九州から帰ってきて間もなくでしたが、すぐ値段が上がって落札出来るわけないと思っていた商品の落札通知が届きました
それがこちら

30セルシオキャリパーとアリスト用ブラケット、それにGSローター?との組み合わせです
新品で買えば余裕で20万を越えるようなキットだったと思いますが、ほとんど摩耗のないスリットローターがついてて31500円でした
非常にお買い得です(^^;)
でも旅行から帰ってきたばかりで金欠でした
慌てて掻き集めて無事手元に届きました
こちらが届いたブレーキローター

一般的なローターと違い、いわゆる逆ベンチと呼ばれる構造です
ベンチレーションの穴が表側に開いていて、両面から空気を取り入れるようになってます
おそらくクラウンかGSあたりのローターだと思われます
裏から見るとこんな感じ
こちらは現在装着中のノーマルベンチの80スープラローター

裏側からのみ空気を取り入れるようになってます
どう違うかというと、表と裏から空気を取り入れるので冷却に有利なのと、構造的にディスクの剛性が高いのだそうです
あとこのローターの直径は334mmなので、スープラより直径が10mmほど拡大され制動力のアップが少しだけ期待できます
ただし、いろいろと調べてて届くまでに心配してたことが一つ
30セルシオのローター直径は315mm、今回のローターと20mmも違います
直径が変われば円弧の形も変わるため、キャリパー側には5mmほど削り込む加工が必要となります

赤部分がローターとキャリパーの干渉部分になるため、ローター径に合わせた切削加工が必要です
簡単にイメージを描くとこんな感じです

水色部分がキャリパーで、青いラインがキャリパーの内部構造
白い円が径の小さいローターで、ピンクの円が大きい径のローターです
青いラインは白のローターに合わせた形になっているので、そこに大きい円のローターを持ってくると青いラインに当たってしまうということですね
しかし出品者はこのキットを実際に装着しておらず、また中古として購入したので実際に取り付くのかが心配されました
ローターとキャリパーが別々に揃えられた可能性もあったわけです
そこが値段が上がらなかった原因かもしれないですけどね(^^;)
しかも出品者はすでに梱包済みで状態の確認ができませんという話でしたから、余計に嫌な予感がしてしまったのは事実です
で、実際に届いてから検証を始めたのですが、キャリパー側には一切の加工跡がなく、これはやられたのかと諦めていたところでパッドを見て気が付きました

矢印のところですが、段が出来てローターと当たっていなかったのが分かります
この組み合わせのキットではキャリパーを5mm削ってローターを逃がしパッド全面が当たるようにしたキットが多いのですが、このキットはキャリパーを加工せずに5mmほどパッドが当たらなくなるのを覚悟した仕様だったということだったんですね
80スープラや30セルシオのリアキャリパー流用でなる現象と同じことですね
確かに内側5mm捨てても、外側に5mm大きくなる方が制動力は上がりますからね
試しにパッドの段がついてるとこまでローターを入れると、この通り内側が5mmほど当たらないのが確認できました
たしかにキャリパーを5mm削り込むのは心配が残りますね
アルミ製ですし、ハードなブレーキを繰り返した時に開いたりしないだろうかと考えてしまいます
キャリパーを取り付けるブラケット作成のこだわりを考えると、加工が面倒でやらなかったというわけではなさそうですね
ローターとキャリパーの位置関係はブラケットですべて決まってしまいますので、この仕様を自分で変更することはできません
なので今回はバッドのはみ出る部分を削り落とす方向で考えたいと思います
そのブラケットですが、こんな感じになってました

30セルシオのキャリパーは、他のキャリパーのように足が出ていてボルトで固定するのではなく、キャリパー部分を直接ボルトで縫って留めるラジアルマウント方式です
ブレンボのキャリパーなどがそうですね
そのためブラケットさえ作ればかなりの車種に流用可能なのですが、30セルシオ用はキャリパー側には金属スリーブが打ち込んであります
これはナックルに固定した後に位置ずれを防止するものですが、流用する場合はブラケット側の加工の手間が増えるので削られたり抜かれていることが多いです
しかしこのブラケットはそれに対応した加工がされていました
しかも強度を重視したのか、アルミ系ではなく鉄にメッキを施したものです
わざわざ肉抜きまでして軽量化してあるので、こだわって作られた感じがしますね
どこのキットでしょうか
ただメッキが悪いのか、ちょっと錆が浮いてるのは残念でしたけど
(後日NETS SPORTSから発売されていたキットと判明しました)
ピストンとブーツの方は新品かっていうぐらいキレイでした

これならOHする必要はなさそうです

残念ながらキャリパーの塗装の方はこんな感じで浮き上がっていましたのでやり直す必要がありました
というわけで、やっと塗装剥がしが終わったところです

スリーブやボルト、ブラケットの赤錆びが出ていた部分はブラシで磨いて錆転換剤を塗って対処しました
あとは時間があるときにキャリパー塗装ですね
ブラケットとローターも塗装するつもりです
来月上旬には装着出来ますかねー
ただ最近暑すぎる毎日なので、休みの日にヤル気になれるかどうかが問題です
合わせて前後のブレーキパッドも交換予定です
今回入れてみるのはAPPのKG-1115、カーボンメタルのパッドです

機能としてはPFCと同じことを謳っていますね
みんカラのレビューも悪くないですし、ブレーキホースのメーカーでもあるので問題ないと思ってます
何といっても魅力は値段です
定価で前後15000円ずつ、オクで2割引きくらいで買えました
使用感はまたレビューしたいと思います
ただ難点は受注生産のため納期に若干時間がかかることですね
値段から考えれば仕方ないですかね
いまさらキャリパー交換とか考えていなかったのですが、これも何かの縁ということで交換してみます
なにかしら機能アップするといいんですが・・・
本来ならスーキャリが6.5Kgでセルシオが3.8Kgなので軽量化でき乗り心地も良くなると思われるのですが、ローターの重量増とブラケットが鉄製のためほとんど変化がないのではないかと思われます
それでも1Kgちょっとくらいは軽くなるんですかね
キャリパーの大きさによる見た目のインパクトは上がりそうですが、今回は後の補修の楽さから黒に塗ってしまう予定ですのでさほどインパクトはありません(;´∀`)
ただ運がいいことに、またもや番長で設定6を打つことが出来ました

最後の一伸びの2000枚は次に打った人なので万枚ではありませんでしたが、投資が少なかったのでキャリパーとパッド代は出ましたね
やっとAT中に引けた最強チェリーのおかげで300乗せ

これをキッカケにスラッシュが2回絡んで8000枚オーバーとなりました
まだまだ設定を入れてくれてるお店に感謝です
でも超番か絶頂引けたら万枚でしたよねー