
20年を超える長い歴史が刻まれた古い車両。
本来ならジャストフィットなはずの純正部品が装着できないという苦労と格闘しなければなりません。単に純正主義とかデザインの好みとかを超えた与えられた試練であり、それを乗り越えた時にはきっと何かを得る事が出来ると信じて取組みます。
(初めてご覧になる方は
こちらとその
つづきからお読みください。)
今回はディーラーで教わったアドバイスに従って、スチールブラシでの磨きから入ります。
ジャッキアップして、タイヤを外して作業に取りかかります。
これまで黄銅ブラシで既に1時間近く磨いている状態からのスタートです。
上の状態からスチールブラシで25分ほど磨いたのが下の写真です。
かなり頑張り、見た目も手で触った感じもかなり良くなりました。しかしホイールをあてがった感じは少しも良くなりません。
ホイールをあてがった後にハブを見てみると、外径部分に擦れた傷跡があり、やはりこの外径が問題のようです。
こうなったら耐水ペーパーで削る事にします。最初は割り箸に貼付けようとしましたが幅が合わず、工具箱から適当な棒状の物を探して耐水ペーパーを貼付けました。
実際に使おうとしたら頭がつっかえてダメです。
金属ヤスリの裏側に両面テープで耐水ペーパーを貼付けて、
酸化(錆)で大きくなったハブの外径を削り落として行きます。
出来るだけ均一に削れるように少しずつ擦っていき、下の写真の状態になりました。
この状態で純正アルミホイールを試したところ、しっくりとはまりました。苦労が報われた瞬間です。
同様に後輪にも手を付けます。
上の写真が作業前、下が作業後の状態です。
助手席側の前後も同様の作業を行い、やっと純正アルミホイールを履く事が出来ました。
取外した社外品のアルミホイールは、このマリナーブルーに出逢う前に
川崎で見たもう一台の候補車と偶然にも同じデザインの物でした。
どなたかこのホイールを欲しい方はいらっしゃいませんか?
取りに来て頂くか送料着払いでよければ無料で差し上げます。と言うより、置き場所がないので是非もらってください。
(追記:嫁ぎ先が決まりました。ありがとうございます。)
この日の作業が約3.5時間、トータル約5時間かかって、純正ホイールを履けるようになりました。タイヤも溝が十分あるものに変わってロングドライブにも安心して出かけられます。ホイールを交換すると雰囲気が大きく変わります。
念願だった純正スタイルのマリナーブルーのロードスターにやっと会う事ができました。
追記
錆による再発の防止策については
つづきをご覧下さい。
Posted at 2013/04/04 17:00:51 | |
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マリナーブルー | 日記