翌1月28日
朝ごはんは7時半と早めなので6時過ぎに起床
さすがに暖房を止めて寝ると部屋は極寒です
朝食のメニューはこんな感じです
日本人は生卵、海外の方はゆで卵だそうです

質素ではありますが、海苔と生卵と朴葉みそでお米3杯いけました
晩御飯との見た目の落差はありますが、場所と宿泊代を考えれば十分です
お米美味しかったです
ご飯は囲炉裏のある部屋で宿泊者は並んでいただくのですが、田舎の親戚の家に来たような雰囲気です

残念ながら囲炉裏は薪ストーブになっていました
チェックアウトは9時とちょっと早めです
車を置いてメイン通りに出てみましたが、さすがに冬のこの時間では人はほとんどいませんね

天候は少し曇りですが、昨晩は雪は降らなかったようです
少し辺りを散策して白川郷を離れました
日曜日ということもあるので、あと数時間もすれば観光客でいっぱいになるでしょう
雪景色の白川郷を見ることは出来ましたが、自分のイメージでは屋根の上に1メートル近い雪が積もり道もアスファルトが見えないくらいを想定していたのでちょっと残念な景色でしたね
それにしても海外からの観光客が多かったこと
ちょっと異常すぎて当面は行かなくていいかな
白川郷ICからは高速でトンネルで山を越え清見ICで下り、158号を下道で高山方面を目指します
まだ時間は早いので、途中にあった飛騨の里に寄ってみました

こちらはいろいろな年代の飛騨の建物が移築保存されている場所になります

さすがに早い時間なのでほぼ人はいませんでした
水車が回ってないなぁと思ったら凍り付いていました
10時を過ぎ観光バス着いたようで、異国の方の大きな話し声が聞こえるようになってきました
ざっくりとは見ることが出来たので、雰囲気が壊れる前に退散します
こちらは夜はライトアップもやってるそうですよ
高山市内でガソリンを入れ、街中に入ることを考えていましたが、日曜日であるのと白川郷同様に多数の観光客がいると思われたので高山観光は諦めました
雪がほぼなかったのもあり景色的にもあまり前回と変わらないだろうというのもありました
飛騨牛にぎりは捨てがたいですけどね
というわけで3駅隣の飛騨古川に寄ってみました
飛騨古川駅は「君の名は」に登場したこともあり以前に駅だけ来たことがありましたが、街中を歩いたことはありませんでした
調べてみるとレトロな町並みがあるようですね
飛騨市役所の駐車場が観光用に無料開放されていて、町の中心部にあるので便利です
駐車場からすぐの場所に白壁土蔵街という昔の運河跡があります
岐阜に来るとよく見かける日本酒の蓬莱の名前
そちらの酒蔵もありました
先ほどの白壁はこちらの裏手になりますね

入ると試飲したくなるので泣く泣く我慢です
こちらの街に寄ったのはどちらかというとここへ寄るため

福全寺蕎麦です
地元飛騨産のそば粉を使っているそうで、朝から米を食べすぎたので、昼は軽く蕎麦にしておきます
えごま蕎麦にしてみました
自分でえごまを磨り潰し、これを少しずつかけていただくんだそうです

えごまといえば五平餅が有名です
えごま自体はそのまま食べてもあまり美味しいものではありませんが、飛騨の方はこうやっても食べるようですよ
健康になりそうなお味でしたねw
蕎麦のほうは普通に美味しかったです
追加で天ぷらも注文

さつまいもがホクホクで蕎麦より美味しかったです
高山ほど観光地化されてはいませんが、のんびりとするには良い町でした
観光バスは寄り付きませんが、異国の方もボチボチといらっしゃいます
高山に飽きたらこちらもいいかもしれませんね
日本人が日本を楽しむためには行先も選ばないといけない時代になってきたようです
車に戻り、線路を越えて山を目指します
当初は高山市内から158号線で山越えをする予定でしたが、ここまで北上してしまったで、県道75号線で山を登り、国道41号線に出て神岡経由で平湯を目指すことにしました
県道のほうは多少の雪はあったものの、ほぼアスファルト路面のまま奥飛騨温泉郷の入口、道の駅上宝まで来ました

