ミニルーター『TACKLIFE PCG01B』の修理

ここ数年の間に購入したツールの中で最も利用頻度の高いのが、2年前にAmazonにて購入したミニルーターです。

あまりにも使えるので錆落としや部品の加工に使いまくっていたら、ある日突然、使用中に異音が発生するようになりました。これでは近隣住民に迷惑が掛かるので作業をすることができません。

このミニルーターは今でも3,000円弱で購入できるので買い替えても良いのですが、異音が発生する以外はバッテリーの持ちやスイッチの操作性に全く問題がないので、出費を抑えるためにモーターのみの交換が可能かどうか検証してみることにしました。



ところがこのミニルーターに搭載されているマブチモーター『FF-180SV-3245』の入手の仕方が分かりません。メーカーHPにて部番を入力してもヒットせず、ネットで検索しても同部番の商品が出てきません。




仕方が無いのでモーターの外観サイズから類似品を探しますが、電気に弱い私は探し方が分かりません。そこで荒っぽいやり方ですが、180サイズで一番安く買えたモーター『F180-2385』を送料込み380円で購入して交換してみました。




ところが購入した『2385』は『3245』と比較して明らかに力が無く、3段階に変化できる回転スピードを最大の3にしても以前のモーターの2程度の力しかありません。これでは今までのようにガンガン削ることが出来ず、修理に成功したとは言えません。




そこで新旧双方のモーターを分解してニコイチモーターを製作することにしました。モーターの分解はカシメを外すだけで簡単に行えます。




まず、ハウジングのメタルを交換しました。見た目だけでは摩耗の具合が分かりませんが、新品に取り換えると明らかにガタが減りましたので、目視できないレベルの摩耗が進んでいたということですね。




エンドベルは旧品のブラシ（？）が破損していたこともあり、新旧で入れ替えて使用することにしました。こうすることでメタルも同時に交換できますので手間も省けます。




再度組み付けてみると、以前と同じ勢いを取り戻しました。明らかにローターのガタが無くなり、異音の発生も完全に収まりました。あとはしばらく使用してみて耐久性を検証したいと思います。