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ワルめーら@Terryのブログ一覧

2011年06月28日 イイね!

プリウスαのカタログ

プリウスαのカタログ
先だってのことです。
左折場所をうっかり間違えてしまい(笑)、ままよとばかりにディーラーさんに入りました(笑)
何も言わずに帰るというのもなんですので、「プリウスのミニバンのパンフレットがあれば頂戴したいと思い、伺いました」と述べました。
そして、いただいたのが画像にあるプリウスαのカタログです。

カタログはざっと見てみましたが、最新テクノロジーの数々に驚き、勉強になりました。
この点、三代目プリウスと同等なのかもしれませんが、ここまでテクノロジーは進化しているのだなということがよくわかりました。
トヨタのディーラーさん、ありがとうございました。

独特のシフトレバー(「エレクトロシフトマチック」と呼ぶそうです)は以前、二代目のプリウスをレンタカーで借りたことがあり、その時と同じレイアウトなので、私には違和感がありませんね。
最新テクノロジーの数々のほかに、私が感心したことが一つあります。
これはもしかしたら最近のトヨタ車やトヨタのハイブリッド車オーナーの方にとっては周知の事柄かもしれません。αならではの特徴ではないかもしれませんが、述べます。

私はトヨタの情報サービスG-BOOKにあるESPOという項目に注目しました。
エコドライブの度合いに応じて、ポイントが付与され、そのポイントが環境保護活動(「Gazoo森のプロジェクト」の植樹活動)支援に役立てるというシステムが上手いなと思いました。
私自身は地球環境そのものは人間が思うよりも強靭なので、特段にエコばかり唱える必要はないとは思いますが、エコへの取り組みは真摯なものとして評価しています。
ですので、上記システムに感銘しました。
G-BOOK全体の仕組みについてはよくわかりませんが、環境保護活動への支援と共に、ユーザーに何ほどかのものが還元されれば面白いなと思います。
発展性はあるなと思いました。

外観については実際見てからでないとわかりませんが、インテリアについてはセンター部をセパレートする長いアームレスト(?)がいいですね。ドライバーにとっては適度な包まれ感があり、私好みです。
なお、モデリスタやTRDバージョンも早速リリースされるようで、こちらは写真を見ただけでもかっこいいです(画像はモデリスタバージョンのプリウスα)。

メッキのフロントアンダースポイラーはプリメーラに装着してみたいですね(笑)
また、真っ赤に染まったTRDのプッシュスタートスイッチも欲しいですが、プリメーラはイグニションをひねるタイプなのでした(笑)
流用できるとすればエンブレムくらいかな。
モデリスタのオーバルデュアルのマフラーもかっこいいので、装着可能なら付けてみたいですね。

さて、αは無敵のツーリングマシーンになりそうな予感もありますが、ハイブリッドならホンダ形式が好きですし、クーペが好きな私としてはCR-Zに行き着くわけです(笑)
二代目のプリウスはアクセルを踏むとそれなりにうるさく、燃費もそう向上しないだろうなと思いました。しかし、時代はどんどん進化しています。αのガソリン主体になったときのアクセルワークが改善されているならば(2ペダルのアクセルペダルを踏み込みたくないタイプなのです)、魅力は増しますね。個人的な感想ですが。
そして、もしαを買うとすれば、後部座席は二列目までのタイプを選び、キャンピングカーにします(笑)

しかし、今のところは購入意思はありません。車両はともかく、カタログは全国に行き渡っているとは思いますが、もし本気でご検討の方でカタログがディーラー等で手に入らないという方には、カタログを差し上げます。

ともあれ、あれこれと想像することができてよかったです。
今になって思い出してよかった。酒でも飲むかな(笑)






Posted at 2011/06/28 00:22:26 | コメント(3) | トラックバック(0) | 自動車カタログ拝見 | クルマ
2011年02月03日 イイね!

