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九郎田一馬のブログ一覧

2011年10月25日 イイね!

【試乗記】 トヨタカムリハイブリッド

【試乗記】 トヨタカムリハイブリッド
さて前回で予告していました通り、今回はカムリハイブリッドの試乗レポートをお届けします。今回もロングランではなく、一般公道を30分くらい走らせた程度なので、簡易的なレポートであるのを事前にご了承願いたいと思います。






今回の新型の登場でカムリは9代目。新型の登場を機に歴代モデルを振り返って見てみると、紆余曲折様々な事情を経て今に至っている事に改めて驚かされてしまいました。最初はセリカ・カムリ、その後はビスタと姉妹関係を結び(今改めて思うと、日本でのビスタの後継車はアヴェンシスなんですね)、その後はウィンダムと姉妹関係だったり、グラシアなんてサブネームがついたり…今では国内ではウィンダム(レクサスES)も導入されなくなり、9代目でハイブリッド専用車種へ。ちなみに、全チャンネル扱いではなく、新型はHVでもカローラ店専売となっています。世界基準で見ればベストセラー、しかし日本国内では「いい車」と褒められ続けていたものの、地味な存在から脱却することはできず。なのでここは伝家の宝刀「THS」で…!どうせガソリンモデルを入れても、日本人にはマークXもクラウンもありますから、これはこれで賢明な判断といえるでしょう。



っというわけで、まずはエクステリアから。のっけからではありますが、カムリ最大のウィークポイントはここ。先代までにあったアメリカ市場にウケそうな大陸的デザインでもなく、いかにも空力優先CADでちょちょいのちょいで仕上げました!的スタイリング。地味だとかシンプルはむしろ褒め言葉。シンプルなスタイリング、なんて結構難しいですからね実際。別に車のキャラクターを考えて、趣味性がない!なんて事は言いませんが、それにしてももうちょっと素直にすっきりとまとめられなかったものか…このカムリに限って言えば、日本人が好みそうなギラギラメッキ処理が、むしろ北米仕様の何の取り柄もない「無」な印象よりもいいかもしれませんが。ただ、ハイブリッドだからといって、安っぽいクリアテールにしなかったのは◎。SAIよりはマシ、なので、トヨタの中で言えばまだ妥協点なのかなぁ…。プラットフォームが先代と共通、サイズもかなり大柄なのですが、写真で見る限りあまり大きく見えないのも、新型の特徴といえるでしょう。



ということで、少しでもカッコよく見えるように?画像はモデリスタのエアロ+19インチを装着したモデル。こういうちょっと品のない?いじり方も、この車ならアリかもしれません。

ドアを開け続いてはインテリアへ。こちらは外見に反して結構好印象。何よりも「パッと見」の質感・クオリティが大幅アップ。よくよく見れば手抜きが散見、300万クラスなのに物足りない、これのどこが高級なの?というご指摘のある方はごもっともですが、それは今までのカムリを知らずに判断しているのでしょう。少なくとも「大きいカローラ」でしかなかった従来型に比べ、新型はインテリアの造りと高級(っぽそうに見せる努力)感は格段に向上しました。「サイバーカーボン」と呼ばれるインパネの柄も、ブラックの内装色と相まって、木目調とは異なる新たなアプローチとしては上々の仕上がり。レザー仕上げか?と一瞬騙されそうになる、ステッチをあしらったソフトパッドのインパネ表皮はアイデア賞モノ。



ナビは未設定、純正OP品もタッチパネル式、またハイブリッドでありながら、コンベンショナルなゲート式シフトレバーを採用するのも、保守的ユーザーには歓迎される要素。事実こういう奇をてらわない(=プリウスはもちろんの事、レクサスHS・CTやSAIでも拒絶する保守ユーザーが結構多かったとのこと。)フツーの地味セダンでハイブリッド、というジャンルには、確実に需要がありそうです。



リアシートの広さはFFビックセダンの真骨頂。HVの弊害はラゲッジスペースに…といいたいところですが、パッケージングの工夫で440L確保したのは立派。あえてスッキリとスクエアなスペースを設けるのではなく、とにかくいけるとこまでは絶対に広く!という精神なのか、見た目のキレイさ重視ではなく奥行き部分はデコボコ。右側だけトランクスルーを採用したのも意地に近い。トランクヒンジがダンパー式でなく室内に干渉するのが残念…と言いたいところながら、そういえば先駆車のドイツ勢も何故か近年次々に廃止している事を思い出しました。不思議。コストの問題?真相知ってる方いたら教えてください。




