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１０月の本施行までは、アルコール検知器の使用は義務ではなく、運転前後の運転者の状態を目視などで確認し、酒気帯びの有無を確認する、そしてその記録を１年間保存する、ということになっています。

これは言うまでもなく、昨年の千葉県八街市での事故がきっかけです。

私の勤務先は、運転するのは私を含めて２人、車も２台なので、この条件には当てはまりませんが、年明けにアルコール検知器を導入しました。

二人で共用するということで、昨今の状況も考慮し、

導入当初、本当にアルコールを検知するのか？と、あるスタッフがビールを少し飲んで計測したところ、しっかり反応が出ました。センサーの反応は確かです。

しかし、このセンサーには寿命があり、おおむね１～２年、または計測回数５０００回～１００００回でダメになってしまうので、センサーを交換するか、本体ごと買い替えなければなりません。調べた限りでは、全てのアルコール検知器のセンサーに寿命がありました。なかなかの費用負担になります。

今回の法改正は準備期間も短く、また、半導体不足の影響もあり、現在、アルコール検知器は非常に品薄になっています。今回は２ヶ月足らずで入手できましたが、最近、同じものをもう一台頼もうとしたら「半年以上かかるかもしれない」と言われました。１０月の義務化に向け、アルコール検知器の種類も増えるでしょうが、奪い合いになるのは間違いなさそうです。

飲んだら乗るな、は当たり前なのですが、それが出来ない人が増えたという事でしょうか。なんだか、悲しいですね。