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2012年09月28日 イイね!

人情福島旅行記 飯坂温泉・福島駅周辺編  My journey to Northeast Japan volume3

人情福島旅行記 飯坂温泉・福島駅周辺編  My journey to Northeast Japan volume3
承前。
近頃はめっきり冷え込むようになったが、みちのくの福島はどんな塩梅なのであろう。
私が福島への旅を堪能したのは、ほんの二週間程度前のことなのだけれど、あの蒸し暑さ(福島でさえ暑かった)がウソのようである。

人情福島旅行記 福島市到着編  My journey to Northeast Japan volume2

宿泊した宿はいかにも昔ながらの温泉宿という風情で、「○○様」という垂れ幕が旅館入口・膳所に密接した大広間の食事処の膳のそれぞれ・宿泊する部屋に掲げられていた。
畳敷きの大広間に座り、自分の名前が書かれている膳に腰掛けて、給仕していただく。
旅館には旅館私有の温泉があり、外風呂と内風呂を堪能する。
なんとも贅を尽くした旅ではないか。
日本の温泉旅館の伝統が今も息づいているなという点で興味深くもあった。

翌朝も同様に畳敷きの大部屋に設えられた「私の」膳で朝食を摂る。
朝も外風呂と内風呂を堪能した。
飯坂の温泉の特徴として、入り始めは熱いのだけれど、その熱さの刺激は全身に行き渡らずに、徐々に身体に溶け込むようにじわーっと身体を温めてくれる。
そのような感覚がした。
かくして、クルマを預けている関係もあり、今日は温泉郷を楽しんでみようと思ったのであった。

飯坂温泉郷は川沿いを中心に発達した温泉街のようである。
川沿いの建物はすっかりと古錆びているが、別段時代に取り残されたという無惨さはこれっぽっちもなく、近年になり増えている足湯の施設を随所に配することで、若い人たちの耳目をも引くようになったように思える。






神話の時代である日本武尊の時代に発見されたというのは定かではないにせよ、
少なくとも奈良・平安期には温泉街として成立していたように思える。
古くは「鯖湖の湯」と呼ばれていたようであり(現在でも同名の共同温泉入浴施設がある)、かの西行法師の歌である
「あかずして 別れし人のすむ里は 左波子(さばこ)の見ゆる 山の彼方か」にちなんで名付けられたようである。となると西行もここを来訪したことになる。
西行は東北各地にその足跡を留めているが、修験道の開祖である役小角や奈良の大仏建立の立役者である行基とともに、足跡が至るところにあるような印象がある。それは彼ら自身の実際の人生以上に後世の物語が肥大化したということにもなるだろうが、ともあれ、いずれも賢人であり偉人であることに間違いはない。

その後、時代を下り、芭蕉もこの地を来訪した。
芭蕉は吟ずる。

「笈も太刀も五月にかざれ帋幟」(おいもたちも さつきにかざれ かみのぼり)

私は五月(旧暦だと梅雨時か)に件の川に盛大な鯉のぼりでも掲げられていて、その光景を歌ったのかなと思いきやさにあらず。
「弁慶の笈も、義経の太刀も五月の端午の節句にかざってくれ、あの鯉幟と一緒に」といった具合の意味である。つまり、俳諧そのままを字義通り受け取るのではなく、その裏にあるメッセージを読み解くことが重要で、そのためには多少の歴史的知識が必要となる。

芭蕉は奥州に逃れた源義経のことが好きだったようである(ついでに彼は同じく頼朝に追われた源義仲のことも好きで、芭蕉の墓所は彼の遺言に従い、実は義仲の隣にある。滋賀県にある大津市義仲寺である)