車種当てクイズ~

車種当てクイズ~とある車種の内覧会のお誘いがきました。
内覧会案内の封筒の中に添付されていた色々な角度から撮影された車種の写真が印象的でした。
そのうちの一コマが、本ブログ内の画像です。
どの写真も全体像を見せないように上手に撮影されていて本当に感心です。

さて、このとある車種はまったくの新車種ではなく、いわゆるFMCによって新たな船出を歩みだすことになりました。
因みに、現行モデルはかなり売れたんじゃないでしょうか。
スタイルや発想が既存の車種とは異なる前衛的なモデルで、躍動感を感じさせてくれます。好みが別れそうですが、私は好みです。

さて、ここで問題です。
画像に表示されているとある車種の名前を当ててみてください。
正解された方すべてに愛の波動をお送りいたします(笑)
Posted at 2011/02/03 15:39:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車カタログ拝見 | クルマ
2010年10月21日 イイね!

2000年発売 幻の日産ティーノハイブリッド

2000年発売 幻の日産ティーノハイブリッドハイブリッドどころか電気自動車までが個人ベースで実用化されようとする現今。
自動車黎明期を除いた電気自動車の歴史はまだ新しい気がするが、ハイブリッドの歴史は初代プリウスのデビューが1997年だから、こちらは伝統的な重みがそろそろ出始めても良いかもしれない。

さて、今回は時代を10年過去に遡ってみたいと思う。
2000年前後の時代に遡ろう。この時期は、
ハイブリッドの黎明期といえる時代である。
ところで、皆さまは、日産ティーノという車種を覚えておられるだろうか。しかも、そのティーノにハイブリッド車が設定されていたことを。

2000年当時、ハイブリッド車を市販していたのは、トヨタプリウスとホンダインサイトだけだったと思う。
そこに日産がティーノにハイブリッド車を出していたということを覚えている方は少ないかもしれないし、そもそも知らないという方もいるかもしれない。
実はミレニアム(20世紀最後の年)に日産もハイブリッド車を出していたのだ。
限定100台の販売だが、実は私は試乗したことがあり、今思えば、とても貴重な経験だった。
初代プリウスは発進時に電車のモーター音みたいに「ウィーン」という音が低速域においてかなり目立っていたような気がしたのだけれど(初代プリウスは知人が所有していた。同じく知人が所有していたY31シーマのほうがある領域では静かなようにも思えた)、ティーノハイブリッドはあまりモーター音もせず、際立って静粛だった記憶がある。印象批評だけれども、そのように感じていたことは確かだ。

因みに、個人的にティーノのデザインは好みである。
リアはフォードのフォーカスみたいな感じで、曲面的に見えるけれど、見切りがよさそうなリアデザインだ(後方の見切りのことまでは覚えていない)。
しっかりとどっしりとしているが、いかにも重たそうな雰囲気がない。
一方で、フロントフェイスは、どこかフランス車のような気がする。
初代メガーヌに少し似ているように思える。
たまたまルノー車との類似を見てしまったが、ティーノが開発された時期を勘案すると、ルノーの影響を受けていたかどうか。
スペインでは2006年まで生産が続けられていたそうだから、どことなく欧州車風味が漂うのは、そのせいかもしれない。
ともあれ、この頃の日産は、かなりハイブリッドを軸とした車種展開を考えていたように思える。かなり古い記事だが、引用する。

【日産『ティーノ・ハイブリッド』 Vol. 7】次期GT-Rはハイブリッドか!?より引用。斜体部文字が引用箇所。


日産が同社初のハイブリッドカーを『ティーノ』ベースとしたのは、「じっさいに走行距離が多いクラスのクルマ」をハイブリッド化することで、クルマ社会全体の燃料消費量を抑えよう、との考えによるものだという。しかし、とはいっても『ティーノ』1車種だけでは、「社会全体の燃料消費量」をどれだけ抑制できるかは、当然ながら疑問が残る。

答えるのは『ティーノ・ハイブリッド』のパワートレイン主管・前田博正さん。「ごぞんじのように、『ティーノ』はサニーと共通のプラットフォームを持つクルマです。そういう意味で、今回『ティーノ』でハイブリッド・システムが出来ましたから、今後はハイブリッド・システムの他車への転用も計画しています」

「このシステムは車重1.2〜1.5トン、エンジンでいえば1.8〜2.0リットルクラスに対応できますから、たとえば今の『サニー』や『セレナ』にも理論的には搭載可能ですし、今後登場する新型『プリメーラ』や『ブルーバード』にも積めます。それから、我われとしては、『セドリック/グロリア』や『シーマ』といった大型高級車にこそ、これからはハイブリッド・システムが必要だと考えています。その気になれば、次期『GT-R』をハイブリッドで出すことも出来るんですよ」と、前田さん。

