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2020年12月31日 イイね!

いまだに誤解している人もいるABS

これは雪国でアイスバーンを走る人なら分かっていると思うのですが・・・・・・

ABS アンチロックブレーキは、制動距離を縮めてくれる機能ではありません。

整備されたアスファルトならロックしている状態での減速率は多いかも知れませんが、路面μの低いアイスバーンや埃の被った水たまり、砂利道や白線の上などはタイヤがロックしている状態の速度の落ちが極端に悪くなります。

何故、今こんな事を書いているかと言うと、
ネットの質問箱などでの回答で、

「雪道ではABSを効かせてブレーキを踏みっぱなしの方が短い距離で止まれます」
とか、
「ABS任せの方が制動距離が短い」
なんて書いているのが数多く見られたから。

まあ、そんな回答には反論も出てはいるのですが、
その反論を読まずに納得してしまうネット民がいると思うとゾッとします。

昔の車は、フルブレーキングしてタイヤがロックしてしまうと、
ハンドルを切ってもそのまま慣性で真っ直ぐに進んでしまう・・・
という事故が多かった。
けど、ABSが開発された事で、パニックブレーキを踏んでしまってもタイヤが断続的にロックとパージを繰り返して、ハンドル操作が可能というのがABSの役割。

ABSはあくまでも危険回避のための機能であって、
制動距離を縮める機能では無いのです。

みんカラをやっている人にとっては
「そんなの基本じゃん」
と、思われるかもしれませんが、
普段からフルブレーキングをしたことの無いドライバー、
ABSなんて体感したことが無いと言うドライバーもいると思うので、
ちょっと書いてみたくなりました。

やはり車が一番制動力を発揮するのは、
タイヤがロックする寸前のポイント。
こればかりは、自分で体感して踏み具合を調節するしかないんですよねぇ。

ただ、冒頭にも書きましたが、これはロックしやすい雪道の事。
アスファルトしか走らない人は、車の制御もできるABS頼りでも良いんじゃ無いかと。
まあ、アスファルト路面でABSを効かせる=すでに危険な状態なので、
もうそんなときは神様に祈りましょう(笑)


ちなみにABSの場合、
「一度ヤバいと思ったらブレーキを踏んだままにしろ!」
と言うのは、ある意味正解でもあります。

と言うのも、最初にABSが効いた状態をシステムが感知して低μ路判定を下すと、
その状態でブレーキを緩めてポンピングブレーキをしても、
ロック寸前の美味しい状態まで我慢できずにブレーキを緩めてしまうと言う誤爆が発生する事もあるのです。

この辺は車のメーカーやABSシステムのメーカーによって差があると思いますがね。
アルトはその辺、誤爆しまくりです。
何なら、ブレーキングでABSを効かせたあと、すぐにアクセルを踏み込んでも、
車両制御が働いてエンジンが吹け上がらないです。

電子制御、まだまだ熟練した人間の感覚には勝てないな。

最後に、
「機械が発達すると人間は退化する」
言い換えると、
「車が良くなったら下手クソが増える」
ってところでしょうか。

今の自動車やドライバーを見ていると、
その通りだと思います。
Posted at 2020/12/31 15:03:33 | コメント(5) | トラックバック(0) | オヤジの一言 | クルマ

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