参考までに
近江・若狭紀行 ~膳所駅近辺・義仲寺~
*今年の秋口も大津や京方面に遠征したいと考えています

さて、件の句と義経の関係について述べよう。
いかにも東北的な忠義深い人々についての朴訥・純真さが溢れるエピソードである。

源平の世の頃である。
当時、飯坂一帯を治めていたのが「信夫の荘司」「湯の荘司」と呼ばれた佐藤元治という人物で、そのころ、平泉にいた源義経が源平合戦に旗揚げしようとした際、息子である継信と忠信を同行させた。
ついでに言えば、東北には佐藤姓が非常に多い。
兄弟は義経の下で大いに活躍するが、兄継信は屋島の合戦で義経に向けられた矢の盾になって戦死し、弟忠信はといえば、義経がいよいよ頼朝から追われる身になったとき、京都で義経主従を脱出させる為、義経を装って身代わりで戦死してしまったという。
兄弟の母である乙和が悲嘆に暮れているのを見た妻(若桜と楓)たちは、自分の夫が帰らぬ人になった悲しみをこらえながら、甲冑を身に着け継信・忠信の凱旋の勇士を装い、姑の心を癒したという逸話が残っているそうだ。
芭蕉はこれにいたく感動し、彼らにゆかりがあり、墓所もある医王寺にて上記の句を詠んだとのことである。
今回、私は訪れなかった。

それにしてもこの句は鎮魂歌なのだろうか。弁慶の荷物や義経の太刀を鯉のぼりと一緒に飾るというのをストレートに解釈すると、あまり趣味の良さそうな感じはしない。鯉のぼりのなかに想像の世界として弁慶や義経の活躍を仮託したのであろう。
それでは佐藤一族に関する事柄がどこに書いてあるのかというと、鯉のぼりが佐藤一族を指すのではないだろうか。
あくまでも忠誠を尽くし命は永らえなかったけれども、その至誠の魂は永遠に大空を泳ぎ続けるという具合に。
私は俳諧に関しては門外漢だが、そういう受け止め方をしてみた。

温泉郷は足湯どころか手を浸す手湯まで備えている。
それが昔ながらの名家の跡地(公開されている)内にあるというのだから、飯坂の温泉の湯量は計り知れない。





禅寺らしい静謐で清潔な境内でもつかの間の休息もとった。

飯坂の湯量はげに豊富で、それゆえにか像に水を掛けるのではなく、お湯をかけて不具合な箇所を撫でることで治癒されるという飯坂ならではの観音像も見つけた。



飯坂温泉郷散策を一通り終えたあとは福島市中心部に行くことにした。
幸いなことに、飯坂から福島駅までは鉄道がある。
福島交通飯坂線という。





最後の写真は福島駅前にて。隣は阿武隈急行という私鉄である。
室内は扇風機が回っていて、エアコン車両が普及している東京から見ると、非常に懐かしげだった。



殷賑なる福島駅前の駅ビルでまず書店を探して立ち読み。やがてドトールに入り、珈琲を堪能する。
とこの辺りは東京とまったく変わりがない。都市生活者的な生き方だ。
ドトールでやけに眠くなってしまい、うとうとしながら再び外へ出る。
木陰では涼しい風が吹いていたものの、夏の余韻が濃厚でまだまだ暑かった。



しばらくJRの駅前でしゃがみながら、往来する交通を見てみたが、ふとディーラーに連絡をとってみると、なんと部品は既に手に入り、作業中で、今日中には仕上がるとの知らせ。タクシー会社まで紹介していただき、タクシー代もディーラー持ちとしてくださったことは以前に記した通りである。

結局、日の明るいうちにはクルマが手元に戻ってきて、感謝の意味と興味から、信夫山に登り、参拝したというわけである。信夫山についてはvolumn2のところで述べたと思う。画像も掲載しているので併せてご覧いただきたい。甘南備山の風格があるように思えた。

試みに九星気学という観点から、今回の旅路を振り返ってみよう。
気学については専門家ではないので、興味のある方は書籍やサイトをあたっていただきたい。一種の精緻な統計学といえようか。
今年は福島の方向が九紫火星で(我が家からみて)、これはある事柄が露見するという象意を含む。
オルタネータが突然にお陀仏したのも、考えようによってはそうも言える。
また、今月は一白水星の方角であり、これは厚遇という象意もあるようだ。
私が訪問した日の星回りについては忘れたが、援助や幸運をもたらす象意のある星が回座していたように思う。
と、当てはめれば、すべて当てはめられるのだが、こうした学問的観点ではなく(私は気学は学問だと思う。現在の九星気学の原型ができたのは大正時代だそうで、日本人が体系付けた。もっとも起源となると遥か古代中国にまで遡る。紀元前10世紀など想像も付かないような時代からの名残もある。以上、余談)、純粋に人や事物の人情や温かみに感謝することが特に重要なのだなということを、私に気づかせてくれた。






Posted at 2012/09/28 18:51:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドライブ | 旅行/地域
2012年09月28日 イイね!