前田さんによれば「開発段階では『ルネッサ』ベースのハイブリッド仕様も試作されたし(車重が重くなりすぎて開発中止)、現在も次のモデルを開発中」とのことである。


コメントだけを見ているとかなりやる気だったようだ。
今年になり、ようやくフーガにハイブリッドが搭載されるようになった現状とは大きく展望が異なっているのが興味深い。
このコメントだけを見ていると、トヨタもかくやという感じである。
だが、実際にはそのように歴史は進まなかったことは周知のとおりである。

続いて、同記事の前の記事である
【日産『ティーノ・ハイブリッド』 Vol. 5】開発者が弁明、なぜ『ティーノ・ハイブリッド』の10・15モード燃費がよくないのか
を一部引用してみる(斜体部文字が引用箇所)

それにしても、なぜ『ティーノ』がベース車両に選ばれたのか? 「じつはハイブリッドの開発は4年前から始まっていて、その時点では『ティーノ』は日産の次世代を担うクルマとして、計画生産台数が一番多くなるハズのクルマだったんですよ(笑)。それで次世代パワートレインを積むことも当初から考えていたんです。それに、ハイブリッド車の大口顧客である官公庁の方から“せめて机くらい運べるような、荷物の積めるハイブリッドカーがほしい。でないと業務に使えないから”という要望もいただいてましたので……」(前田さん)

前田氏の言のとおりだとすると、1996年から開発が始まっていたということになる。トヨタやホンダよりやや遅めだが、その他のメーカーに比べれば格段に早い。
この時期は地球温暖化防止京都会議なるものが翌年に京都で開催される予定で、将来的な環境意識の高まりや世界的なクリーンで燃費の良いエネルギーの需要が増すと予測していたのだろう。
ただ、官公庁の要望だけで、ティーノをベース車両に持ってくるものだろうか。
市販ベースに考えるのであれば、官公庁の要望のみならず、上に述べたように多角的なハイブリッド戦略を有していたのだから、マーケットニーズも勘案するはずだ。

このあたりのことは私にはよくわからないが、私はハイブリッド搭載車種がティーノでよかったと思う。プリウスは小さなセダンで、インサイトは結果としてスポーツ的ルックをまとったが、いわゆる実用性という面には乏しかった。
そういう意味では、ティーノのような荷物も積めるある程度大きい車種でハイブリッドを試してみたという日産の意気込みは評価していいと思う。
当時はミニバンもブームだったから、いずれエルグランドなどの大きな車種にハイブリッドを搭載するという形で多角的に展開することもできたはずだ。なにせ、シーマやGT-R(スカイラインではなく、日産GT-Rのことか?)にも積もうというのだから。

ハイブリッドとしての効率性云々の話はさておき、志は大いに買いたい。しかし、日産はティーノハイブリッドで大量生産できず、ようやく今冬に電気自動車を出すまでになった。ここに至るまでの道筋は私には想像できないが、常に時代の先端(時にそれが滑稽という形にもなる)を進もうという進取の気象を有した日産の姿勢を私は評価したい。

今後、リーフがどれくらい市場に出回るのかはわからないが、もはやパンドラの箱は開けられた。賽は投げられたのだ。
100台限定という形では収まらないはずだろう。
ハイブリッド戦略では頓挫したようにみえる日産だが、電気自動車では先陣を切るくらいの志でやって欲しいと思う。

ティーノハイブリッドを製作したときの意気込みを今一度日産に期待する。

Posted at 2010/10/21 02:41:21 | コメント(2) | トラックバック(1) | 自動車カタログ拝見 | クルマ
2010年09月30日 イイね!