さて、車両の紹介も終わりまして、試乗開始。テスト車両は中間グレードのGパッケージ。これが販売の中心となると予想される、また個人的にも1番のお勧めグレード。ベースモデルの304万円より+13万円となりますが、その内容は17インチアルミ・本革巻ステアリング・運転席パワーシートなどなど、価格以上の充実度。絶対に16インチがいい!というのでなければ、素直にGパッケージを選んでおいた方がいいでしょう。もう1つ上の「レザーパッケージ」は、文字通り本革シートや純正HDDナビやクルーズコントロールが標準となりますが、価格もグーンと上がって+63万円の380万円。これはもう明らかにボッタクリ。しかも肝心の本革シートの出来がイマイチという有り様。というわけでお勧めはGパッケージ。これにディーラーOPのナビ+バックモニターなら20万円以下で装着できるので、このパターンが一番買い得感アリでしょう。ちなみに、VSCやサイドエアバッグは全車標準装備。

ボディーカラーは「トゥルーブルーマイカメタリック」と呼ばれる水色。HVっぽさならこれですが、車格に見合っているかと言えば…?ここは無難に白・シルバー・黒が売れるでしょう。ラインナップも恐ろしく地味ですが、クルマのキャラクターを考えれば納得。注目したいのはトヨタ初登場となるアティチュードブラックマイカ。202のソリッドブラックとは違う雰囲気で、なかなか好印象でした。

さて動き出し。ステアリングはテレスコ・チルト調整可能でポジションの自由度は○。エンジンスタートは無音ですが、それ以外はごくごく使い慣れたシフトノブを操作して、フツーのクルマと変わらない操作方法で動き出し始めます。まず初めに実感するのは視界の良さ。ボディサイズ自体はかなり大柄、全幅は1825mmもあるし最小回転半径だって5.5m…なのですが、コンベンショナルなセダンの形でアイポイントもさほど高くなく、Aピラーの角度もさほど寝ておらず閉鎖感もなし。実際街中での扱いやすさはかなり良好。この点で言えば、三角窓があるレクサスHS・SAIは、セダンというよりもどちらかというとミニバン的視界である事に気づかされます。



しかし、1つだけ突っ込んでおきたいポイントが。今回カムリにはドアミラーの根元付近に突起物(エアロスタビライジングフィン)が設けられており、これはなんとF1譲りの技術で、ボディ側面に渦を発生させて左右からのサイドフォースを強め高速域での安定感を向上させる…というもの。なんでカムリみたいなクルマに?という疑問は残りますが、実際ガムテープで覆い隠せば、その有無の効果の違いを実感できるんだとか。

…と話が逸れてしまいましたが、街中の試乗でそんな効果を体感なんてもちろんできるわけもなく。問題はこのドアミラーの形状。これもおそらく空力性能を優先した形になっているんでしょうが、この左右に絞られた「三角形」とも言えるドアミラーの視認性が、終始気になって仕方ありませんでした。燃費命!なのは分かりますが、多少犠牲になろうとも、もっとスクエアな形のドアミラーの方が絶対に見やすいし安全のはず。細かいポイントですが、指摘しておきたいと思います。

走りの印象に戻りまして、まず動き出しの印象は、トヨタHVに共通する、モーターだけで走り出すスムーズさが印象的。モーターの出力はSAIなどと同等ですが、注目は1540kgという車重。THSシステムを搭載しておきながら、この車重で収めた軽量化技術はもっと注目されてもいいはず。かといってボディなどに華奢な印象はなし。この軽さが走り面で多くの好印象を残す結果となります。



また、比較的エンジンがすんなりかかってしまう事も意外なポイント。もっともこれは一概に悪い事ではなく、走り出して一定速度に達した際にエンジンが止まる確率は確実にアップしており、トータルではエンジンストップが短く抑えられているような制御。無理にモーターだけに負担させようとせず、加速するところはスパッと両方使い、ある程度の速度に達すればエンジンはお休み状態を維持。ちょこちょこと放電充電を繰り返さず、ガバっと使ってガバっと充電。無理してどちらかに頼ろうとせず、お互いが上手く制御し合ってくれているおかげで、街乗りでのドライバビリティは大幅に向上しました。