大塚・池袋間を歩く ~アムラックスであの12気筒とお戯れ~

大塚・池袋間を歩く ~アムラックスであの12気筒とお戯れ~某月某日:永田町界隈にて



「地元の公演会会場まで急いでくれ」
「かしこまりました」
「そうだ、その前に党本部に立ち寄ってくれたまえ」
「いよいよ総裁選でございますね、先生」
「うむ」

こんな会話が似合うクルマといえば、ただ一つ。
トヨタセンチュリー♫



永田町界隈はまだまだセンチュリーが主流ですな。
なんといっても、快適装備が満載だし、スムーズな乗り心地(運転したことがある・後述)は秀逸。
それと先生方の耳目を惹くかどうかはわからないけれども、
国産唯一の12気筒エンジンが搭載されている点も大きな魅力。



ドメスティックなクルマかと思いきや、さすがはグローバル化した世界である。
なんと海外に向けても(?)紹介されているではないか。
せっかくなので、ここで海外の方の声を聞いてみましょう(笑)
この人は模範的な英語を書いてますよ。
大文字で記すべきところは記しているし、丁寧な方とお見受けした。

>Wow! 5.0L V12?
More economical than the 6.0L V12 engine for its competitor, Mercedes-Benz S600/600SEL W140.
The W140 is quite more technologically advanced than the Century

しかし、そんな彼(男性でしょう)も驚きを隠せません(笑)
ただ、そのあとの文章が割合と冷静。
確かにメルセデスのSクラス(W120だから先代Sクラスかな?)よりは経済的かもしれない。
しかし、この方は先進的なテクノロジーという点ではSクラスのほうが上だと言う。
これはどうかな。
上の動画ではVVTIや電子制御マルチリンクエアサス等の紹介はされていたけれど、「おお!これは(ノ゚ο゚)ノ」という技術は紹介されていなかった(動画がアップロードされた時期の関係もあるだろう)。
どうも、解説を聞いているとスムーズな乗り心地をウリにしていて、先進技術はその補足説明のような形をとっている。まあ、それがセンチュリーをプレゼンするのであれば、当然だろうけれど。
だから、W140のSクラスのほうが先進的と考えるのかもしれない。
実際、どちらが先進的なのかはよくわからないし。
先進的ってなんだろうなんてことを最近考える私。

それはともかくとして、
センチュリーはスムーズな乗り心地だけでなく、ドライビングも秀逸。
さすがに動画のほぼ冒頭でsmooth drivingと述べているだけのことはある。
もっとも、ドライビングの秀逸さについては私の主観なのだけれど。
お台場のメガウェブで実際に運転したことがあるんだけれど、割合とコンサバティブなドライブフィールだったように思える。ステアリングは軽いのだけれど、感覚がしっかりとしている。
そして、存外と小回りが結構効くのも良い。
アムラックスの噴水周回コースでもインをついて走ることができる(笑)

以上、長々とセンチュリーについて語ったけれども、先だって大塚から池袋まで歩く途上、アムラックスに立ち寄ったので、久し振りにこの珠玉のマシンの後部座席にてごろんとしてみた次第(笑)
そのための前フリが上の文章であった。



センチュリーアカスリ仕様のすすめ


昔からアホやってます(笑)

アムラックスでほかに興味を惹いたクルマは86のモデリスタバージョンとオーリスRS、それとプリウスのG`sかな。






86モデリスタはいいね。
レーシーな雰囲気が出てるでしょ。
とある海外出身女性はセクシーな室内と評していた。なるほど、レーシーさとセクシーさは紙一重ないしは同義語なのかもしれない。

素人ならではの「トヨタ86」雑感
↑既に春のうちに86を試乗し終えている私(笑)



G`sのプリウス。
内装が(たぶん)まんまノーマルのプリウスなんだけれど、その点を許容すれば魅力満点。CR-Zに対抗して3ペダルの設定を!
馬力は20系に乗ったとき(アムラックスで借りた)には、エンジンだけで走る領域で、力不足と騒音を感じた。護国寺の坂のところで。
現行モデルでは改善されているのだろうし、高速道路追い越し車線での速さを鑑みれば(ハイギヤードなのか?)、ツアラーカーとしても魅力的。

