
前回のブログの続きになります
少し早めに到着したので周辺を歩いてみました

こうしてみるとかなりの傾斜地に温泉街があることがわかります
自分が梅ヶ島温泉を知ったきっかけですが、ハスラーの納車で行く林道を探してました
この梅ヶ島温泉からは安倍峠を越えて山梨県まで行く林道ルートがあり検討してたのですが、調べたところ台風による土砂崩壊で現在も通行止めのままでした
なので林道は群馬県となったのですが、奥大井も含めて一度は来たいと思ってました
紅葉時期はさすがに宿が取れず、今になってしまったというところです
対岸へ渡りお湯のふるさと公園へ

こちらの滝には温泉が混じっているので、湯の花が出来てお湯が白く見えます
正面には岩風呂があり入れたそうですが、今は封鎖されていて覗くことも出来ません
岩風呂の上にある数字の札は源泉の井戸番号みたいです
そこから各旅館などに管が伸びているのですが、上手く隠してくれると雰囲気がよくなるんですけどね
お湯の…という名前なので、おそらく前は公園内の水路に温泉を流していたと思われますが、今は何もありませんでした
寒くなってきたので宿へ向かいます
今晩お世話になるのは「
思い出の宿 湯の島館」です

外見は昭和感がある建物ですが・・・
中はこんな感じです
現在は4部屋のみで営業されているそうです
大浴場はありませんが、貸切風呂が4つあり何処かのお風呂には入れるようになっています
そしてこの日はもう一組予約があったそうですが、なんと直前でキャンセル
自分一人だけのために全館フル営業してくれました
宿によっては客が少ないからと閉めちゃうとこもあるでしょうに、大変申し訳ない思いです
というわけで4つの貸切風呂は独り占め
すべて扉オープンでいつでもどこでも入れるという贅沢をさせていただきました
こちらの貸切風呂ですが、武田信玄の隠し湯にちなみ風林火山と名付けられています
入った時間はバラバラですが、4つの風呂をまとめてみました

おそらく昭和の時代は結構な部屋数のある宿だったと推測されますが、部屋数を絞り使わなくなった部屋を改修しお風呂にしたのかと思います
いつでも人目を気にせず入れるのでフルで部屋が埋まっていても贅沢な気分を味わえますね
お湯は俗にいう美人の湯
お肌がスベスベになるやつです
温度は40から41℃くらいだと思うので、熱すぎずゆっくり入っていられます
でも山のお風呂は屋外なので冬は厳しいです
外気温は氷点下なので体を洗うなんて絶対無理です
晩御飯の時間になりました
温泉とこの楽しみがあるから車中泊とかにハマらないんでしょうね
いきなり駿河軍鶏を使ったすき焼き風鍋からスタート

ちょっと多すぎ?
こちらでは認定食材をいろいろ使ってるそうですよ
海老芋はこんな感じに
食事の最後は紅ほっぺと紅ほっぺのシャーベット
料理は鍋を入れて9品ほどのコースでした
どれもとても美味しく大満足だったんですが写真が少なくて申し訳ありません
しかも量が多めでかなりお腹がいっぱいに…
最後のご飯はお茶碗1杯食べるがやっとでした
ほんとは軍鶏の焼き鳥も食べたいと思ってたんですが、頼まなくてよかったです
次回は食べたいですね
きっと一人分を作るなんて大変効率が悪いんでしょうけど、大満足な料理をありがとうございました
お腹いっぱいで動けるようになるまで1時間以上ゴロゴロしてました
落ち着いてきたら温泉です
すでに外はこの気温
翌日の気温も寒そうです

こういう日は温泉に入って体を温めて寝るのが一番ですね
朝が早かったこともあり、この日はグッスリ眠れました
翌22日も朝から快晴

谷が深いので日が入ってこず、外はヒリヒリとするぐらいの寒さです
目覚めの温泉に入り、朝食です

朝食も認定食材が使われていました
美味しおかずだったのでご飯3杯いっちゃいました
最後にもう一度温泉に入り、チェックアウトです
とっても贅沢な時間で最高でした
最後にオーナーに雪について聞いてみましたが、この辺りは降るけど道路には残らないとのことでした
バス通りということもあり除雪も早く、真冬でもノーマルタイヤで来てもまず問題ないとのこと
太平洋側ということもあり、数十年に一度の大雪でもなければ大丈夫なのかもしれませんね
今回は警戒してスタッドレスで来ましたが、全く必要なシーンはありませんでした
夏も涼しそうなエリアなので、また訪れたいと思います

後で知ったのですが、今年の9月にリニューアル工事をしたばっかりだったようですね
1番キレイな時に来れたようです
宿を出て最初に向かったのは、一つ隣の沢になる大谷崩れ

山体崩壊から扇状地が出来る過程の場所という感じでしょうか
江戸時代の地震をきっかけに崩れが始まり、いまもなお続いているそうですよ
日本三大崩れというものがあるそうで、そのうちの一つということです
岩肌が剝き出しになり、地質が分かるような山肌ですね

この辺りの流域はとにかく堆積物が多いのですが、それはこの崩れやすい地質に由来しているのかもしれませんね
ちなみにこの場所ですが、別荘地を過ぎると携帯の電波はありません
ドコモもauもダメでした
何かあっても誰とも連絡が取れませんのでご注意ください
真冬だと誰もいませんしね
以上で予定していたオクシズエリアの旅は終了です
夏や秋は混みそうなので、やはり冬から春先がのんびり出来ていいんでしょうか
贅沢させていただいた宿にはまた泊ることで恩返しをさせていただきたいと思います
そのまま帰るのは勿体ないので、国道1号線まで出て、丁子屋というとろろ汁のお店に寄ろうと思ってました
しかしあまりお腹は空いておらず、この後地図で見つけた場所に行くのにお腹いっぱいではツライと考え、寄らずにそちらに直接行くことにしました
その場所というのは、丸子峠のたい焼き屋です
なんでもこちらの売りはこれだそうです
大きさ60cmのたい焼きが食べられます
さすがにそんな大きなものは食べられないので、真ん中の26cmにしましたが、それでもこれだけの大きさがあります
普通のたい焼き3個分くらいでしょうか

頑張って食べましたが、さすがにちょっと飽きるくらいの量でした
味は昔ながらのたい焼きという感じです
あんこはびっしりですが、甘さ控えなので美味しかったです
お値段ですが、一番小さい16cmが250円、26cmが600円、そして巨大な60cmはいきなり上がって4000円です
もはやネタでしかない大きさですが、よかったらチャレンジしてみてください
自分は26cmでしたが、昼飯いらずでした
そのあとは近くにある宇津ノ谷集落へ

あまり集落は大きくはありませんが、古い建物が残る昔の宿場町です
その山には明治時代に掘られたレンガ作りのトンネルが残されています
歩いては通れますが、車は入ることが出来ません
そこにあった模型で説明すると、真ん中にあるのが宇津ノ谷集落
その先に明治のトンネルと横に大正のトンネルがあります
明治トンネルの上には峠道があり、江戸時代に使われていた街道です
大正のトンネルは現役です

現国道ははるか山の下ですね
掘削技術の進化がよくわかる場所でした
これで本当に今回の旅は終了
富士山を見ながら新東名でのんびりと帰ります
550キロほど走って無事に帰って来れました

初スタッドレスでしたが、高速を走ってる割には燃費が悪いですね
走ってても重い感じがしますし、やはりスタッドレスは燃費が落ちるようです
しばらく雪道に行く予定はないし、年内にタイヤを戻すかどうか思案中です