どうせならモーターは絶対たくさん使いたい!という方は、エコモードで。これなら発進時のアクセルレスポンスが抑えられ、メーター上55km/h付近までスルスルーっとエンジンなしで加速する事も不可能ではありません。特筆できるのが、このエコモードが「後続車遅くてすいません」モードになっていない事。これは確実にSAIやHSよりも進化していると感じました。

このカムリ、パワーモードの設定はなし。それもそのはずで、ノーマルモードで加速力は十二分以上。特にFFなだけに、少しでも操舵している状態で大げさにアクセルをポンと踏むと、猛烈なトルクステアに襲われてしまうくらい、かったるいどころか積極的に速いと言える動力性能を備えています。これも軽めの車重が起因しているのでしょう。



そしてもう1つ。新エンジンも走りの好印象要素の1つ。AZ系からAR系に進化した新世代の2.5L4気筒エンジンは、アトキンソンサイクル形式を維持しながらも、パワー・トルクともにアップ。またAZ系2.4Lと比較して、格段にスムーズに回るようになったのも、動力系の滑らかさを演出するのに一役買っています。いい意味で4気筒とは思えない出来。ただ音自体もクルマ自体の静粛性向上の為かなり抑えられていますが、音質サウンド面でいえばマルチシリンダーにはちょっと敵わない…というのは贅沢な欲求か。しかし、噂では次期クラウンHVもこの2.5L4気筒を採用するとのことなので、相当に金と気合を入れて入念に開発されていたことが伺えます。



という事でパワートレーンは想像以上の良さを見せてくれましたが、フットワーク関連で言えば、そこまでの感動はなし。タイヤは215/55R17(ちなみに銘柄は16、17インチともにBSトゥランザ)と、まぁ常識的なサイズですが、乗り心地はコツコツと路面段差を拾って、どこか落ち着かない印象。速度を上げていくと乗り味はフラットになっていきますが、そうすると今度はコーナリング時の、特にロール方向の動きの大きさが目立ってきます。まぁフットワークに関しては一般的なFF大衆車の典型的な動きであり、このあたりは「大きいカローラ」を思わせる…のは、価格を考えれば仕方ないところか。まぁそれでも、HSやSAIがカムリよりいいか、と言われればそうでもありませんが。飛ばすクルマではありませんし、乗り味でプレミアム性はあまり感じません。しかしそんな中でも、軽くも重くもない適度な操舵力の電動パワステのステアフィールや、回生時のフィーリングにも違和感がないブレーキタッチなどは○。このあたりも、保守ユーザーのツボの抑え方としては、ちょうどいい落とし所なのかもしれません。

さて、燃費ですが、今回は限られた時間・ステージなので明確な計測はできず。走行200km程度のド新車の参考数値ではありますが、試乗開始時点での燃費は14km/Lほど。その後30分ほど走って、14.8km/Lまで向上しました。実用的な街乗り燃費数値はこのあたりでしょうか。SAIやHSは実用域の燃費が全然良くない!との悪評がありましたが、カムリはそれよりは少し伸びそうです。また、タンク容量が65Lとかなり大きいので、例えば高速燃費が18km/L程度だったとしても、1回の満タンでの航続距離1000km超えは結構簡単に達成できそうです。



疑問と言えばメーター上の燃費計。3眼式で見やすくシンプルにまとめられており、中央のインフォメーションモニターもこの程度の表示で十分。問題は右側の燃費計。立派なメーターで表示されているものの、これは「瞬間」燃費計ではなく「通算」燃費。つまり、走り出してある程度燃費が落ち着くと、針はほとんど止まったまま。瞬間燃費はその縁がグリーンに点灯して表示するのですが、視認性的に考えて場所配置は明らかに逆。なんでこんな事になったのか、大いに疑問なポイントでした。

さて結論。スタイリングは「?」。フットワークや乗り味は前回乗ったアヴェンシスほどの感動は無く至って普通のトヨタフィーリング、しかし最新世代アッパークラスのTHSシステムの熟成度、燃費性能とドライバビリティの両立はなかなかの見どころ。次世代への提案性は感じられないものの、20世紀的コンベンショナルセダン+21世紀的最新ハイブリッドシステム、という組み合わせを待っていたユーザーは結構いるはず。しかも、このボディのボリュームで、「手の届く」300万円ちょいの価格設定。少なくともこのクルマがあるならば、中途半端な存在となったSAIはその存在価値が無になったのと等しい…と言っていいでしょう。実際、あれほど地味な存在だったカムリですが、初期受注台数で見る限り、かなりの躍進。それだけ国内の「ハイブリッドアレルギー」は顕著…?という不安と懸念もありますが、まぁ今回カムリをハイブリッド1本に絞って国内展開したことは、大正解だったと言えるでしょう。そして全然期待してなかったのですが、パワートレーンの進化は想像以上。思っていたよりも全然いいクルマでした。