【海外の自動車カタログを眺める】ヒュンダイ トスカーニ(ヒュンダイクーペ)

【海外の自動車カタログを眺める】ヒュンダイ トスカーニ(ヒュンダイクーペ)先述したとおり、数年前に私はソウルに遊びにいった。
そのときにヒュンダイのディーラーに立ち寄った話もしたのだが、
ぱっと見てかっこいいなと思ってもらってきたカタログがこのヒュンダイトスカーニことヒュンダイクーペ(日本での名称)のもの。



マニュアルは6速もあるし、レギュラーガス仕様らしいんだわ。



奇を衒わないゆえに、万人受けしやすいクーペだと私は思う。
デザインは情緒をそそるような美しさというよりも、例えば夜の川崎のコンビナートを見て感じるような無機的な美しさを感じる。機能美とは違うのだろうけれど、車体色が金属の存在を盛んに煽り立てるかもしれない。

デーウのREZZOと異なり、こちらは日本の街中でもまだまだ現役で走っている車両が多いはず。ホイールも数種類擁されていて、かなりかっこいいのだけれど、私ならOZラリーレーシングを履かせたい。色はシルバー塗装ならば白。

まあ、ここまで入れ込んでおいても、やはりプリメーラの方が好きなのだが、私はクーペが好きなので、どうしても入れ込んでしまうんだな。より広い視点からいうなら、自動車なら何でも好きだし。どんな自動車にも固有の魅力があると私は思うから。

さて、そのヒュンダイトスカーニである。
ゆったりと首都高湾岸線を昼間に流して、それから江戸川区辺りのスーパー銭湯に入るっていうイメージが湧いた。そして、お台場の友人宅で食事をご馳走になり、レインボーブリッジ経由で帰ると。
なかなかよさげではないか。
下のカタログ写真はどことなく、首都高の三宅坂のトンネルみたいな、気がしなくもない。いや、東横浜トンネルかな?
トンネルを越えてしばらく走ると、みなとみらいの街区が展望されるような感じもする。



実物を見たことがほとんどないゆえ、記憶から遠ざかっているので、もう一度実物を見て、イメトレ(ビジュアライゼーション)をしたいもんだ。

二夜連続に渡って、韓国の自動車のカタログを紹介してきたが、私は先述したようにどんな自動車にも固有の魅力があると思うから、せっかくならばその固有の魅力を見いだしたいと思っているんだよね。そのほうが楽しいだろうし。たぶん、自分自身の視座が広がると思うゆえに。

韓国というか朝鮮半島に興味を持ちだしたのは、15年くらい前かな。
冷戦が終結していても、まだ分断されている半島のことを私はお隣の国の人間なのに何もしらないから、ちょっくら勉強しようかなと思ったのがきっかけ。
在日の方のことなんかもまったく知らないで、今考えると、小学校のときに、朝鮮民主主義人民共和国に帰ると述べていた知人のことがなんとなく分かるようになった。
現在は古代の歴史に興味があるから、今のように儒教国になる前の半島のことどもを想像すると楽しいし、奈良時代くらいまではかなり多くの半島人が帰化したり、渡来したことも分かるようになった。
だから過去に思いを馳せるのも楽しい。
隣国であるがゆえに、その交流は欧米の比ではないのだなということが、歴史というたぶんに浪漫主義になりがちな想像世界の領域のことながら、理解できるようになって嬉しい。

在日の方ではないのだが、学生時代に東京の田端に住んでいる知人がいて、そいつは韓国語を専攻していた。田端といっても、ほとんど荒川区の尾久に近く、
あるとき尾久のちっぽけなハングル文字表記のお店に行ったのだが、言葉が通じないことがあった。おばあさんが一人いたのだが、おそらく一世の方だったのだろう。
その友人が通訳してくれたので、ジンロとキムチとキャベツだかなんだかを食べることができたんだけれども、世代的にもしかしたら日本語を解していたのかもしれないなと今となれば思うこともある。
結果として、日本語が話せる娘さんが店に戻ってきたから、普通に韓国料理(?)を食べることができたのだけれども。

中国東北地方に朝鮮族という民族がいる。朝鮮民族であることは間違えないが、単に半島ではなく、東北地方に在しているから、中華の多様な民族の一つとして、そのように呼ばれていただけである。
私は中国人がマスターの焼き鳥屋の常連だったことがあり、客は中国語を話す中国人や中国語を話す日本人だったりと、面白い言語空間だったわけだが、何度か朝まで飲んだことか。
そこのお客に朝鮮族の若い男性が常連になってきて親しくなった。
ちょうど「冬のソナタ」がはやっていた頃だ。奴はカラオケが上手だった。まあ、ハングルが分かるのだし、流暢に歌えるのは当然だが、いい声をしていた。
とりあえず、韓国語が分からないので、中国語共々物まねをしてみた。タモリのように。どういう反応をしていたのかは覚えていない。
件の焼き鳥屋の中国人マスターが私のインチキ中国語に大爆笑して、「とっても似てるよ」と言ってくれたことははっきりしているんだけれども。

