ふと思い出し冬の白川郷の夜景も見てみたいとなり、翌日に寄ることを考えたのですが、夜は村内に観光目的で入ることは禁止で、さらに度重なるマナー違反で萩町展望台とそこへ至る道路への車両の進入が24時間封鎖されているとのことでした
一般道は順調に流れ、下でも上でもあまり変わらなかったですね
9時には山の上にお城が見える城下町、郡上八幡に到着しました

こちらに寄った理由は156号線との分岐点だったのと、古い町並みが残っているということで見学してみることにしました
残念ながらお店の開いている時間ではありませんが雰囲気は感じられました
ちなみにここまで路面上には雪は全くありませんでした
こちらはいがわ小径ですが、こんな感じで風情ある景色が残っています
こちらは旧八幡町役場
町中を流れる吉田川も透き通っていてとてもキレイです
こちらはやなか水のこみち
こんな雰囲気の現役のお店も多数残っています

踊下駄というものがあるんですねー
30分くらい軽く回っただけですが、観光客には会いませんでした
こんなにのんびりした雰囲気なら、次はゆっくり回ってみたいと思いますが、何でも最近は外国人観光客が増えているのだとか…
食品サンプルが人気らしいですよ
今回利用した市営愛宕駐車場は無料開放されていました
看板は柱に固定されていましたので、祭りとかでなければ無料なのかもしれません

土曜日でしたが、早い時間ということもありゆっくり見ることが出来ました
今回郡上八幡に寄ってみたのは前から行きたいと思っていた場所だったというのもありますが、156号線でそのまま北上したときに突然雪道になると戸惑いそうだなということで一度雪道ドライブを練習したいと思ってました
そこでチャレンジしたのが郡上八幡から472号線を北上した先にある飛騨せせらぎ街道(県道73号線)です
紅葉がキレイということでチェックしていたのですが、冬季閉鎖されていないルートだったので走ってみることにしました

こんな感じで完全に遠回りルートですが、ドライブも旅行の楽しみなので(´∀`*)
西ウレ峠を越えて、158号線の清見のあたりに出るルートです
そこからは高速を通らず158号線で回り込んで156号で白川郷へ向かいます
しかし今年は例年に比べ雪が少ないようです
472号線の道の駅 パスカル清見までの道中は雪があってもこの程度
除雪も行き届いているのでずっとアスファルト路面です
道の駅パスカル清見に到着
こちらもほぼ雪がありません

売店の方に聞いてみましたが、ここはけっこう雪深い場所だそうです
今年はまったく降らないそうで珍しいと言っていました
しかし少し257号線を走りせせらぎ街道に入ると完全な雪道になりました

とはいえ除雪はされているので圧雪路面です
さっそくスタッドレスの制動テスト
想像してたのよりはるかにグリップがあってビックリ
普通に止まります
ステアリングもしっかり利くので圧雪なら安心して走れますね
もちろん無茶は禁止ですが…
べちゃぺちゃな雪や氷の塊の上は滑りますが、こちらは想定通りなので雪道ドライブが楽しくなりました
西ウレ峠の頂上に到着

路面は圧雪と凍結の中間ぐらいな感じです
ここから先は下り坂でしたが難なくクリア
道路わきにあった駐車スペースでは少し練習させてもらいました

おそらく初めて4WDモードになり、後ろから押される感覚を体感することが出来ました
北海道のようなどうにもならないアイスバーンは無理ですが、普通の雪道なら普通に走れるようになりました
こちらの道を選んで正解でした
158号線まで出たらあとは白川郷を目指すのみ
途中道の駅荘川に寄り、156号線に入って御母衣湖を横に見ながら北上します
途中、国道沿いにある旧遠山家住宅に寄ってみましたが、開いてませんでした
土曜日はやってるはずなんですけどね

この辺りはまで来ると雪はいい感じで積もっていますが、道路には全く雪がありません
一旦白川郷を通り過ぎ、道の駅白川郷に到着しました
こちらには土産物のほかに合掌ミュージアムというものがあります
半分解体された実物の合掌作りの家が展示されており、構造や作り方などが解説されています

上にいるのは人形ですよw
さすがに民家園などではここまでは見れませんね
さて、15時を過ぎましたので、今日の宿がある白川郷へ向かいます
北側から来ると通常は萩町の交差点を強制右折しなければなりませんが、宿泊者はそのまま直進し村内に入ることが出来ます
ただし日中の白川郷はこんな感じです