さて、そこでトヨタに要望したいのは、もう少し1サイズ小さい、普通のセダンハイブリッド。やはりカムリのボディサイズでは日本のユーザーには大きすぎるというユーザーは少なくないはず。例えば次期プレミオ・アリオンどちらかをハイブリッド専売にしてみたり…そう、ここで気づいたのは、まさしく初代プリウスの「正当な」後継車。ベルタ~プレミオサイズの、日本で扱いやすい運転しやすい、そんなユーザーの気持ちに応えるジャパニーズ和風ハイブリッド…そんな1台に期待したいと思います。




…さて、次回の試乗記は、話題の新車「ダイマツミラウース!」
ではなく(笑)



ダイハツミライース。
こちらを先週末に、早くも徹底テストする機会に恵まれました。
次回、ここでまたお伝えしたいと思います。

Posted at 2011/10/25 21:35:13 | コメント(2) | トラックバック(0) | トヨタ | 日記
2011年10月16日 イイね!

【試乗記】ちょっと気になるトヨタ車イッキ乗り

【試乗記】ちょっと気になるトヨタ車イッキ乗り10月中旬になり、過ごしやすい季節になりました。
スーパーではもうおせちや年賀状の予約などをしていて、1年の経過の早さを実感するばかりです。


10月初頭、内定式に出席するべく東京に出向いていました。来年春からお世話になるのは、某サプライヤーメーカー。文系なのにゴリゴリのクルマオタク…という物珍しい種に目を付けてもらえた…かどうかは分かりませんが、文系業務でもかなり自動車と濃い結び付きができる職種。昔から念願だった自動車業界に携わる事ができる歓びを、改めて噛みしめています。

…しかし、いきなり入社1年目から、海外研修が決定(汗)これからの時代、ましてや文系ともなると語学は必須になるわけで…今から不安全開ですが、頑張るしかありません^^;



さて、その先日の東京行で、久々にメガウェブに行って、個人的に気になるトヨタ車数台を試してきました。そこで今回は、いつもはアホみたいに長文になりがちになってしまうので^^;今回は距離も短くステージも限定的、ということでショートインプレッションをダイジェスト風にまとめてみたいと思います。



・アベンシス2.0Xi



「トヨタが作った欧州車」との触れ込みで登場した先代。地味ながら出来はとてもよかった(と個人的には思ってる)のですが、やはり?泣かず飛ばず。欧州ではひと足先にモデルチェンジしたものの日本導入はなし。しかし、ステーションワゴンがプロサクとフィールダーしかないという状況を打破するべく、ワゴンのみモノグレード、色は3色、右ハンドルだけどもウインカーは左側のまま、けども9エアバッグもVSCもフル装備で250万円はなかなかお買い得感あり。デザインはちょっとアカ抜けたものの、まだまだ地味?ちなみに先日フランクフルトではフェイスリフトして、ちょっと濃いメイク顔となってます。



さて、説明もそこそこにして試乗開始。ドアはバシっと閉まって堅牢感あり。シートもカチッ、ポジションの自由度の高さも○。他にも例えばリアゲートを締める時のグリップが左右両方に取りつけられていたりと、「欧州基準」をいろんな部分で垣間見る事ができます。

エンジンは2L直4(ハイオク仕様)に7速CVT。エンジン始動直後から比較的音は大きめで、静粛性命!というトヨタ車の印象とはちょっと違うかな?と思わせる部分。ただパワースペックは地味なものの、低速からのピックアップは予想以上で、動力性能はいい意味で2Lの排気量を感じさせません。

それを助長させるのが、「欧州セッティング」のCVT。今までトヨタ車のCVTセッティングは、個人的にはほぼ全てがNG判定でしたが、このアベンシスはアクセル開度に対する反応がとってもリニア。変に燃費マップ重視のセッティングになってないのがよかったのか、エンジンのトルク特性とマッチングがいいのか。NA+CVTで、しかもトヨタでも、ちゃんとやればできるじゃん!の1台。