オーリスRSは写真を撮らなかった。貴重なマニュアルモデルなので、国産3ペダル派はリアシートとはとても称せない86よりも、きちんとしたリアシートを備えたオーリスを選ぶのもありかもしれない。
リアビューが最終型カルディナのそれに似ているような気がしたが、アルファ156ワゴンにも見えなくもない。
引き続き、微妙なカテゴリーで勝負するクルマとなりそうだ。

さて、大塚から池袋まで歩いたときのことについて記そう。
なんとなしに大塚駅を降りた私は、まずは遅めの昼食を取るために、駅の北口の商店街を逍遥。
いやはや、雰囲気が独特な街だな。初来訪ではないけれども、こうして歩でもって、あらためて街の様子を眺めていると、その独特さに気づかざるを得ない。
独特さとはなにか。
説明しにくいのだけれど、まず下町的ではある。そしてアジア的な香りが強く、また全体としてゴテゴテとした印象を与える。
風俗店もあれば、昔ながらの店舗も残されている。
そういう意味では、昭和的余韻を感じる街と言えるかもしれない。

ここで、食したのがなんとスープがトマトというユニークさをウリにしているラーメン屋さん
アリだね。トマトが苦手な人はむろんのこと、既存のラーメン像を強く信奉している人には受け入れがたいかもしれない。
でも、こういうラーメンがあってもいいと思うんだよね。
なお、残りのトマト汁を利用してリゾットを楽しむこともできる。
私は麺のみを食したが、合うだろうな。
チーズとの相性はさすが。



そしてお腹を満たしたあとに、好奇心の虫が湧いてきて、池袋まで歩いてみたというわけ。それも地図も参照せずに適当に。
すると、小さな児童公園に看板があり、「真宗大学の跡がうんたら」と書いてあるのを見つけた。
なんと、その児童公園のすぐ近くには現在京都にある大谷大学の前身の大学があったそうだ。
あ、そんなに驚かない?
私は新鮮な驚きを感じたけれどな。
当時の巣鴨村にて(相当な田舎だっただろう)、廃仏毀釈(明治時代に明治政府は神道を国家の宗教とした。本来、仏教と神道は日本では渾然一体となっていたが、政府はそれを嫌い、仏教界を弾圧した。これを「はいぶつきしゃく」と呼ぶ)の影響で大変な仏教界の復権を図るために奮闘した浄土真宗の僧侶たちの姿が思い浮かべさせられる。

真宗の大学跡には今も学校があった(そこが跡地だと思うんだが)。
意外なことに大塚と池袋の間には台があり、一帯は行政区分上、上池袋と呼ばれている。その台上に位置していた中高一貫の学校のようである。
サンシャインや前述のアムラックスのある東池袋までなら何度も足を運んだことがあるのだが、上池袋なる地番は初めて知った。
民家が密集しており、道も複雑錯綜としていて、何やら世田谷や大阪市街の裏道にも似ている。クルマでの移動には適していないだろう。
やがて、サンシャインのビルが見えてきたあたりに、鉄道路線をまたぐ(鉄道路線は丘の下を走っているので、この言い方は正確ではない)橋がみえた。
橋を渡り、左方をみやると、なんとスカイツリーが真正面に見えた。


*山手線の路線だが、ご覧のとおり長編成の電気機関車が通っていた。
この橋は鉄道写真好きの方々には有名なのだろうか。
帝京平成大学のそばにあり、宮仲橋という。

スカイツリーが建設されるまえ、東池袋が第二東京タワー(当時の名称)の候補地の一つであったことが思い出された。いや、雑司が谷だったかな?
ともあれ、スカイツリーがそびえ立つ業平橋・押上界隈に比しても、雑然とした街並みが特徴的な上記地域にツリーが建っていた可能性もあり、スカイツリーはいずれにしても、下町の飾り気のない平凡な風景から突然そそり立つ怪獣のような様相を呈していたことには変わりはなかったとも言えよう。