そういう具合で、半島と隣接する大陸の民とも親交を深めていたわけだ。
こう考えてみると、非常に楽しい人生を送ってきたなと思うし、私にとっては言葉の壁なんて言葉は存在しないわけだ。私もカラオケでずいぶんと歌っていたもんだし。

そこで、ヒュンダイトスカーニとどう繋がるかという話になるわけだが、はじめは韓国メーカーの自動車のカタログについてブログを認めようと思っているうちに、韓国にまつわる数々の想い出が湧いてきて、ひいてはハングルやら半島やら朝鮮族やら焼き鳥屋やら中国人やらという多様な人や対象について思いを馳せることになったということの不思議さと素晴らしさについての喜びという結論に持っていきたい。

例えば、アルファロメオ145で軽快に走ることと。イタリアのミラノ辺りからシチリアまで行って、シエナまで戻って、ベニスに行って、様々な文化交流をするということは直接的な関係性はない。けれど、例えば、アルファロメオだったら、イタリア車という知識がある前提でいえば、イタリアというものに思いを馳せてしまう性質が私にはある。そういう観点からすれば、上に述べた両者は間接的ながら思考を通じて関係を帯びてくることになる。
例えを韓国に当てはめても同じだ。
国産車に当てはめてもそうだろう。
プリメーラならプリメーラに対する固有のイメージがあるだろうし(これは必ずしもすべての人には当てはまらない)、それに付随する想い出もたくさん湧き出てくる。

自動車の魅力というのは、こうした連想性を持たせてくれることだと思う。
確かに、世界は均一化し、世界中が似たり寄ったりの自動車ばかりになった面はあるかもしれないけれど、ヒュンダイトスカーナ一つとったって、韓国の文化性とまでいかなくとも、漠然とした韓国へのイメージくらいは喚起される。
この連想性は人間が思考する生き物だからこそできるものであり、大変素晴らしいものであると同時に、先にも述べたように自動車の素晴らしさでもある。
自動車はハードだけではない。

今現在はプリメーラが私に様々な連想を与えてくれる。
この画像は気持ちいい道を気持ちよく走ったあとに辿り着いた静かな佇まいのお寺の入り口付近で、エアコンがなくとも杉木立の中がとてもひんやりとしていたということを覚えている。



アンニョンハセヨ。
カッサハムニダ。

Posted at 2010/09/30 04:25:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車カタログ拝見 | クルマ
2010年09月29日 イイね!

【海外の自動車カタログを眺める】GMデーウ REZZO


四年ほどまえにソウルに遊びに行ったことがあって、梅雨の時期にも関わらず(ソウルにも梅雨はあるらしい・同行した友人談)、からっからに晴れていて、そして暑かったことを思い出す。

ソウルの街並みは整然としていてとても美しかった。
感動的ですらあった。
モダンの極地ともいえるほどに整然としている街区が目を引いた。
特に明洞地区の公園整備は都市開発の理想であろう。
ソウルは誠に眺望の良い街でもある。
山の頂からさらにそびえ立つソウルタワーから眺める市街の眺めは最高である。
かつて、韓国が高度経済成長期を迎えたときに「漢江の奇跡」と呼ばれたものだが、市街を横切る漢江の流れの周囲に群がる高層ビルの折々を眺めていると、
そのことが感覚としてよく了解できる。

ソウルでは、東京や大阪など、日本の大都市の光景と類似した面もあり、公園には自動販売機が多数設置されている。
そうした公園では、暇をもてあました初老が煙草を吹かしていたりする。
上野の不忍池辺りを歩いているような感覚がしたものだ。
雑然とするほど込み入ってはいないが、決して整然としていない人間の臭いが漂うような場所とでも言おうか。そして、のんびりとした空気が漂うような空間。
試みに市街の裏道に入ってみたりもしたが、家の造りが日本のそれと異なる程度で、快適に過ごせる街なのではないかという印象を受けたものだ。煉瓦造りの家並みが多かったような気がする。