足回りやブレーキに関してはここのステージであまり多くは言えませんが、ステアフィールも芯がしっかりとしたナチュラルなもの。ただ先代のようなどっしり!ガチッ!とした操舵フィールは、新型は電動パワステになった事もあり、操舵力は比較的軽め。もう少しステアレシオはクイックな方が好みかな。

相変わらず地味な存在ではありますが、新型のフェイスリフト後の顔+青とか赤とかヴィヴィッドなカラー+お値段据え置き250万円、なら人気が…まぁ、出ませんわな(笑)けど個人的に、絶対トヨタ車しか買っちゃダメ!縛りがあるなら、このアベンシス、かなり有力候補です。


・ヴィッツ1.5RS(MT)



ようやくヴィッツの1.5Lモデルに試乗する事ができました。これで1L、1.3L、1.5Lのヴィッツ。それに1.3Lと1.5Lのラクティスにと、フルラインナップを全て試す事ができました。先日ラクティスのロングランもしてきたので、これはまた後日機会があれば…

しかもこのメガウェブで嬉しいのは、MTがあるという事。なかなか試乗車では置いてませんからね。ちなみにヴィッツは先日のマイナーチェンジで、RS+17万円、CVT仕様なら10万円(!)でG’sエディションが買えるので、絶対そっち買う方が今となってはお買い得だと思いますが…(笑



動き出してまず気付くのは、ステアフィールが凄くしっかりしてる!どうやら「F」系と「U」「RS系」の足やステアユニット系が違う、というのは本当のよう。これならまだちゃんとマトモに走る。「F」の酷評っぷりはまたいずれか…苦笑

MTのシフトフィールも、ぐにゃぐにゃで典型的ダメFFっぽさ全開の先代RSと比べると、そこそこカチッとしたもので○。しかしまぁ、なんと乗りやすいMT車なんでしょうか。1.5Lエンジンはトルキーでアイドリングミートも楽勝、さしてクロスレシオでもないのに、40㎞/hで5速に入ってしまうそのフレキシビリティっぷり。ただその分、スポーティな印象は皆無。ガサツなフィーリングに、サウンドではなくノイジーと判断してしまうエンジン音。その動力性能自体には全く不足なしなので、ここは今トヨタが言っている「味」部分の煮詰めが必要か。パワーは劣りますが、新しいNR系1.3Lエンジンはかなり出来はいいだけに、1.3RSの5MTなんて設定があれば面白いかも。

あと問題と言えばタイアも。195/55R16という立派なサイズなのですが、銘柄がなんとBSエコピア。RSでもエコ系重視…?実際、こんな限定されたステージでさえ、グリップレベルの低さは顕著。扁平率の低いエコタイアというアンバランスさが露骨に……まぁ先代ヴィッツRSの16インチも、BSレグノが純正装着だったので、軸はブレブレなのかもしれませんが。16インチのせいで最小回転半径が5.5m!となって、コンパクトボディながら信じられないくらい小回りが効かない欠点も先代からそのまま引き継いでしまいました。

もうすぐスイフトスポーツが出る中で、この中途半端系ホットハッチはどうなるのか?フィットは6速MTを採用したりして頑張ってますが…ここはTRD系チューンに期待、というところでしょうか。足のステアフィールの良さは、新型ヴィッツで期待外れだった分をちょっと好印象に挽回はしてくれましたから。


・センチュリー

唯我独尊。ただひたすらに、圧倒的。



久しぶりに乗りましたが、いやーただひたすらに独創的。塗装の圧倒的な質感、ドアの独特の開閉感と開閉方式、クラウンと比較にならないくらいソファと評するに相応しいフカフカのシート、エンジンをかけても驚くほどに無振動で静寂な室内…。

動き出してからは、とにかく滑らか。全ての部品精度が精密に感じるこのフィーリングには、本当に圧倒されるばかり。珍しいデジタル表示のタコメーター、超ソフトな足は空飛ぶじゅうたんのように路面からの入力を全て取り除き、アクセル・ブレーキ操作に対して80年代の日産車のようにノーズアップ・ダウンが激しく、ストロークが思いっきり長く初期ではほとんど減速感のないブレーキ…ここはちょっと怖いですが。笑