東池袋に着いた。
相変わらずゴミゴミしている。道路もまったくもって整然としていないのが池袋らしい。
上述のアムラックス近辺にあるアニメイトは昔に比べて大幅に大きくなり、また繁盛しているようで、アニメ人気が近年さらに向上していることを窺わせた。
アニメもいいけれど、、、
「やはりクルマだよな!」
ということで、アムラックスに入った次第。

アムラックスで楽しんだあとは、東口駅前のジュンク堂(ここは蔵書が充実していていい)で本を読み、国鉄と私鉄を使い帰宅。
私はかつて池袋からほんの数駅のところに住んでいた時期もあり、池袋はいろいろな意味で思い出深い。

思えば、その前日は埼玉の北本で寿司を食べ、草加で風呂に入ったのだった。
出発時間は夜7時過ぎ。
埼玉にはあまり立ち寄らないし、道中のことどもなどについても書いてみたいと思ったが、今宵はこの辺りで筆を措く。


*国道17号線沿いのGS。この場所がわかった人は地元民ですな(笑)
Posted at 2012/09/28 00:57:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | 散歩 | 旅行/地域
2012年09月24日 イイね!

人情福島旅行記 福島市到着編  My journey to Northeast Japan volume2

人情福島旅行記 福島市到着編  My journey to Northeast Japan volume2本ブログは、一泊二日の旅程で福島を満喫したときのこと、それに関連した事柄を記したものであり、既に序編を書き終えた。
関心をお持ちの方は以下のブログも併せてお読みいただければ、幸甚である。

人情福島旅行記 いわき・阿武隈編  My journey to Northeast Japan volume1

夕刻になってきた。
阿武隈高地から宿泊先である飯坂温泉にある旅館(福島市)に向かわねばならない。
中通り地方(福島市や郡山市などを擁する福島県中央部の盆地地帯)に進むに連れて、ようやく人煙が盛んになり、阿武隈高地での出来事はあたかも夢の中の事柄であるかのようにも思われた。
殊に川内村の広大な平原地帯は何やら、上代のみちのくを見ているかのようでもある。当時、みちのくは良質な馬の産地として知られていて、この平原の風景に馬が放牧されている姿を想像してみると、たちまちのうちに時間は過去へと遡及する。
閑散とした田舎の魅力というのは、こうした想像力を働かせる余地が非常に大きいことにあるのだろう。まして、東北地方(みちのく)ともなれば、いにしえの都人が大いに憧憬したが如く、関東人の私にとっても、いまだいにしえの往時を偲びやすい土地なのである。
例えば、海沿いの浜通り地方(いわき市、相馬市など)の場合、かなり陽気な風を感じる。その陽気さは温暖な気候と荒ぶる太平洋がもたらしているのであろうが、馬を養い、自然の荒野を馬で駆け巡ったりするという私のイメージとは異なる。
現に浜通り地方の人は陽気だそうである。内陸部に行けば行くほどに朴訥な東北人の典型の要素が出てくるとのことである。
いささか主観的経験ながら、私は浜通り地方に縁があったので、上に述べた論はある程度納得できる。彼らは何事も鷹揚という感覚がする(あくまで主観論)。
それに対し、内陸部に入ると、口数の少ない朴訥な人々が多いという感想を抱くことが何度かあった。

さて、いよいよ宿に近づくに連れて、クルマの警告灯が点滅したりと、様相がおかしくなってきた。このことはほかのブログでも書いたのだけれども、私がこのブログのタイトルに「人情」という言葉を挿入したのは、その時に私が経験した数々の好意をよくよく記憶しておきたいからであった。



ここで概略的に言えば、クルマが動かなくなり、搬送されたクルマがディーラーに向かった。7時は過ぎていただろう。翌日までにクルマが手元に戻ってくる可能性は一般的には少なかったが、それが可能となったばかりではなく、常に気遣いをしてくださった。宿へはなんとかタクシーで行くことができたし、夕御飯の時間にも間に合った。



私は気分がぐんと軽くなり、翌日以降、徒歩や電車で大いに温泉街や福島市街地を満喫したのであった。
こうした気楽な構えもまた良かったのであろうが、結果としてその日のうちに都内に自分のクルマで戻ることができたというのは、僥倖である。

帰り際に福島市街にそびえる甘南備山のような山容を誇る信夫山(和歌でも有名な土地である)に登り、そこにある社殿にお礼の参拝をしたのも、ごくごく素直な感情からであった。





