毎日寒いですねヾ(≧へ≦)〃
自分の車が朝9時でこんな姿だったときはビビりましたが。。。

しばらくはこの寒さも続くみたいです
みなさんお身体には十分お気をつけてお過ごしください
さて、足回りの話です
前回ショックアブソーバーの複筒と単筒の違いを少し書いてみたわけですが、それはまた仕様変更を考えていたからなんです
一旦は終わったと思っていたショックアブソーバーのセッティングですが、その時は満足しても乗り続けていると悪いところが見えてきます
現在の懸念は高速でのバンプ後の上下動の収まり具合と、リアが左右に揺すられる感覚
リアのショックの減衰が足りないんだろうと強めていたわけですが、実はリアはかなり硬く、リアの動きにフロントが負けていたと分かってきました
どういうことかというと、リアに入力があると本来はリアだけで吸収するのですが、リアの減衰が硬かったりスタビを強化しているせいでリアは吸収できずボディを左右に揺すってしまいます
フロントはリアより弱めに減衰を調整していたので、リアの動きに合わせてフロントも左右に揺れていました
このフロントの揺れ幅は大した大きさではないのですが、リアが入力に合わせて揺れる余裕が出来てしまっていたので、余計にリアが大きく揺れてしまい、リアが弱いように感じてしまいました(説明下手ですみません)
結果としてフロントを強くしていくとフロントがリアの入力で揺すられることがなくなり、左右へ揺れる感じの収まりも良くなってしまったのでした(^_^;)
また高速でのバンプ後の収まりも当初はリアが沈んだ反動で跳ねているのをショックで抑え込めていないと感じていたのですが、実はフロントの上下動が大きく、跳ね上がることによってリアが沈んでいるように感じていただけでした
フロントの減衰を上げていくと上下動1回でスッと収まるようになりました
つまりフロントを若干弱め・リアを固めと調整してきたのは間違いで、フロントを固め・リアを若干柔らかめとしたほうが良かったということです
現在フロントを16段(0戻し)、リアを14段(2戻し)として普段走りで様子をみていますが、高速を試走してみないと判断つきませんね
ただもうショックの調整幅もなく、これ以上設定の追い込みが出来ない状態です
おそらくフロントはあと2段ぐらい上げたくなる気がしてます
そこでこんなものを手に入れてました

TEINのTYPE FLEX(現品名 FLEX SEDAN)です
OH前提という物だったので、けっこう安い値段で手に入りました
でも思ったより程度も良く、漏れてると書いてあった油漏れも見当たりません
実際は使ってみないとわかりませんけどね
バネはF10k・R9k、ID65で自由長がF200mm・R250mm
現在装着中のハイパコがそのまま使えます
自分が使っているCSも5万キロを越えそろそろOH時期ですし、こいつをOH+仕様変更でメーカーに出して16k13kのバネに合うようにしようと考えてました
ただこれのアッパーマウントが

ビロボールなんです

これがピロボール本体で、アッパーマウントの中に入っています
圧入ではなくビロボールを上下から挟み込んで固定しているため、どうしてもわずかにピロ自体が上下に動いてしまうことがあるようです
いわゆるピロ音と呼ばれている原因です
もちろん磨耗してくればボールジョイント部でも音が出ますが、大概はこのわずかなガタのせいです
TEINのFLEXはこんな感じで固定されいます

(画像は借りてきました)
ねじ込む形で固定されているので、上下方向のガタは出にくいかもしれません
ただこのリングネジを締めこむためには特殊工具が必要で、ガタが出たからといっても自分で締め付けることは出来そうもありません
まぁその気にさせてくれる音でもあるんですが、気になるといえば気になる音です
この音を解消するにはゴムアッパーが一番ですが、音を吸収してくれるぶん動きには逃げがあります
サスペンションの動きは逃げのないボールジョイントの方が有利ですし、抵抗の少ないピロのほうがスムーズに動くため乗り心地にも貢献するそうです
どちらを取るのかという話になりますよね
前回のブログでいろいろと音を抑える方法も教えていただいたのですが、コトコト音が気になってしまう自分なので、ゴムアッパーに変更しようと考えてました
しかし前回のブログの追記でも書いたように、このFLEXにはロッドを交換しないとゴムアッパーは付かないと言われてしまいました
当初は現在装着中のCOMFORT SPORT(以下CS)のアッパーを流用しようなんて考えてもいたのですが、出来ないみたいですね
というわけで取扱説明書の図面から両方を比較してみると

違いが見えてきました
左側のFLEXはロッドの青矢印部分に溝が切ってあり、そこにCリングをハメてその上の付くワッシャー(バンプストッパー)が下にいかないようにしています
右側のCSはロッドの青矢印部分が段になっていて、それでワッシャーが下にいかないようにしています
つまりワッシャーの内径がまず違うと思われます
そして赤の部分の長さも違うようです
だったらとりあえずFLEXに交換して、今付いているCSをOH+仕様変更に出すのはどうだろうか

ただネジ式車高調のため、現在の車高まで落とすとバネが遊んでしまいます
ヘルパースプリングを足して、バネ遊び防止と車検対応とするのもいいかなぁとか。。。
CSは単筒、FLEXは複筒
その比較の話が前回のブログだったわけです
どっちを取るのがいいのかなぁと比較の資料を探してきました
これはノーマル状態での減衰力の比較です

0を境に上が伸び側、下が縮み側です
縦軸が減衰力(バネの動きを減衰させる(抑える)力)、横軸がピストンスピードです
こうしてみると、FLEXは伸び側の減衰力が高いことが分かりますね
逆に縮み側では、若干CSの方が高いようです
このことから推測できるのは、同じ0段ではFLEXは伸びにくく縮みやすい、CSは伸びやすく縮みにくい、でしょうか
あくまでも2本を比較しての話ですし、両方とも調整式のショックですから逆転もあるとは思いますが。。。
ちなみに0段は、自分の言う0戻しだと思われます
単筒のネジ式と複筒の全長調整式、性能的には微妙な選択ですね
単筒の全長調整式が一番の選択なんでしょうが、今のところの選択肢はこの二択しかありません
今の自分の車高とバネレートなら、ストロークに関してネジ式でも問題ないとは思っているのですがどうでしょうね
あとはピロアッパーかゴムアッパーかの選択もあります
おそらく足回りに関してはこれが最後の仕様変更となると思うので、慎重に考えたいと思います
2012.2.15
TEINのアッパーマウントのビロボールを自分で交換されてる方がいらっしゃったので、参考に勝手に整備手帳を関連URLにリンクさせていただきました
本日自分のもアッパーマウントをバラしてみましたが、この方のソアラ用と全く同じ構造でした
特殊ナットをネジ込んで固定しているので、ピロの取り外しや締め付けには特殊工具が必要です
自分も代用品を考えたりしましたが、この方は自作で作られてました
KSPの内野さん曰く、アルミのアッパーマウントなので、使ってくると摩耗から隙間が出来たりもするそうです
KSPにてCSのゴムマウントが付かないか実際にやってみました
付けられないということはありませんでしたが、何が起きるか分からないって感じでした(笑)
多少の加工をしてからの取付になりますが、耐久性には難がありそうです
逆の装着は出来そうでしたが、やはりFLEXにCSのゴムアッパーを取り付けるのは不可能でしたね
あと購入したFLEXは事故等の過大入力でロッドが曲がっていることがわかりました
OH費用は少し高くつきそうです