まぁとにかく、良い悪いの次元を飛び越えて、この世界観は絶対にこの車でしか味わえない。メルセデスにもBMWにもない、そして作れない味わい。その唯一無二の存在感。

日本のフラッグシップは、レクサスLSでもアルファードでもなく、間違いなくこのセンチュリー。
最近日本の自動車界の危機や衰退を耳にしたり、感じたりする事も出てきましたが、センチュリーに乗るとちょっと安心できます。日本車、凄いじゃないか。カローラは中国韓国にヒョイヒョイと真似できても、こいつは無理。……もちろん、油断は禁物ですが。

けど、


日本にはセンチュリーがある。


これは、絶大なるクラフトマンシップの誇りと自信を感じさせてくれる、
そんな御神のような存在であります。



後ろに乗る事は将来絶対ない(笑)でしょうが、もし機会があれば、「ドライバーズカー」として1度手に入れたい。そう思わせてくれます。




…さて、もう1台、カムリHVにも試乗したのですが、これはまた後日キチンと試乗記でまとめたいと思います。では、今回はこのあたりで。
Posted at 2011/10/16 23:23:57 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2011年10月07日 イイね!

〔試乗記〕マツダRX-8 TYPE-G(6AT)

〔試乗記〕マツダRX-8 TYPE-G(6AT)


ありがとう、そして、さようなら…





03年の久々のNAロータリー復活。
以来4シータースポーツカーとして、そして世界唯一のロータリースポーツカーとして、孤高の存在だったマツダのRX-8の生産が来年6月で終了。足かけ9年…年々厳しくなる燃費基準と排ガス規制、そんな中マツダは本当によく頑張ってくれたと思います。

文句なんて、言えません。ちゃんと実際にエイトを購入したユーザーなら、その権利はあるでしょう。僕はRX-8のオーナーではないので、マツダのロータリースポーツに1円もお金を払っていません。なのになくなるのが決まってから色々言う…それは許されないでしょう。だったら買えよ、というわけですから。無くなった大きな原因の1つは、やっぱり売れなかったから。これは疑いようのない事実の1つであります。RX-8ユーザー以外で、マツダにロータリーを応援する気持ちだけでお金は払って貢献していない、車好き1人1人の責任でもあります。



ただ、この喪失感…本当に大切なものは、失った時に初めてその価値に気付く。この言葉が本当に痛切に実感できます。最後を飾るスピリットR……高嶺の花過ぎて無理だと分かっていますが、喉から手が出るほど欲しい。今率直な気持ちです。


そこで今回は、RX-8の試乗記をお届けします。もちろん時期は今ではなく、去年の2010年の夏頃に試乗したインプレッション記事です。今回は修正を加えて、こちらのみんカラの方にアップしたいと思います。まだ当時は「嫌な予感」しかしていなかったので、今現在よりもより率直な気持ちでエイトに接する事ができていると思います。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



さて、今回試乗レポートをお届けするのは、唯一のロータリースポーツである「RX-8」。テスト車両は販売から5年経過した際に行われたビックMCを経た現行型、そのベースモデルである「TYPE-G」の6速ATモデルです。

まずスタイリングは、今年ではや7年を経過したとはまだ思えない、斬新なプロポーションは健在。思えば登場した直後、一部メーカーで明らかにこのエイトのデザインを意識したコンセプトカーが次々と登場した事が思い出されます。ただ、先述した08年でのマイナーチェンジによって、やや「厚化粧」気味になったエクステリアは、初期からのデザインに慣れ親しんでいる人にとってはやや抵抗のあるものかもしれません。もっとも、初期段階で仕上がっているデザインのクルマが、マイナーチェンジをすると崩れてしまうというのはよくあるパターンではありますが…。



インテリアもそのマイナーチェンジによって大幅に変更が加えられています。DIN方式のインパネに、ロードスターと共通のステアリング。タコメーターには水温に合わせてレッドゾーンが変化する可変タイプを採用。そして見た目に表れない、エンジン、足回りの変更も多々……ここで改めて振り返ってみると、フルチェンジに近いと言ってもいいほど、実に様々な改良が2年前のマイナーチェンジで行われた事が伺えます。ロードスターのMCも含め、マツダの堅実なクルマ作りの姿勢が表れている部分と言えます。



