10月29日(土)。
写真を整理してたら東名高速の大和トンネル付近を撮った写真があった。
『何を今さら』って感じだが、この写真を見ながら何となく大和トンネルの渋滞
についてずっと気になってたことがあったので、ちょっと調べてみた。
私の場合は横浜方面から東名を使って富士山方面へ行くことが多い。
横浜町田ICから東名にのることがほとんどなので、必ずこの『大和トンネル』を
通る。 なのでいつも気になっている。
NEXCOの調査によると、全国の高速道路で年間の渋滞時間(渋滞損失時間)が
一番多いのが、東名高速のこの大和トンネルがある横浜町田ICと厚木ICの区間
とのこと。
しかも同区間の上り線がワースト1位 下り線がワースト3位だ。(下表参照)
この場所の主な渋滞原因は、『トンネルがあること』と上下車線ともに『上り坂に
なっていること』が重なっていることにある。
もちろん、圧倒的に交通量が多いということもある。 休日ともなれば東京方面から
富士山や伊豆半島や名古屋方面にレジャーを楽しみに行くクルマの量はハンパない。
それでもこの場所に特に集中する理由はやはり『トンネル』と『上り坂』であろう。
ヒトは暗いトンネルの手前では無意識のうちに減速する、上り坂の手前でも無意識
のうちに減速をするので、その上交通量が多いと後続車も少し遅れながら次々と
減速をするので、次第に数珠つなぎになっていく。 これがトンネルと上り坂の渋滞発生
メカニズムだ。
特に上り車線(東京方面車線)の大和トンネルの手前には『Nシステム』のゲートがあるので
これをオービスなどと勘違いして減速するクルマが多いから尚更、渋滞の原因になっている。
『速度回復』や『速度キープ』などの看板も多数あり、渋滞が起こらないようにしている
写真をみて分かるとおり大和トンネルの上は地形的に山があるわけではなく、フタをしている
だけだ。フタ(トンネル)の長さは280mとのこと。(google Earthよりコピー)
フタの上に何か重要な施設などがあるのかと思いきや、立ち入り禁止の空き地になっている
だけのようだ。(google Earthよりコピー)
じゃあ、そもそもなんでここ(大和トンネル)はフタなんかしてあるのかというと、
近くに厚木基地がありその滑走路の延長線上に大和トンネルがある。
昔50年以上前に厚木基地から離陸した米軍機がこの付近に墜落した事故が
あったために、墜落事故があっても被害を軽減する目的でここにフタをしたらしい。
(真偽のほどはあやしいので参考程度に。)
この大和トンネル付近の渋滞緩和策として『片側4車線化』(現在は片側3車線)が
計画されているそうだ。
確かに大和トンネルの中は路側帯がほとんどなく、道幅の拡張は有効な対策の
一つである。
でもなんで、フタを撤去する(トンネルじゃなくする)って案が出てこないのか?
渋滞の原因の一つである『トンネル手前の減速』をトンネルじゃなくすることで
解決するじゃないか、と凡人の私でも思う。
まさか『墜落事故時の被害を軽減』目的で設置されたフタを外すことはできない、
というのが理由なのか?
ちょっと逸れれば大和トンネル以外のところに墜落する可能性だって高いし、
そもそもそんなこと言ったら、滑走路の延長線上にある住宅とかはどうなるんだ
って、話だし…。
オトナの事情はよく分からん。
4車線化するのもいいけど、フタの撤去(大和トンネルの解体)の方が用地買収とか
しないで済むし、リーズナブルだと思うんだけどなァ…
ただし、私個人としては、横浜横須賀道路の釜利谷JCTから藤沢ICまで圏央道が繋がってくれれば、
大和トンネルを通らずに東名を使えるので、そちらをサッサと開通して欲しいけど。
(まだ4年もかかるのか…)
ちょっと訳あって自宅でヒマをもてあましているためスミマセン、しょーもないネタで…(^^;
おしまい
Posted at 2016/10/29 11:50:54 | |
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