やはり雪がありませんねー
以前に泊ったことのある万喜のあたりはこんな感じ
平湯ICの交差点まで来ましたがこんな感じ

ここは大概雪がある場所ですが、実に平和です
こういうタイミングだとサマータイヤでも問題なく来れてしまうので、レンタカーで迷い込んじゃう人がいるんでしょうね
安房峠は冬季閉鎖なので、有料の安房トンネルを抜けて通過します
いつもは雪に覆われている158号線も釜トンネル付近で少し道路に氷が残っている程度
こちらもほぼアスファルト路面での峠越えとなりました
沢渡まで下りてきて158号線から分岐し白骨温泉方向へ
ここからは除雪されていますが、少し路面に雪が残っています
ノーマルタイヤでギリ行けるくらいですが、最後のZカーブはちょっと厳しいかもですね

白骨温泉の入り口までやってきました
ここから真っすぐが温泉街ですが、泡の湯はここを左折しさらに上がったところにあります
ここから先はスタッドレスでないと無理ですね
日によっては4WDでないと上がれないこともあるようですよ
こんな感じで坂道上がっていきます
所々一車線分の幅しかありません

たまに大型観光バスを使用した路線バスが走ってきますので夏でも注意が必要な区間です
15時前ですが、無事に泡の湯に到着しました

左の木造の建物が本館で、右奥の建物が新館です
本館に宿泊者の入口とフロントがあり、日帰り利用者は新館のほうから入ります
時間前でしたが部屋の準備が出来ているとのことで通してもらえました
新館2階の標準的な部屋を取っていたのですが、宿の都合と言われ3階の一番広い部屋へ案内されました

無駄に広すぎる
おそらく宿泊者が少ない時期なのでリピーターへの宿側のサービスだと思われますが、二間続きで勿体ないくらいの部屋の広さです
ありがとうございました
そしてコタツがあるのも嬉しいです
今回宿を決めるにあたり他の宿も検討したのですが、やはり雪景色ならばこの風呂に入りたいとこちらに決めました

泡の湯の大露天風呂です(混浴ですが駐車場から丸見えです)
源泉は無色透明だそうですが、時間が経つとこのように白く濁るそうです
さらに温度や光の影響で色も変わって見えるとか…
混浴ですが、女性は湯浴み着を着用して入ります
温泉入る直前に階段があって風呂に出てきた時には体は濁り湯に隠れていますので、さほど抵抗なく入れるのではと思います
源泉は38~40℃とすこしぬるめではありますが、炭酸硫黄泉という特殊な湯のおかげで体がよく温まります
吹き出し口あたりはブクブクしていますね
内風呂はこんな感じ
右側の湯舟が源泉で、左が加温した少し熱めの湯です
溶けている硫黄成分が固まってくると濁るようですね

(撮影禁止場所ですが、誰もいない深夜2時に撮りましたのでご容赦ください)
宿に入り落ち着いたらさっそく温泉につかってきました
前日が時間ギリでシャワーしか浴びれなかったのでサッパリして最高です
雪の中で入るという目的も達成できました
ゴロゴロしてると夕飯の時間です

もう何もしなくていいということで時季の酒という日本酒をいただいちゃいました
(これがちょっとした失敗でしたね)
この日のメニュー表ですが、なかなかの品数です
ここは長野県というのもあり飛騨牛ではありませんが、焼く前からすでに美味しそうな牛肉です
こちらは信州の郷土料理のとうじ蕎麦

