
2泊3日で北陸から東海の一部をロングドライブしてきました
あまり夏時期にロングドライブに出かけることは少ないのですが、休みが取れたのはこの時期になってしまいました
スタートは朝の3時半
まだ夜が明ける前にスタートです
目標は9時過ぎには敦賀に着くことでした
東名高速は事故もなく順調に流れ、朝日を浴びながら西へ西へと進んでいきます

行く前にタイヤのローテーションをやろうとは思ってたんですが、あまりにも連日の暑さに断念したおかげで、110km/hを超えると前輪の接地感がなくなります
最近は高速も走ることがなく気づきませんでしたが、やはりホイールバランスが崩れてましたね
せっかくの120km/h区間ですが、おとなしくノンビリと行きます
無事に9時過ぎには敦賀市内に入り、目的のスーパーに到着です
こちらに来た目的はフジバーグを買うこと

知ってますでしょうか、フジバーグ
敦賀ではソウルフードとも言われるメンチカツですね
こちらのスーパーは製造元の「フジショク」の系列で、基本的にはこちらでしか買えません
ネット通販では買えますけどね
フジバーグ丼をゲットできたので、こちらをお昼ご飯にしたいと思います
冷えても美味しいらしいので楽しみです
少しだけ敦賀の市内も見学
スーパーからほど近い場所にある金ケ崎公園駐車場へ

この駐車場のわきには旧敦賀港駅の貨物ターミナルが広がっています
一部線路も信号機も残ってますね
2009年には貨物列車が廃止され、2019年には廃線となったそうです
現在はトラック輸送の営業所の閉鎖されてしまったため、広大な空き地となっているようです
昭和初期にはここから船に乗り大陸に渡る客が多くいたそうです
駐車場の奥にはその頃に使われていたレンガ作りのランプ小屋が残っていて見学自由です
当時は電球がなかったため、ランプの信号機を使用していたようですね
こちらは敦賀といえばの赤レンガ倉庫
現在は中にテナントが入って商業施設となっています

残念ながら時間が早かったためお店はやってませんでした
次に向かったのは、国道476号線を北上した先にある板取宿です
こちらは北国街道の宿場町跡になります
関所もあったみたいですね
ほとんどの家は石垣だけで形は残っていませんが、数軒だけ茅葺屋根の家が残っていました

手前の家は見学できるよう解放されており、囲炉裏に火も入っていたので昔懐かしい香りが漂っていました
店舗もないので人の気配はありませんが、良い雰囲気で残されている場所だと思います
こちらに寄った理由ですが、もともとは今回のルートで寄る予定ではありませんでした
下の地図で赤と青のラインである福井県道207号線を通る予定でした

207号線は旧北陸本線の跡を県道化したものです
なので鉄道用トンネルを連続して抜ける道なんですね
そこを通りたかったんですが、調べると赤線部分がトンネルの修復工事で通行止めとなっていました
それでも行ってみたかったので、木ノ芽峠トンネルと敦賀トンネルの上を越える緑線の林道を走って207号線に出ることにしました
行って戻ってくれば山中トンネルまで行けるのですが、なるべく一筆書きで走りたいのが自分のドライブです
本来であれば板取宿の近くのスキー場内を通って林道に出れるのですが、残念ながら封鎖されていました
そこで少し離れたところから山を上がり、林道を進みます
林道真谷線と山中線を走るのですが、林道と言っても舗装された比較的きれいな道です
それでも鹿には何回か遭遇するくらいの山の中ですけどね
山道を1時間弱ほど走り207号線に辿り着きました

通行止め地点の山中トンネルの北側の坑口です
でも着いたら「解除中」って書いてあったんですよね
たしかに土日は工事を行っていないので通行可能となっていましたが、まさか木曜日に工事してないとは・・・