さて前置きが長くなりましたが、さっそく運転席に乗り込んでエンジンスタート。その際に感じるのは、ドアの閉まり方やその時の音、そしてインテリアやエンジンスタートの時に感じる、質感の向上っぷり。ここでまた余談ですが、RX-8が出た当初はまだ自分は高校生であり、当時通学で使用していた最寄り駅近くのマツダで、制服姿のまま、登場直後の白いTYPE―Sの6速MTをまじまじと見つめていると、営業マンの方がキーを持ってあらわれて、運転席に座りエンジンまでかけさせてくれた思い出があるのですが、その時よりも確実に各部のフィニッシュであり、1つ1つの動作の質感の向上が感じられます。もっとも、初期モノと、マイナーチェンジ後の現在のモデルの間に長い長い年月が経っていれば当然の事かもしれませんが…。

ロータリー独自の「ポロポロポロ…」というアイドリング時の振動をステアリングから感じつつ、Dレンジに入れてゆっくりと動き出します。よく言われる「ロータリーは低速時のトルクの細さが…」という点については、トルコンATによるスリップ感の助長もあり、あまり顕著には感じられません。これも、後期から全エンジン6ポート化され、メタリングポンプ数の増加や機械式→電磁式への変更などの細かい改良を重ね、涙ぐましいエンジニアの努力の賜物なのでしょう。なお後期のAT仕様はリミット7500rpmの215ps、MTはリミット9000rpmの235psとなっています。



発進直後はスムーズなものの、そこから2~4000回転付近のアクセルに対する反応の鈍さは、やはりレシプロには敵いません。しかし4000を超えたあたり…そこからレッドの7500回転まで、全くよどみなくスムーズに、パルスが弾けるようなフィーリング、そしてその時に奏でるNAロータリーの実に気持ちいいサウンド。ロータリーの燃費が悪いというのは、エンジンの特性上の問題はもちろんあるでしょうが、この高回転まで回した時の気持ち良さにドライバーがガマンできずにスロットルをあけてしまう…そんな要因も絡んでいるのでしょう。そういう自分も、見通しのいい道路で前が空けば、ついつい1速でレッド7500まで……この呪縛にすっかりハマってしまいました。



それを手助けしてくれるのが、クロスした6速AT。全開加速時には上手くトルクの痩せた部分までドロップせずに、またトルコン式とは思えないレスポンスでシフトアップしてくれます。ここであえて「シフトアップ」と記したのは、やはりダウン時にはワンテンポ遅れてショックと共にシフトダウンする、トルコンATのネガが見えた為。加速時には全くハンディは見せませんが、ダウン時にはやはり最近流行りのブリッピング機能が欲しいところ。もっとも、ベストなのは2ペダルのDCTでしょうが…。しかし乗っていると、さぞかし初期の4速ATモデルに乗るユーザーは、フラストレーションが溜まっていた事でしょう。

しかし、乗りながらフト気づいてしまいます。アクセルを踏み込んだ際の気持ち良さは、ATでありつつもやはり最高に気持ちいい。…しかし、うん、やはり…。そう、気持ち良くはあっても、思ったより速くない……ここをどう感じるかで、このクルマの評価は大きく分かれてしまう。RX-8が果たして、スポーツカーか否か。



以前ここでコペンやCR-Zの比較対象にロードスターを引っ張り出してきましたが、その時に乗ったMTモデルはもちろんのこと、ひょっとしたら力感はATにも少し劣っているくらいかも…車重の差を考慮したとしても、今回乗った215ps仕様のNAロータリーに乗った偽らざる感想です。

もちろん、235ps仕様の6速MTなら少し印象が違ったかも…とも思えますが、こちらも少し以前のベストモータリングで取りあげられた際に、筑波サーキットでS2000はもちろんのこと、レガシィB4やクラウンにまで遅れをとるという(結果がクラウンアスリートの勝利という大番狂わせでしたが)、これが「数値上」でのRX-8のポテンシャルの現実ということになります。



おそらくこれが、「ロータリースポーツ」であるRX-8の運命を決めてしまったのかもしれません。「想像よりも速くない…」否、「スポーツカーとして見ればはっきり遅い」という事実。個人的にはそれが決定的に悪いとは思いませんが、「スポーツカーは速いだけじゃないんダヨ」という事を示すロードスターよりも、遅い、現行マツダのフラッグシップスポーツという現実は、やはりいささか物悲しいものがあります。