とうじ=「湯じ」だそうですが、鍋の中で直接ザルに入れた蕎麦を茹でて食べるのだそうです
美味しかったですが、酔っているせいか途中から面倒になり蕎麦を鍋にぶち込んで食べてしまいましたw
共用の鍋ではないのでそれでもOKですね
お米はありませんでしたが、デザートまで食べてお腹がいっぱいです
以前来たときは時期的なものか分かりませんが、鯉料理が出てました
あまり好きではなかったので今回も出たらなぁとは思ってましたが、出てくることはなくすべて美味しくいただかせてもらいました
部屋に戻ると布団が敷いてあったのでゴロン…
起きたら午前2時でした…
日本酒のせいか、疲れのせいか
貴重な時間を寝て過ごしてしまいました
真夜中ですが、部屋に用意されていた夜食用のおにぎりと道の駅で買ったプリンを食べてお風呂に行ってきます
もちろんのこんな時間に館内をうろついてる人はいません
と思ったら警備員さんと会いました
セキュリティは万全です
もちろんこんな時間に屋外の風呂に人はいませんので写真を撮らせていただきました
標高が高いこともあり外気温は-10℃近いですから、お湯から体を出していると凍える寒さです
頭上には月とキレイな星空が見えました

雪と星を見ながら深夜の露天風呂なんて最高に贅沢です
星空を見ながらこの露天に入るという夢も叶いました
宿に泊まっていたのは日本人だけでした
日曜日ということもありますが、宿泊者も少なかったようです
おかげで静かに過ごせました
夏もいいけど、また冬時期に訪れたいですね
一番は秋かもしれませんが、混むんでしょうねぇ
体を温泉で十分に温めたら部屋に戻ってまた寝ました
1月29日
気づけば朝食時間です

左の鍋は湯豆腐で、蓋がしてあるお椀は温泉炊いたお粥です
前回来たときは教えてもらえなかったんですが、この温泉粥はドロッとするくらい濃厚なんですよ
さらにそこに醤油をかけると卵かけご飯のように味わえると宿の方に教えてもらったので試してみました

ほんとに卵かけご飯でしたね
たしかに温泉の香りって卵のような感じがしますが、それが合体した感じです
美味しかったです
またいただきたくなる味でした
最後にもう一度温泉に入って出発の準備です
雪は降らなかったけど、車は凍ってました
ほんとに寒いと氷の膜が出来るのではなく結晶化しちゃうんですねー
よく見ると花の模様のようになってます
宿の方に見送ってもらいながら出発です
昨日上ってきた坂も凍って光を反射していますが、滑ることなく降りて来れました
これくらいの凍結路面なら履いてるスタッドレスでも充分走れちゃいますね
あと3シーズンは持つらしいので雪道を楽しませてもらいたいと思います
この日は予定はなしにしてました
詰め込みすぎると疲れちゃいますからね
なのでのんびりと地元に帰るだけです
158号線で松本まで出て、19号線から20号線へ入り諏訪湖の横を抜け山梨方面へ
そのまま一般道で帰るつもりだったんですが、だんだんストップ&ゴーが面倒になってしまったので小淵沢から中央道へ乗ってしまいました
北斗市まで来ると富士山が見えて帰ってきたのを実感できます
渋滞することもなく、地元で高速を下りコイン洗車場の高圧で下回りとタイヤハウスを洗い流してきました
塩カルが残ると錆びちゃいますからね
実家に寄りお土産を渡すついでにボディにも水をかけて軽くドロ落とし
翌日には洗車機ですがボディもきれいにしときました

リアスポイラーが付いてるとガラスやボディに水が垂れないので特にリアは汚れが残りますね
今回の旅は全部で890.2キロ
トータル燃費は19.2キロでした

高速を飛ばさなかったのが効いたんですかね
スタッドレスにしては伸びたほうかなという感じです
今回も良い旅が出来ました
白川郷の雰囲気は自分的には少し残念でしたが、一度は見たいと思っていた雪景色が見れたので満足です

こちらの赤点は訪れたスポットです
使い始めたのは昨年の夏からなのでほぼハスラーで出かけた場所ですが、今まで行けなかったような山間部や雪国に行くことが出来ました
細い路地に入っていけるのは軽自動車の強みですね
次の予定は決まってませんが、点のないエリアへ出かけてみたいと考えてます
会津か木曽か紀伊半島ですかね
とはいえ、たまにはBMWでも行かないと…
とりあえず車はスタッドレスを履かせたままです
明後日はここらでも雪の予報なので、積もったら走り回ってみたいと思います