通天閣界隈にて文化人類学

焼肉カレーなるものを食べた。ルーがこく深くて、とてもおいしい。
いまは同じ店で、アイスコーヒーを飲んでいる。かなり昔からありそうな店だ。

通天閣近くにいる。久し振りの来訪だ。
串カツのお店が多くみられるが、昔からの名物だったのだろうか。あまり前回の記憶がない。

たこ焼きはもちろん通天閣でも健在。安くて上手くて量がある。さすがは本場。どこで買って食べても、同じ感想になる。

面白いことに、大阪・神戸では(他地域も？)「マヨネーズかけてもいい？」と必ず聞かれる。本場ではごくごく普通の流儀か。
また、たこ焼きを食べるための串を必ず二個以上もらう。これはどうやら、串として使うのではなく、箸として使用するらしい。
加えて、気遣いがはっきりしている。「遠くからきたん？近くで食べるんか。ならええな。ぬくくならん。ビニールの袋入れよか」といった感じ。

通天閣のたもとでは年配の方々が地べたに座り、歌謡曲を弾いたりしている。若者は笑わせるポーズを作って写真に興じる。



たかが500キロ離れているが、微細にみていくと、されど500キロだなという感覚を得る。やはり、人間の振るまいや所作を観察していると面白い。
個人差はあるが、必ず文化的土壌の上にのっかって、コミュニケーションを取っていることが分かる。

通天閣へは新今宮より徒歩。大和路快速に乗り、天王寺で折り返し。これが103系だった(201系も見た)。
すっかり乗り鉄も堪能したぞ！