さて、前回に引き続きパッソ。
私が借りた車は懐かしく好ましい
ベンチシート仕様♪
まるでMS41クラウンデラックスのよう(^^)
暖かい配色や素材と相俟って、
アットホームな雰囲気ですね。
このクルマ、意外に車室を囲む骨格も堅牢な感じで、
先代パッソやヴィッツに比較し製作者の良心を感じます。
インテリアはファンシーでそれはそれで結構なのですが、
素材は硬質なプラスチックで非常にチープな印象です。
シートベルト着用義務化やエアバッグシステムの進化で、
乗員がダッシュボードなどに直接激突することが無くなった?
ことによるコストダウンには好都合な措置なのでしょうか?
目に見えるところは良くできており停まっていると素晴しく完璧ですが、
走ってみるとロードノイズはこのクラスの平均的なものだし、
何より安定感や操舵感は安物らしさが否めません。
しかしトヨタの真骨頂で故障も少なく丁寧に乗れば、
愛着に応え長持ちしそうです。
このクルマのグレードや価格は不明ですが、
webでチラ見したところ最上級グレードの1.3-Hanaは約150万円!
あらら、出物があれば新車のようなコンディションの560SELが
買えるではありませんか。
でも政治経済が不安定な三流国家に転落してしまったこの日本で、
忙しい日々に追われる子育て家族や老後の人生のお供としては
こういうクルマに乗り手堅く暮らすのも悪くないのでしょうね。
MS41クラウンデラックスから45年も経つとこのようなコンパクトカーでも
当時のクラウン級以上の快適さと格段に向上した安全性を得ることができるのですね。
効果は試せなかったものの、なんとTRC※まで装備されていましたよ~
(※メルセデスで言うところのESP)
トヨタはセンチュリーは別格としてホンモノの定番高級車を持つことは
なかなか叶わぬようですが広く大衆の役に立ち幸せを運ぶ目立たぬ車を作るというのが
トヨタならではのお家芸といったところでしょう。
パッソはカラーバリエーションが豊富で、
そのカラーネーミングが「アカリ」「キナコ」「アズキ」「ガガミ」「ベニ」「ユキ」と
日本語なのが愛らしいですね。
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Posted at
2013/03/14 08:08:09