みんな建物を見ているので、上ばかりを見ていて全く車に気づきません
しかもほぼ日本人ではないので、日本人の感覚は通用しないので最徐行が必要です
そろりそろりと走り抜け、今日の宿に到着しました

今回お世話になったのは民宿きどやです
ムシロがかかっていて分かりにくいですが、合掌作りの建物になります
日本で有数の豪雪地帯のはずですが、あまり雪はありません
玄関を入るとこんな感じ
中は真ん中に廊下があり、両側が部屋になっています

セキュリティは何もありません
また障子1枚なので、話し声は丸聞こえです
ホテルに慣れた方には厳しいかもしれませんが、自分は全く問題なしでした
部屋はこんな感じ
元の建物から仕切りを作り直しているので、しっかり暖房も効きます
こちらはハウスルール

貸し切りでもない限り、夜に騒ぐことは出来ません
こちらは1晩3組7人を最大で受け入れているそうですが、自分以外はすべて外国の方でした
中国系の4人家族と東南アジア系の2人組だったんですが、みなさん騒ぐこともなく日本人と変わらない感じで過ごされてました
小さい子供もいたので煩くなるかと思いましたが、まったく問題なかったですね
こういうところに泊まるような方々はいろいろと勉強してから来られてるんでしょうね
まだ夕飯までは時間があるので、村内を散策してみます

自分のイメージしていた白川郷よりは屋根の雪が少なめ
ちょっと豪雪感が足りません
生活している人にとっては降らないほうがいいんでしょうけどね
ゆっくりと村内を歩き、坂を上って展望台までやってきました
1月27日土曜日の夕方はこんな感じの風景でした

数日前の大雪の時は道にも雪が積もっていましたが、すでに溶けてなくなっていました
屋根の雪も落ち始めていますね
さてこちらは展望台の写真ですが、この中に日本人はどれくらいいるでしょうか
正解はこちらで三脚を立ててカメラを構えている人たちだけです

体感は90%以上海外の方です
日本語は宿とお店の方からしか聞こえないといってもいいくらいのレベルですね
能登の地震があったり、少し待つと北陸割が始まるとかの状況もありますが、今の白川郷はこんな感じです
京都と同じくノスタルジックな雰囲気は感じることは難しくなってしまいました
5時過ぎまで待ったのですが、日没の時間を過ぎてもあまり暗くはならず…
ご飯の時間も近づいてきてるので戻ることにします

(展望台から宿まで歩いて20分かかります)
窓に明かりが灯った写真を撮りたかったですが、まだ明るくてあまり見えません
氷が張っていないのでキレイに反射してました
もう少し暗くならないと雰囲気が出ませんね
宿まで戻ってきました
右側が泊った宿で、左奥も民宿です
ご飯の時間となりました
値段の割になかなかの豪華さです

大根の味噌汁とか実家で食べるご飯のよう
白い液体は白川郷と言えばのどぶろくです
そして陶板焼きは飛騨牛です

上にバターが乗ってるとか犯罪級ですね
昼飯をまともに食べたなかったのもありますが、ご飯はとても美味しくペロッといっちゃいました
というより白米も美味しく3杯も食べちゃいました
大満足でした
さすがにちょっと食べ過ぎたので、少し動かないと寝れそうもありません
ということで行く予定はなかったですが、特権の夜の散歩へ出かけました
メイン通りも7時を過ぎると人の気配がありません
宿の隣には白川八幡神社があります
やはり夜の建物の雰囲気はいいですね
ただライトアップでないとカメラの夜景モードでもこの程度しか撮れません

車に三脚を置いてきたことを後悔です
やはりここは長秒露光で撮りたかったところ
奇跡的にブレずに撮れました
行くか行かないか散々迷いました
上ってる途中で引き返しもしましたが、もうこの時間帯で来ることはないかもしれないと再び展望台まで上がってきました

こちらはカメラの夜景モードで撮りましたが、肉眼でも見えるのはこんな感じです
自分の見たかったライトアップではない、実際の生活の明かりです
明かりで照らされた雪よりは、このオレンジ色の明かりが灯っているのがいい感じです
ですが写真としては寂しいので、柵にカメラを乗せて手持ちでチャレンジしてみました

けっこう感度も上げてしまっているのでノイズもありますが、少し雰囲気のある写真が撮れました
とりあえず自分の目標はクリアできました
遅くなると鍵を閉められちゃうし風呂にも入れなくなるので、体が冷える前に真っ暗な道を戻ります
三脚組のうち3人はまだ撮影してました
というわけで1日目は終了です
次は白骨温泉を目指します
続きは後編で