私は当初、牡鹿半島に行きたいという気持ちが強かったのだけれども(volume1参照)、いかなるメカニズムなのか、結局は福島県内を楽しみ、またその人情の素晴らしさに接することができたのである。
私は最適な選択をしたのだという確信が今でも心に満ち満ちている。

翌日に飯坂温泉街を散策したことや、福島駅近辺を逍遥したことについては
また頁を改めたいと思う。
なお、旅館にて独り和室の部屋で気分よく眠れたときの感触を、皮膚で覚えていることも、この場で特記したい。

Posted at 2012/09/24 23:40:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドライブ | 旅行/地域
2012年09月22日 イイね!

"The 11th cake meeting report" (The Axis and UK cars got togather:D)  第11回ケーキオフレポート ~日独伊英車が集結〜♪

"The 11th cake meeting report" (The Axis and UK cars got togather:D)  第11回ケーキオフレポート ~日独伊英車が集結〜♪

レストランで優雅にランチやケーキを食べながら、いろいろな話題について談笑するセレブなケーキオフが無事開催されました~~(^^)パチパチパチ



イタリア栗のモンブラン♫

ケーキを食べたあとは、ピッツァ♫ 
水牛モツァレラチーズのマルゲリータというピザです。
にしても、「水牛」ってなんだろう。牛肉等は入っていないように思いましたが(笑)
相変わらずウエイトレスのお姉さんがキレイだったので、うっとりしてしまい、聞くのを忘れちゃいました(爆)
【追記】モツァレラチーズは水牛の乳から作られるという指摘を家人から受けました(笑)なるほどね~~

さて、やはりみんカラの集まりということで、クルマやバイク(今回はバイクの方の出席はありませんでした)の話が盛り上がりますし、オフ会会場へもクルマでの来場が普通であります。
そこで、後ほど、皆さまがお乗りになってきたクルマをご紹介いたします。

にしても、今回も車種はバラバラでしたが、BMW勢が強かった(多かった)ですね~
だんだんとBMWの車種ごとの違いについても理解しつつあります。
と申しましても、皆さん、それなりにこだわっていじっているので、ノーマルの状態がよくわかりませんけれども(笑)

さて、表題にもありますように、国産ほか、ドイツ・イタリア・イギリスのクルマが勢揃いし、いよいよ国籍までもがバラバラになっていて面白かったですね(笑)

それでは以下、皆さまのそれぞれの掛け替えのない愛車をご紹介したいと思います♫

今回は初参加のBrockenさんど根性!さんのおクルマをご紹介いたしましょう。
特にど根性!さんは二台のクルマでご参加くださいました。
一台はど根性!さんの運転、もう一台は奥様の運転です。お子様と三人でご参加いただきました。

まず、Brockenさんのクルマです。
BMWの1シリーズです。六気筒モデルです。


エンブレムなど、小ワザが光ってましたね!
私のテニスの師匠ともなりそうですので、今後ともよろしくお付き合いのほどをお願いいたします(笑)
それにしても、いまや、このサイズでFRの六気筒とは本当に貴重ですね。

続いて、ど根性!さんが運転されてきたフェラーリテスタロッサです。


ホイールはF355のものだそうですよ。

奥様が運転されてきたのは、ベントレーコンチネンタルGTです。


特に、ど根性!さんご夫妻のテスタロッサとベントレーの運転席に座らせていただきました。テスタロッサは紛れもなくスーパーカーです、ゆえにこそ気品があります。が、テスタロッサはあまたのスーパーカーの中でも特に気品があるように感じました。
対するベントレーは高級パーソナルクーペですが、こちらにも気品があります。
気品があるという点で共通しているのかなと思いました。
ど根性!さん、ありがとうございます♫

なお、Brockenさんとど根性!さんの愛車のエンジンルームも比較してみました。
130iとテスタロッサのエンジンルーム比較という異色対決です(ベントレーのエンジンルームも興味がありますね)。

6発対12発!

