変態レンズ　その２　変態の成果

今回は、

ぐるぐるボケレンズの

ぐるぐる　を再現するため、

撮影を試みました。



前回、ちょっとご紹介しましたが、

SONY α7cにアダプターを取り付け、

HELIOS-44-2 58mm/f2 　

を装着しました。


HELIOS-44-2 のマウントはM42というもので、

M42-NEXアダプターを装着してカメラに

セットすることになります。



アダプターは安価なものは数百円のものから入手できますが、

値段と性能の関係はどうなんでしょう？




まずは、適当に撮影してみました。

写真はリサイズのみ行っています。

部屋のカーテンです。



なんでこんなもの？




窓から顔を出して撮影するといった、

全然、フレーミングなど気にせず普通に

撮影してみた結果として、

色味は、割とコントラストが低い感じで、

オールドレンズを感じます。


室内で育てているガジュマルくんを撮影してみました。

背景に樹木の隙間から光が差し込んでいます。

ぐるぐるではないですが、面白い玉ボケが出ています。

光が入らないように撮影した場合はこんな感じ。



おそらく、ぐるぐるにならないのは、ガジュマルくんと

背景の木々に距離があるからだと思われます。


ちょっと逆光が入ると、フレアがすごいことに。




廊下に出て映してみました。




外に出て開放にして撮影してみます。


開放ですが、ピントをあわせた箇所の距離が大きいので

被写体を近くに置くという条件を満たさないうえ、

晴天の空をバックにしていますので、

点状の明るい光もないので、ぐるぐるボケはでません。



照明灯はボケています。


近くにあった樹の赤い実を撮影してみます。





この変態レンズ、ほんとに好きになりそうです。



古い設計で技術的な問題を抱えていることで

このようなぐるぐるまわるボケが生じるとのこと。



現在のレンズでは、絶対に生じない個性なんだと感じます。