六月は八時を過ぎても日が明るく、宵っ張りの私にはちょうど良かった。
ただし、ハングル文字というのがどうにも解しがたく、多少の言語表現は覚えていったものの、標識が読めない。明洞で地図を購入したのだが(本屋の数は極めて少ないように思えた)、なんとすべてハングルで記述されているので、アラビア語で書かれたコーランでも読んでいるような感覚がして、おかしみを感じた。
おかしみといえば、滞在したホテルで便器から水が溢れてしまい、フロントに連絡したのだが、言葉が通じないので現場を見ていただき、対応してもらったことも、今となればいい想い出だ(日本と同じ方式の綺麗な水洗洋式トイレだ)。
まあ、ああいうときはなんとかなるもんで、こういうときに言葉というのは記号的なものに過ぎず、実際は阿吽の呼吸のように言語を超えた地点で私たちはコミュニケーションできているのだなと感じる。

ソウル滞在中、自動車好きの性として、どうしても目に入ってしまうのが、街中を走っていたり、停車している自動車群。
ソウル市街というか韓国全体の四年前の光景としてそうだったのかは知らないが、国内メーカーが圧倒的な割合を占めているように感じた。
とりわけヒュンダイの自動車は多く、タクシーなどで使われているヒュンダイ・ソナタ
新しくデビューした頃だったので、特に目立った(4代目の後期と5代目の前期が目立った)。
形としてはセダンが多いが、果たして現在はどうだろう。
なお、ヒュンダイのディーラーに試しに入ってみたのだが、すぐに「日本人でしょ」と言われた。
服装か?物腰しか?日焼けした肌ゆえか?
まあ、それはどうでもいい。
名刺を頂戴したが、やはり読めない。

また、以下参考までに
ヒュンダイ自動車の公式サイト
巨大メーカーなだけに、世界中のユーザーが閲覧していることを考慮しているように思える

韓国の自動車メーカーは巨大財閥から分離したヒュンダイだけではない。
二番手の最右翼はGM DAEWOO(GM大宇)だろうか。
ヒュンダイの自動車の次によく見かけたのが、このメーカーのものだった。

GM DAEWOOの公式サイト
もう少し英語表記があっても良いが、かっこいいサイトだ。加えて操作性(インターフェース)に優れている。つまり、情報を閲覧・検索しやすいと私は思う

今回はこのGM大宇のクルマの一つに注目してみたい。
手元にカタログがある。たしか、仁川空港でメーカーが配布していたのだと記憶しているが、せっかく所蔵しているのだから公開したいと思う。



車名をREZZOという。以下のサイトが詳しい。

下記斜線字体内は、「ありちんの世界の車」より引用

GMの韓国の子会社GMデーウ(GMDAT)の小型多目的乗用車です。2列仕様のほか、このサイズでありながら3列シート6人乗りも設定されています。韓国国内ではレッツォ、海外ではシボレー・タクマとして欧州などにも輸出されていますが、アメリカには導入されていません。なんともいえない独特のグロテスクなフロントマスクが印象的な車です。

 「5人乗れるだけの広い室内を備えた安いミニバンであるが、機動性や洗練さに欠けており、正直に言って同じお金があるのならシトロエン・クサラピカソをお勧めする」(イギリス情報誌)

データ:直4・2000cc(128ps,18.6kg-m)、4AT・FF駆動、全長4.35m/全幅1.76m/車重1.35t、価格:1千4百万ウォン、参考燃費:9.9km/l。


