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九郎田一馬のブログ一覧

2010年11月13日 イイね!

<コラム> 自分のベンチマークって、なんだろう?

<コラム> 自分のベンチマークって、なんだろう?私事ながら、最近携帯電話を、ようやくiPhoneに変えました。

スマートフォンが話題になりつつある昨今、他製品へ目移りする前に、王道のiPhoneへ…twitterでアドバイスなどももらいつつ、重い腰を上げました。

まだ持ち始めて1週間も経っていませんが、いまのところもう「大満足!」の一言。すでに以前のケータイにはもう戻れないだろう、そう思いつつさえあります。就職活動の際にも、大きな武器となってくれそうです。このみんカラ内でもまた色々と何か有効に使えたらなぁ…。


…さて、最近は試乗ネタの慢性的不足(苦笑)により過去分ストックでお茶を濁すばかりでありますが、前回の5シリーズの試乗記にてスーパーデラックスさんからのコメント内でこんな事を尋ねられました。

「(自分の中で)ベンチマークとなるクルマってなんですか?」


質問を頂き、初めて自分に問いかけてみたのですが、これがなかなかどうしてすんなりと決められないのです。笑



ここから少し自分語りで失礼なのですが、今現在で自分が免許を取得してからもうすぐ3年。まだまだヒヨっ子の若造の分際ではありますが、周りの方のご協力や、好き過ぎるあまりの暴走っぷり?で、この同年代の一般的学生が、普通は絶対に味わえないであろうクルマたちを、数多く経験させてもらうことができました。

それは、やはり自分の中での「運転」というものに対しての絶大なる欲求と言いましょうか。物心ついた時からクルマがもう大好き、寝ても覚めてもクルマ車くるま…。自分の姿だけを客観的に見れば、若者のクルマ離れなんてどこ吹く風?というようなくらい、本当に好きで好きでたまりませんでした。

しかしながら免許を取得するまで、当然自らステアリングを握る事は許されません。父親がディーラーに試乗へ行くのに一緒に付き添ってブツブツいっちょ前に評価してみたり、本屋でクルマ雑誌をひたすら片っ端から読んだり、ベストモータリングのビデオを何十回とも観たり…クルマへの情熱は絶える事はありませんでしたが、実際運転するってどういうことなんだろう…どんどん頭でっかちな知識バカに膨れ上がっていく一方でした。



そしていざ免許を取得して、そこから初めてくぐるドライビングの世界…今までは想像やゲームなどでバーチャルでしか味わえなかった感動の数々が、そこに待ちかまえていました。それはそれはもう本当に楽しく、長年の夢が叶った瞬間の素晴らしさと言ったら、それはまさに筆舌に語り尽くせないほど…

それが故に、「若気の至り」の一言で済ませてしまえばそれまでですが、自らの未熟さと幼稚さがもとで、大きな事故を起こして自らの身体を傷つけたりした事もありました。直接第三者に危害を加える事はなかったとはいえ、周辺や身内に多大なる迷惑と心配もかけ、運転する歓びと同時に、1トン以上ある鉄の塊を手足で自在に動かす自由の怖さも身にしみて実感したりもしました。



そういった中で、自分が運転する以前に思い描いてたものと、実際運転し始めてから重要と感じるようになったものに、当然差が生まれてくるようになりました。

まずは何よりステアリングフィールに関して明らかに自分の中での優先基準が上位になり、ドライビングポジションやシート、またエンジンフィールのとらえ方にしても、運転していくに従って「あぁ、自分はこういうのが好きだったんだろうなぁ」と思う機会が増えてきました。日々様々なクルマに試乗したり、レンタカーで借り出して長距離を試してみたりして、自分の経験値をとにかく増やしたい……20代前半の自分が今思っているこの気持ちは、「自分のクルマを所有したい」という気持ちよりも、ひょっとしたら大きいのかもしれません。




さて、えらく話が長くなってきてしまいました。苦笑
メルセデスにBMWにフォルクスワーゲン、マセラティにアルファロメオにフィアット、プジョーにシトロエンにルノーに、国産ではGT-RやらZやらランエボやらインプレッサSTIやら…また最新のハイブリッドにEV、国内ガラパゴス市場のミニバン、激闘コンパクトカークラスから軽自動車まで、雑食系クルマ好きな自分はどんな分野でも大好物で、これらの数多くのクルマを、多かれ少なかれ「味見」してくる事ができました。


唯一1つ気がかりというのは、当然最近のクルマしか味わえていない…ということでしょうか。スーパーデラックスさんがおっしゃってくれた名車190Eといったように、ある意味最新スーパースポーツよりも試せる機会が稀かも……もう20年早く生まれたかった、と思う時がいまだによくあります。


さてそんな中で自分なりに考えた、「ベンチマーク」…

考えに考え、2台、自分の中で出させてもらいました。



1台目はゴルフⅥです。



なんだ自動車評論家みたいなありきたりな答え!苦笑
なのですが、初めてゴルフに乗った時の衝撃と言ったら、今でもはっきりと思い出せるほど、鮮明に記憶に残っています。

その時乗ったのは、初期の1.4TSIハイライン。170ps仕様のツインチャージャー+7DSGの組み合わせ。もちろんそういったパワートレーンの凄さもそうでしたが、それよりも個人的には、ステアリングフィールと足回り、特にリアの落ち着いたバランスの良さにたまげました。FFどうのこうのといった駆動方式別により不毛な議論以前に、まずクルマ自体の完成度の高さ…


何をいまさら!と言われれば仕方ないですが、今までずっとゴルフ未経験であったがゆえに、完全に舐めきっていたのです。乗った事もないのに。昔の質実無骨な2までのゴルフは好きでしたが、いまやどんどん大きくなり、豪華になり、かといってスタイリングやパッケージに魅力は感じず、実に普通すぎるつまらないクルマ…そう感じていました。日本で乗るなら日本車が一番、ゴルフなんて…という気持ちも大きかったです。おそらくは、3や4に乗っていれば、その気持ちは乗った後も一緒だったかもしれません。

いわゆる日本の自動車界でよく聴く「欧州車(特にドイツ車絶対主義)」が、正直気に食わなかった…というのもあります。

しかしいまや外車特有の乗りにくさなどは皆無で、アクセルを踏めば街中でも十分に俊敏。その後GTIにもじっくり乗る機会があり、改めて感服させられてしまいました。



と同時に、クルマ雑誌などの評論は基本一切アテにしない、自分なりの屁理屈と見栄で勝手に反論して、どこかあまのじゃくだった自分。乗ってもないのにイメージだけで判断するべからず、という事を痛いほど実感しました。使いたくはなかったですけど、あぁ確かにこれは、「格が違う」なぁと。

…しかし例外を1つだけ言うなら、これまた評論家さんたちに絶賛されまくっていた、1,2TSIトレンドライン。これはドライバビリティ含め、日本で乗る分には、全く良いとは思いませんでした。このあたりが、まぁ天狗気味の若者なりの反論ということで。笑


けど、「実用車の鑑」であるゴルフ、それを今ある様々なバリエーションで試せた事は、自分の中で間違いなく「いいものを知り、それを経験とする」事に関して、非常に大きなものであったと感じています。


そしてもう1台、国産車で忘れられない…という話は、少し長くなってきたのでまた次回で。笑
長文垂れ流し失礼します。

Posted at 2010/11/13 15:59:03 | コメント(4) | トラックバック(1) | コラム | 日記

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「明日は恒例のメディア対抗ロードスター4時間耐久レース。今年も64号車の監督やります。前日準備は洗車機の中のような豪雨。さて明日は??(^_^;)」
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