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ワルめーら@Terryのブログ一覧

2020年01月14日 イイね!

Ford V Ferrari 二子玉川(ニコタマ)の変貌

Ford V Ferrari 二子玉川(ニコタマ)の変貌映画を鑑賞するためにここ数十年で大きく変貌した二子玉川に行きました。

モダンなビルディングが立ち並び、幸せそうな家族連れを見ていると、ほんの十数年前とは隔世の感があります。チーマーが跋扈していた溝の口や武蔵小杉も高層ビルが多摩川を挟んで立ち並んでいる様もよく見えます。

私が大学生だった頃までは、渋谷から二子玉川までの田園都市線は新玉川線と呼ばれていましたし、駅名も二子玉川園駅という駅名でした。
また、軌道であった玉電が発着していた頃は二子玉川園という遊園地(いまのライズの跡地)があり、遊廓もあったとのことですが、さすがにその頃のことは知りません。ナムコワンダーエッグが開業した頃は知っていますが(笑)

かつての玉電の二子玉川園駅跡地を訪れてみました。駅前郵便局があるところです。不自然な三角形型の土地だけがかつての名残をとどめています。しかし、それだけですね。
駅から少し離れると、古さびた街区が立ち並び、国分寺崖線の急坂の上には大豪邸が立ち並んでいます。大山街道の名残もあるようでしたが、腹が減ったので散策はやめておきました(笑)








鑑賞した映画は「Ford V Ferrari」です。生々しくて露骨な大企業の利益追求と互いの対抗意識が如実に幸運な副作用として名車を生み出した古き良き時代の雰囲気を感じてみたかったのです。
ヘンリーフォード二世(有名なヘンリーフォードの孫)はのちにクライスラーを再興させたり、デロリアンを作ったアイアコッカを解雇するなど、かなりワンマンな人間だったようです。しかしながら、映画を観るかぎり、皆、組織になんとか留まろうという思惑が如実で、organization man(日本でいう会社に忠誠を誓うバブル期までのサラリーマン)がたくさんいた頃の息吹を感じることができます。そう、昔はアメリカも家族主義的経営が一般的だったんです。

ネタバレするので、クルマの話はなるべく避けていますが、先に述べた企業の思惑や対抗意識の如実さが、GT40(フォードGT)を生み出したんだなあと思います。仮にフォードがフェラーリを買収しており、エンツォフェラーリがもっと抑制的な人間であったのであれば、かのクルマは産まれていなかったことでしょう。
クルマの歴史好きとしては、なぜにシェルビーがマイルズのルマンレーサーへの抜擢にこだわったかという点についての具体的な経緯や、ルマンにおけるフィニッシュ時において、マイルズが何を考えていたのかということを知りたいなと思いました。彼は同年に亡くなってしまいますが。
家内も感動していたくらいなので、別段にクルマに関心がなくとも楽しめる映画だと思います。二子玉川の映画館も満席でした。

I went to the movie with my wife. The movie was fun but personally I thought more detailed stories about Chelvey and Miles. For example,I want to know why Chelvey needed Miles so much in Le man. Also Miles obeyed to the order that Ford cars must do 1-2-3 finish. He nodded silently or not? As he passed away this year,we couldn’t hear his feelings from him,though.












Posted at 2020/01/14 09:25:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | 映画
2019年12月11日 イイね!

「会計!忠臣蔵」 討ち入りするにもゼニがかかるのじゃ

「会計!忠臣蔵」 討ち入りするにもゼニがかかるのじゃ忠臣蔵(※)いえば、その昔は勧善懲悪的な二項対立で捉えられたり、悲壮な覚悟で討ち入りに臨む赤穂浪士たちの姿がが喝采を浴び、感動を呼んだものです。いわゆる英雄譚として描かれていました。池波正太郎などは遥か昔の昭和時代に脱英雄譚的視点で赤穂事件を捉えていましたが、それはさておき。

赤穂事件だけではありませんが、近頃は歴史をどう評価するかという方法論の潮目が変わってきています。本作は物事を成し得るのに必要となるお金を中心点として、会計的側面から、浅野内匠頭切腹から討ち入りに至るまでの諸費用にまつわる悲喜こもごもに焦点を当てています。
そう、物語では無く、ゼニという現実的なものを常に見据えているわけです。

愁眉なのはそうした試みが映画であるにも関わらない、なんら堅苦しいものでは無く、コメディタッチで描いているので、新鮮且つ面白い作品として仕上がっています。

ごくごく一般的な忠臣蔵についての知識さえ知っていれば楽しめますが、ある程度、赤穂事件について知っていた方が楽しめるでしょう。
もっとも、なんらの歴史的知識が無くとも、武器弾薬の調達費用やら使者の交通費やら接待交際費やらを現在の貨幣金額に換算して数値を出しているので、とてもわかりやすいですね。