また是非ともお越しくださいね!
お待ちしております^^

続いて、ほかの方々の愛車をご紹介いたします~

sumo195さんのトヨタオーパです。
今回はニューホイールを装着されたとのことで、私がこのブログでお披露目しちゃいます(笑)


オーパは欧州的な佇まいのクルマだと私は思います。
ですので、主張を抑え気味に、しかしキラリと光るこのホイールはよく似合っていると思いますよ♫

続いて、3シリーズ乗りの90BKさんの愛車。
いやはや、でっかいバナナを装着されましたね~~


今回も結局、ナンバープレートの件で盛り上がりました(笑)

同じく3シリーズ乗りのBMW☆マニアさんの愛車。
こちらもばかでかい赤バナナが装着されています。ブレンボバナナです。
運転するときに、おいしさを堪能できるのでしょう♫
光り物細工も活かしていますね!




si-takeさん
のレガシィ。
スキー・スノボ三昧のsi-takeさんにとって最良の愛車です。
夏場は是非とも冬場のイメトレを趣味にしてください(爆)


そして、私ワルめーらのプリメーラです。
オルタネーターも交換し、万全です!



個性溢れるホイールたち。いいですな~
足元は重要ですよね。個性あるホイールと女性の足を眺めるのが大好きであります(爆)

さてさて、以上ダイジェスト的ではありますが、ケーキオフのレポートとしてまとめさせていただきました。
此度も大変に素晴らしいひとときを過ごすことができ、本当に感謝しております。
ありがとうございました。

ワルめーら拝
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参加された皆さまそれぞれのオフ会レポート

BMW☆マニアさん ☆マニア・・・・・何、考えてるの?!(爆)

90BKさん  世田谷名物ケーキオフ・・・♪


(9月24日に新たに追加しました~~)

Brockenさん セレブ!? なケーキオフに参加

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【追記】si-takeさんに撮影していただいた画像です。私もBMW乗りの大先輩を見倣って(笑)、ど根性!さんの愛車に乗ったときの、ときめきと感動を表したいと思います(笑)


いやはや、私もまたクルマバカなのでありました^^;;
Posted at 2012/09/22 20:14:37 | コメント(11) | トラックバック(0) | オフ会 | クルマ
2012年09月21日 イイね!

明日はケーキオフデス 9月22日(土) about 11th cake meeting

明日はケーキオフデス 9月22日(土) about 11th cake meeting
こんばんは\(^▽^)/

既にブログやコミュのスレッドにて告知いたしましたが、オフ会前日ということで、改めてブログにいたします。
重複する箇所が多々ありますが、ご容赦を。

当日は以下の要領で執り行いたいと思います。

【場所】神戸屋レストラン芦花公園店
http://www.kobeyarestaurant.co.jp/shop/east/rokakouen.html

【集合時間・場所】上記レストラン隣接の駐車場にて午前10時40分

*遅れてご参加される方は必ずご連絡くださいませ。座席を確保するためです。複数人(ご家族など)で参加される方もその旨をご連絡ください。
なお、連絡先はひとまずは私のメッセにてお願いいたします。
*オフ会の解散時間は特に定めていません(その時の流れで決めています)。
*途中でのご退出は自由です。
*お友達を連れてきていただいても結構です。ただし、席の確保の関係上、事前連絡をお願いいたします。

○当日の参加が確定されている方(21日現在/9名)
・90BKさん
・sumo195さん
・si-takeさん
・Brockenさん
・ど根性!さん
・ど根性!さん奥様
・ど根性!さんお子様
・セサさん
・ワルめーら

○オフ会参加希望で当日参加未定の方(21日現在/4名)
・mitsu@さん
・変なニブ子さん
・CORTEXさん
・ツンさん
当日の参加が可能かどうか、ご連絡くださいませ。
前日までで構いませんが、できるだけ早めにご連絡くださると助かります。

今現在、参加される方は9名ということで認識しておきますね。




それでは参加される方は気軽な気持ちで楽しみましょう♫
参加がかなわない方も、またすぐに交流する機会があることでしょう^^v

ではでは~(o・・o)/
Posted at 2012/09/21 20:19:11 | コメント(3) | トラックバック(0) | オフ会 | 旅行/地域

プロフィール

「昭和な会食」
何シテル?   07/18 20:09
帝都東京の地を根城とし、四方八方と旅する行動力の塊がワタクシ、ワルめーらでございます。 東京から大阪くらいまで(往復で1000キロ程度)なら日帰りで行き帰りす...

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