せっかく山越えしてきたのに遠回りでした
さて、気を取り直して山中トンネルです

このルートの中で一番長いのが右側の山中トンネルですが、その左側には奥まったところにもう一つトンネルがあります
しかもこのトンネルは少し進むと行き止まりです
何に使われていたかというと、スイッチバック用の待避線だったんですね
このあたり一帯は山中信号所というエリアで山越えの途中にある場所です
そこにスイッチバックが置かれていました
しかし待避線の長さが足りないため、少しトンネルを付け足したというわけです
封鎖はされていなかったのでもしかしたら通れたかもしれませんが、今回は通らず先へ進むことにします
時間はお昼となりましたので、遺構のトンネルを見ながらご飯タイムとしました
もちろんフジバーグ丼です

自分の想像してた味より全然美味しかったです
鶏肉と豚肉を使ったメンチカツなんですが、冷えていてもジューシーさを感じられます
これは人気になるわけですね
機会があったらお取り寄せしたいと思います
旧北陸本線の上に作られた道を通り今庄の街まで出てきました
国道476号線へ出るつもりが道を間違えて駅前の道を走ったんですが、こちらも宿場町だったんですね
古い町並みが残されてました
ここからは北陸道に入り勝山市まで一気に進み、冬季閉鎖で走れなかった国道416号線で石川県に入ります
416号線に入ると右手に恐竜博物館が見えました

山の方は少し雲がかかっています
県境の新俣峠に到着しました

走ってきた道が下まで見下ろせる駐車場なんですが、霞んだ空気と緑で隠されてしまってました
416号線は国道ですが、道としては林道レベルですね
周囲に民家もないため冬季閉鎖されるのも仕方ないですね
そんな道をさらに30分ほど走り、尾小屋鉱山に到着しました
こちらは入り口にあるポッポ汽車展示館です
元は昭和39年に廃線となった遠州鉄道奥山線の気動車だそうです
尾小屋鉄道で使われていたそうですよ
そしてこちらは尾小屋鉱山資料館です
こちらから入ると坑道見学もできます
入館料は500円でした
こちら尾小屋地区の模型です

右手前から奥へ延びるのがかつての尾小屋地区
手前側に駅があり、最奥には尾小屋鉱山がありました
左上の貯水池は今も鉱毒を含んだままそこにあります
坑道見学できるのは直線で200mくらいでしょうか

特に見どころもなかったですが、実際の坑道はこの何万倍もの長さです
もっと見れるようになるといいんですけどね
ただ中はクーラーがガンガンに効いてる部屋くらい涼しいので、暑い夏に涼むにはいいですね
山を下りてきて小松エリアに入りましたが、まだ時間が早かったので日本自動車博物館に寄ってみました
うーん、館内はひたすら車が並んでる感じですかね
一応メーカーごとに並んでたりもしますが
テーマごとに並んでいるようないないような
いわゆるスーパーカー的な車はほぼありません
海外の旧車も多いですが、日本の車歴史の実車展示館という感じですね
剥製の動物が並ぶ博物館のイメージです
ダイハツのカタカナロゴは初めて見ました
思ったより博物館の見学が短かったので16時過ぎには本日の宿に到着
山中温泉の翠明さんです
鶴仙渓の川床がある大聖寺川沿いに建つ宿になります
古い宿ですが入口は北陸の宿らしい豪華な作り
こちらに泊まったのは、部屋に露天風呂があり、川の音を聞きながらのんびりと入れるからでした
大浴場に行く必要もなく、部屋食なのでおこもりには最適です
山中温泉のお湯も山代温泉と同様に疲れによく効く感じでした
自分の身体と相性がいいみたいですね
ご飯はそんなにすごいわけではありませんが、見た目よりは全然美味しかったです

写真は撮り損ねましたが、のどぐろの塩焼きも出て美味しくご飯もいただきました
やはりお米が美味しいですね
そんな感じで一日目は終了
明日は走ろうと思っていた林道がことごとく閉鎖されていたため、移動だけの旅となりそうです
岐阜県の長良川温泉を目指します
一日目は約600kmほど走りました