また、少なくとも赤穂事件のあった元禄時代ともなると貨幣経済が発達してくるので、英雄譚的に描写するだけだと、リアリズムに欠けるきらいがあります。本作は近年の実証研究を踏まえていると思われているので、この点はクリアしています。
当時の武士の倫理観もよく出ていますね。吉良上野介がお咎めを受けなかったのちに、存外に白昼堂々と討ち入りに成功した理由も作中から理解できるかと思います。お家の存続も武士の意地を貫くこともどちらも大切な時代でしたし、武士階級以外でも、そのことを了解していたことがよくわかります。

なお、大石内蔵助の人間臭さや火消し装束で討ち入りに行った理由などもわかるのですが、これらについては本作を観ていただくことがよろしいかと思います。ネタバレさせすぎても仕方ありませんから。

※忠臣蔵という言い方は近松門左衛門の「仮名手本忠臣蔵」から来ている言葉ですので、一般的に膾炙している言葉ではありますが、私は赤穂事件とも呼んでいます。歴史学界でも赤穂事件という呼び方が一般的であると思います。
Posted at 2019/12/11 00:56:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画
2011年08月03日 イイね!

昭和の佇まいの映画館 ~私なら『楢山節考』を鑑賞したい~

昭和の佇まいの映画館 ~私なら『楢山節考』を鑑賞したい~一体いつ頃から開館しているのか、寡聞にして知らないけれども、この建物は映画館である。そして、驚くことに、未だに現役で最新の映画を上映している。
佇まいも、映画全盛と言われた昭和30年代頃とあまり変わらないのではないかという、空想に誘われるような風情である。
そう、敢えて画像をセピア色に変えてみたが、実はくっきりと多彩な色で縁取られた現在の世界にこの映画館はきちんと存続しているのだ。

最近は大規模でスクリーンのたくさんある映画館がある。
私はそういう映画館も好きだ。最新のものには最新ならではの良さがある。
だが、昭和に対する憧憬の念を多少は抱く世代としては、このような風格を持つ映画館という建物そのものに興味を持つし、もしこの映画館で映画を観るとすれば、小津安二郎の『楢山節考』だなと決めた。

小説家深沢七郎原作の『楢山節考』は原作もお薦めだが、小津の作品もお薦めだ。
白黒映画の時代であるが、DVD化されていると思う。
深沢の作品は、日本の民衆達の土俗性や土着性をあぶり出すのが絶妙にうまい作家だ。文庫本ですぐに読了することができるので、一読をお勧めしたい。
博多人形の中に秘められた女性の秘部を楽しむ集まりを描いた作品があり(私はあまり感銘は受けなかったが)、これも一読に値すると思う。
深沢はエッセイなどを読む限りでは、川端のような変態性はあまり持っていないように思える。川端的変態とは、性欲を目や指先で確認することで満足してしまうような、つまり行為にまで及ばない、ある意味で人間らしい性欲の発露である。だから、変態というのは適していないかもしれないが、川端のような性癖の人間は少数派だから、便宜的に変態としておく。いい意味で。

さて、小津作品による映像による世界はもっともっと異なった衝撃を我々に与える。
それは映像ならではのリアリティゆえと一応は説明することはできる。
しかし、それだけではない何かを感じ取れるはずだ。
健康な老婆が山に行くというのは共同体の摂理には叶っているのかもしれない。
しかし、現代的視点から見れば、それは異様だ。
だが、現代の視点から解釈できるほどにことは単純ではない。
こうした構造が映像の中で次々と浮き彫りにされてくる。
だから、小津の『楢山節考』を鑑賞し、原作の深沢七郎のものを読めば、
物事の割り切り方とはなんぞやという、新たな視点があなたの脳裏に浮かぶはずである。
Posted at 2011/08/03 19:35:37 | コメント(2) | トラックバック(0) | 映画 | 旅行/地域
2011年05月25日 イイね!

THE RAMEN GIRL 映画「ラーメンガール」

THE RAMEN GIRL 映画「ラーメンガール」
恋人と暮らすために遥々と日本に来たのに、恋人はどこかへと去ってしまう。
失意のうちに、とあるラーメン屋に飛び込む白人の女性。
ちなみに彼女は日本語も日本の習慣にも馴染みがない。
ラーメン屋は閉店後だったが、それでもラーメンを一杯差し出す店主(西田敏行)。
そこで、彼女は一気に元気を取り戻し、そしてラーメン作りこそが自分の天職だと
思うようになる。そして、店主に弟子入りを志願し、ラーメン作りに励む。
果たしてそこにどのようなドラマがあるのだろうか。。
なんじゃそりゃって感じのあらすじ(笑)
しかし、まあ細部を観なければなんともいえませんな。



