部の林道のリズムで走れる高山へ。業務でアフリカ・中近東出張の為練習時間が限られる中、その間トランスミッション、サスペンションのOHを実施、地元中部での残り2戦に備え、当日を迎えた。
・2015年シーズンの全日本ラリーはことごとく雨に見舞われていたが、今回の高山に限っては結果的に3日間とも晴天に恵まれた。高原の為気温が低く、早朝は夜露で一部路面が滑りやすい状況もあったが、基本的にはドライの絶好のコンディションでの戦いとなった。
今回は昨年の実績からDIREZZA03Gの〇〇コンパウンドが路面にマッチしているとの情報だったので、前後とも〇〇コンパウンドをチョイス。初めて履くタイヤであったが1本目からグリップをしっかり把握すことができ、SS1からセカンドベストを獲得。SS2こそトップと20秒近く離されるも、SS3は2位にキロ1秒差をつけるベスト、SS4も同秒ベスト、SS5セカンドベスト、Day1最終のSS6もベストを獲得。終わってみれば1位に14秒差の2位と、今季最高の出来で1日目を終えた。
・Day2も朝こそスタート会場は雲につつまれるも、次第に晴れに。この日も同じく〇〇コンパウンドを選択しスタートへ向かい、運命のSS7を迎えた。残念ながら、結果としてはスタートして約1km地点で路側の岩に右リアタイヤを接触し、サスペンションを大きく破損、自走不可となりその場でリタイヤとなった。。
(幸いドライバー・ナビゲーターともに怪我無し)
・直接的な原因は、朝イチの夜露で少し濡れ気味の路面の中、緩い右コーナーに5速全開で進入。まだ温まり切っていないリアタイヤと、レッキでは気付かなかったコーナー中のわずかなギャップにより、旋回中の車両が不安定になり、その後カウンターステアからテールスライドし岩にヒットしたというものだった。
しかし、状況としてはもう少し真相がありそうで、自身にとって初めて優勝を狙える好位置で2日目を迎えたことにより、1位を取りたい気の焦りや、普段にないプレッシャーといったメンタル的な面も考えられる。
また、さらに悔しかったことに、実は1位を走っていたクルーが、自分のクラッシュしたポイントのすぐ手前で転落コースアウトをしていたことを後になって知らされた。たらればで言えば、それが分かっていれば自分はそこまでプッシュする必要は無かったことになる。(が、それもラリー。。) 後からそのクルーと話すと、彼らも2位からのプレッシャーからオーバーペースになり、クラッシュしたとのこと。結果的には1位2位が自滅し、3位以下に棚ボタをプレゼントしていた・・・
・今回、良い位置に居ながらクラッシュにより完走できなかったこと、車両が大破したことは大変残念だったが、勝負する状況でのメンタルの持ちようの難しさ、メンタルのコントロールの必要性を学んだ(高い授業料となったが…)。車両はなんとか新城に向けて修復予定であり、今回のことを反省して結果に繋げたい。
・次戦は10月30日-11月1日の新城、最終戦。ご声援よろしくお願いします!
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Posted at
2015/10/26 23:16:03
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