ちなみに手元のカタログから推測する限りではマニュアルミッションの設定もありそうなのだが、どうなんだろう。
さて、
やはり、GMの傘下(オフィシャルサイトを眺める限り、今もそうなのだろうか)だけあり、GMブランドでもリリースしていた。
多目的乗用車も見かけたことは見かけたが(ミニバンタイプではなく、SUVを見た記憶がある)、全体的な雰囲気としてはやはりセダン優位なので、実際のところどれだけマーケットに受け入れられたのかどうかは知らない。
ちなみに、カタログでは白人の男女が登場しており、非常にアクティブで健康的なイメージを醸し出している。ここでは「家族」というユニットは一切介在していない。つまり、そういう性格づけのクルマなのか、文化的なものなのか、或いは他の要因なのかは分からないが、フロントヘッドライト部がトヨタのカルディナ(210系)に似ているなと思った。全体のフォルムは同じくトヨタのスパシオ(初代)に似ているように思える。
リアコンビは日産のティーノに似ているように思えるし、そう思うと全体的なフォルムはティーノに似ているのかなと思う。
同カテゴリーの国産車との類似点を見つけ出せるということは、やはりカテゴリーとしてはカルディナ・スパシオ・ティーノのように多目的乗用車としてのデザイン性を兼ね備えているとも言えるかもしれない。



さて、孫引きしたイギリス情報誌によれば、シトロエンのクサラピカソがお奨めだという。この点、ハードに関する面においてピカソのほうを奨めているわけだから、何とも言えない。
インテリアの雰囲気や装備品などを見ると、日本のものと似ていて、コンサバティブだけれども、安心感はあるように思える。





もう数年前にリリースされた自動車だから、当然現在の韓国車からすれば古いだろう。ただし、そうした面を差し引いてもなんだか懐かしいデザインのような気がする。コンサバで草食系のような優しい面構えをしている。刺激には欠けるが、のんびりとした落ち着きがあるように思える。

またソウルに行く機会はあるだろうから、過去の韓国の自動車と比較して眺めながら観光や仕事をするのも楽しいかもしれない。
どうやらデザインも質も格段に進化したようだ。
かっこよくて走行性能が良ければ、少なくとも韓国車を購入候補に入れるだろう。
現時点では、例えば国産車と韓国車の二台を所有するという形態は極めてマイナーかもしれないが、私はひょんなことで案外とそれが普通になったりするような気がする。
そうそう韓国車といえば、アメリカのカリフォルニアもヒュンダイの自動車が多く(日本車も多い)、キムチとか焼き肉、韓流、半導体やパソコン以外にも半島ものが流入して普及するのは極めて自然なことだと思っている。

長らく文化交流を閉ざした時代も韓国には確かにあった。
軍事政権が長く続いた。同国内の全羅道差別も強かった。
竹島の問題もあるかもしれない。
しかし、私自身がキムチを食べられるようになったように、人間でも国家でも容易に変貌する。
私はプラスの面を見ていきたいと考えている。
確かに、小中華思想にとらわれる傾向はまだあるかもしれない。
儒教独特の考えもあるだろう(上の小中華思想と系譜として繋がりがある)。
けれども、そうした思想でもって民族を規定することは私流に言えば楽しくない。
私は政治家ではないので、面白く楽しく交流していきたい。
憲法の「思想・信条の理由」を持ち出すまでもない、どこまでも自由に私は思考している。

歴史を学ぶ人間は、多種多様な価値観を学ぶ。
それはとてもいいことだ。自分が住んでいる環境を相対化できるし、多様な価値観の一つ一つはとても新鮮で刺激的だ。
私が歴史を学ぶ目的の一つは、人生をどんどんと楽しむためにある。
経験・識見を広げることで、多様な視点から物事を楽しむ。
ただそれだけである。

話が逸れた。
ハングルを私は読むことはできないけれども、インターネットやカタログ写真から情報を得たり、類推してこのようにブログを綴ることができるし、そういう意味で本当にいい時代になったと思うし、手元にカタログを保管しておいて良かったし、そもそも仁川空港でカタログを配布していたことが良かった。
すべてはcoincidence(偶然の一致)ではなく、私はシンクロニシティだなと思う。
自動車を購入することを選択し、所有することを選択することも、偶発的なようでいて、そこには顕在化できない因果関係があると私は思っている。つまり、必然性があるということだ。

というわけで、これを最後までお読みになった諸兄はこれを奇貨として、REZZOの研究に励んでくだされ(笑)
私はハングルを学習したいなと思った。
では、カッサハムニダ。
Posted at 2010/09/29 06:52:05 | コメント(2) | トラックバック(0) | 自動車カタログ拝見 | クルマ

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何シテル?   06/13 20:42
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