それにしても、こんな作品がアメリカで作られていたとは。
皆さんは知ってましたか?
日本人の制作スタッフもたくさんいるのだろうが、やはり基本的にはアメリカ側から見た視点なのだろう。そういう意味で興味深い。
恋人と別れた白人女性が、たまたま近くにあったラーメン屋のラーメンに感激し、弟子入りを始めるだなんて、物語として荒唐無稽な感がするが、別にリアリズムを求めるのが映画の仕事でもないだろうから、どのような筋書きなのか鑑賞してみたい気がする。西田敏行がいい味を出しているに違いないだろうし。
最終的には大団円で終わるのだろうと予測は付くけれど、終幕までの物語の進行を見てみたい気がする。

まあ確かに、日本人がラーメン屋の店主に弟子入りしても映画にはならないけれども、外国人がラーメン屋に弟子入りするという設定にはおったまげたね。
日本人がインドに行ってカレー作りの修行をするインド映画があると聴けば、違和感があまりないので、あっさりでもなくこってりでもない程よい味わいを堪能できるのではないかな、この映画。
ラーメンでいえば、こってりの天一のスープほどのどろどろさもなく(このどろどろさが魅力なんだけれど)、気軽に鑑賞できていいんじゃないかな。自宅で作るしょうゆラーメンになるとを添えたようなお手軽感もありそう。







Posted at 2011/05/25 23:53:03 | コメント(2) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2011年04月19日 イイね!

映画『阪急電車』 ~「ありそうなこと」を活写した良作~

映画『阪急電車』 ~「ありそうなこと」を活写した良作~舞台挨拶を兼ねた試写会に赴き、むろんパンフレットもいただいたのですが、なぜかいただいたパンフレットがいま見当たらないので、すべて己の脳みその記憶を頼りに書くことにしましょう。
でも、この作品に関しては記憶に残りやすい作品なので、パンフレット無しに自分の思うままに印象を記すのがちょうどいいのかもしれないとも思っています。

この『阪急電車』という映画(原作は有川浩の小説ですね。私は未読です)は、阪急今宮線という短い路線を通じたさまざまな人間模様が描かれています。
これら人間たちが繰りなす物語がお互いに入り組みつつ交叉していて、その模様がいかにも「こういうことならありそうだ」という感覚をもたらすために、共感して観ることができます。
ただし、婚約不履行となり、元婚約者の結婚式に花嫁衣裳で乗り込み、帰路に阪急電車に乗る中谷美紀のごとき人物を目にする光景はまずないとは思いますが(笑)
冒頭からこの場面が出てくるのですよ。
もっとも、私はこうした場面を電車で見てみたいとは思います(笑)
しかし、さすがに自分の結婚式には来て欲しくないです。
あっ、私は既婚者ですのでその心配はないですね、たぶん(笑)
余談でした。

冒頭が上に述べたとおり、中谷美紀が婚約破棄を伝えられ憤る場面なので、これははてさてどんな突飛なお話なんだろうと鼻くそをほじくろうと思っていたくらいですが、他の登場人物がそれぞれ抱えている人間模様は「ありそうだ」という感情を刺激してくれますし、この短い路線のなかで、それぞれの人間が出会いながら、お互いに抱えている問題をさらけ出したり、共感しあったりする。そして、お互いの問題はこれら人間同士の、たまたま電車に乗り合わせただけの赤の他人との出会いによって、それぞれ問題は解消されどうでもいいことになったり、うまく解決の道筋を立てられたりする。
ちなみに、中谷美紀も以後はいい味を出し、これら「ありそうだ」という人間模様に関与していくことになります。

こうした人間模様を電車という一見すると赤の他人が集う空間を舞台に展開したのがうまいところだなと思います。そして、阪急今宮線という超ローカル路線でもなく、かといって決してメイン路線でもない、適度にほのぼのとした路線が舞台になっているところが、「これはいかにもありそうだな」という心理をより促進させてくれるのではないでしょうか。

なお、今回は舞台挨拶(スピンオフ作品の主役である永井大さん・白石美穂さん)のあとに、スピンオフ作品の一話が公開されました。
宝塚の図書館で同じような読書嗜好を持つ白石美穂に好意を抱いた永井大が、阪急電車(もちろん今宮線)でたまたま彼女と隣り合わせになる。つまり、図書館以外で初めて出会うことになる。
「これが彼女との出会いだった」という台詞で一話は終話するのですが、続きをみたい方はauのケータイからなら鑑賞できるそうなので、是非どうぞ。

Posted at 2011/04/19 14:50:22 | コメント(1) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ

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何シテル?   06/13 20:42
帝都東京の地を根城とし、四方八方と旅する行動力の塊がワタクシ、ワルめーらでございます。 東京から大阪くらいまで(往復で1000キロ程度)なら日帰りで行き帰りす...

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