本日の宿は、下呂市(旧小坂町)湯屋温泉にある泉岳館。湯屋温泉は、現在休館中の日帰り入浴施設「ひめしゃがの湯」のある下島温泉と川の分岐に沿って、すぐ近くにある温泉です。ここに来たのは2回目。1回目は、ひめしゃがの湯改装時に臨時で行ってた日帰り入浴です。【館内】奥に見える飲泉所の所が浴室の入り口で、手前のドアが今回の部屋。部屋と浴室が近いの最高です!【昭和25年の成分分析表】最近の分析表の表示は、次のとおり。源泉:泉岳館泉泉質:単純二酸化炭素冷鉱泉(低張性・弱酸性・冷鉱泉)【飲泉所】炭酸泉で有名な湯屋温泉・下島温泉。飲泉用のコップも準備されているのですが…以前にも確認して解ってましたが「鉄臭い微炭酸」。周りの色見てもらえばわかりますが、鉄分を多く含んでるので、個人的にはグイグイ飲めるものでは無いです。ウィスキーやカルピス等を割って飲むのは美味しいようですよ。【浴室と内風呂のフチ子】右側がぬる湯、左側が温湯。ともに加温源泉かけ流し。ただ、本来40度程の泉温に調節してるはずの左側が妙にぬるくて…加温を止めてるのかな?【下からポコポコ】右側の浴槽は、ぬるめに加温された源泉とそのままの源泉が中央の簀の子から湧き出しています。入浴していると全身にびっしりと気泡。平気で1時間は浸かったままです。こちらでは30分ですが、貸切で露天風呂が利用出来ます。チェックイン時に希望時間を記入して、全ての宿泊客が記入した後は、予約表が露天風呂入り口に置かれるので、空いてる時間に入れます。本日は、3組だけのようで、いつでも入れそうでした。【濁流】部屋の下を流れる川は、増水して濁流。雨も止む気配はなく…心配です。そう言えば、昨年下島温泉に来た時も大雨だったんだよなぁ…。【貸切露天風呂 巖立】貸切の露天風呂は、屋根付きなので今日みたいな雨の日でも大丈夫。露天風呂なので、加温が強めで熱め。【露天風呂のフチ子】先ほどの写真奥の石臼みたいの所から源泉がポコポコ湧き出します。ただ、湯屋温泉ぽく無いなぁ…というのが正直な感想で鉄分を除去してるのか、色づきも殆どありません。なので、この1回しか利用しませんでした。その後は、再び内湯に戻って、炭酸の気泡と戯れておりましたら、あっという間に晩御飯です。【乾杯~】本日のお酒は、【永久(とわ)】天領酒造(下呂市)の「オリジナル冷酒 とわ」。同じ下呂市(旧萩原町)内の酒蔵の酒ですね。【裏書】ひだほまれ100%を55%精米で醸した純米吟醸酒。さらっと飲みやすいお酒です。飾られてた空き瓶なので、製造年月日は参考になりませんけど。【料理】食前:初夏 青りんご炭酸泉割りと季節の前菜3種源泉しゃぶしゃぶ:飛騨牛と季節の彩野菜12種焼物:小坂のあまご塩焼き蒸物:擂り大和芋入り茶碗蒸し食事:飛騨産こしひかり、味噌汁、飛騨漬物水物:檸檬シャーベットやまもも添えごちそうさまでした~今回は、少し控えめの料理プランだったので、昼に食べ過ぎても全然OKでした。【甘味】(2個入り。1個食べてから気づいて撮影)チェックイン時に、部屋に置かれてる甘味。蒸し器の中には温泉饅頭と炭酸泉。温めて熱々が食べれるという…面倒だろうけど、他の温泉地でも真似して欲しいなぁ。疲れがあったのか、この雨と濁流の音(2重窓で随分抑えられては居たのだが…)の中、早々に爆睡。ちなみに、湯屋温泉街の3軒の宿は日帰り入浴を受け付けておらず(前回の日帰りは、ひめしゃがの湯改装の臨時措置で、今回の休館に対しては行ってない。)、基本1人客も受け付けていなかったので、下呂と飛騨高山の間に合って、良く通るのに縁の無かった温泉地。それが、今回1人客でも受け付けてたので、速攻ポチッた訳です。暑くなってきたし、やっぱりぬる湯だよな~という思いもありました。それが、この大雨でぬる湯が仇となるとは…。深夜に目が覚めたけど、意外に寒くて結局そのまま朝まで眠ってしまいました。続く