しかしこの気持ちいいフィーリングだけどパワー感がないエンジンとは違い、シャシーの懐の深さは圧倒的。まず動き出しから感じるのがその乗り心地の良さ。テスト者は225/50R17サイズのダンロップを装着していましたが、タイヤの当たりの硬さは全くと言っていいほど感じず、また速度を上げていくほどフラット感が向上していくこの足の良さは、高速グランドツアラーとして使っても全く不満がでないでしょう。乗り味だけでいえば、それこそアテンザよりも快適な分類に入るかもしれません。



そんなしなやかなサスセッティングを持ち合わせつつ、ワインディングに持ち込めば、とにかく俊敏かつ軽快な印象を抱かせてくれます。これぞロータリーの真骨頂か?軽量かつコンパクトなおかげで持ちあわせた前後重量配分の良さとフロント慣性の少なさ。ブレーキは構造だけ見れば決してスポーツカーらしいとは思えない一般的なシングルポッドながら、ブレーキング時の4輪がヒタッとと沈み込み、抜群の制動力を披露してくれるので、どんどんブレーキで詰めていける楽しさはまさにスポーツカーの真髄。FRらしい鼻先の軽さと路面変化を的確に伝えてくれるステアフィール、少しオーバースピードで侵入しテールが流れ始めても、もともとのロングホイールベースのディメンジョンのおかげで、自分のような素人でもスッと立ち直らせられる懐の深さ…

先ほどのパワー感の欠如と相まって、完全にシャシー性能がエンジンパワーを超えた領域にあるこの感覚は、逆に言えば今の現行NCロードスターで少し失われつつある「ほどほどの扱える性能」「人馬一体」を、RX-8でより具現化しているのかも…そう思えば、先ほどの物悲しさも個人の杞憂の範囲で済みそうです。

さて、高速でのGT性能やワインディングで気持ちよく走り回った分の代償は…ということで、気になる燃費チェック。今回約200km走行し、33L弱のハイオク消費。満タン法で燃費を計算すると、6km/Lをなんとか超える数値でした。後半は元気よくアクセルを踏んで楽しんだ事を考えると、ロータリーならば望外に良い数値…なのかもしれませんが、昨今HVでない純粋なレシプロエンジン車の劇的な燃費改善を考えれば、少し厳しいものが感じられるのは事実。「スポーツカーに燃費なんて!」「性能を考えれば他車種と比較してそれほど悪くない!」かもしれませんが、やはりロータリーが今後生き残るためには、さらなる抜本的改良が必要である事を切に感じさせられます。



と、ここまでいろいろ書きつつ、燃費に関しても、それがこのロータリーのフィーリングを味わうための代償で我慢…というところまでは納得。しかし、最後にもう1つだけ。今年の猛暑は近年にない強烈なものでしたが、この夏にRX-8の室内でドライビングを楽しむ事は「酷」の一言…実は今回一番厳しく感じられたのが、夏場の車内温度の上昇に関して。

できるだけ良好な重量配分を実現するためにギリギリまでフロントミッドに近づけられたエンジン、ミッション、それらの熱が全て遮断し切れずにセンターコンソールを通じて車内へ伝わってくるのは、35度を超える猛暑の中ではさすがに厳しいものがありました。もちろんエアコン自体は大変良く効くわけですが、体に直接触れる部分が常に熱い「カイロ状態」ではそれも無意味。少しでも走りを楽しむべくエアコンを切ったのなら…それこそまさに車内サウナ我慢大会となります。もちろん、スポーツカーにそんな事邪道だ!と言われれば元も子もありませんが、ふと振り返るとそこには大人がもう3人移動できるスペースと、快適な乗り心地があるのです。なにも走りだけで我慢を強いるならば、4人乗りもフリースタイルドアも必要ない。ここが、RX-8の抱える矛盾点を一番確実にあらわしているのではないでしょうか。

テスト後、このRX-8の良い点悪い点について自分自身冷静に振り返ってみました。ロータリーでしか味わえないフィーリング、とくに下りのワインディングを7~8割で流すように走っている時の気持ちよさと言ったら、自分も22にして様々なクルマを試す機会を与えてもらっていますが、間違いなくその時の記憶はこれからもトップランクとして自分の中に刻まれると言ってもいい爽快さでした。そしてなおかつ大人4人と荷物を積んで、快適にロングドライブを楽しめる。これほど素晴らしい性能を持ち合わせているクルマは他に例を見ません。

しかしながら、欠点を見ていくと……。燃費、パワー感の欠如、車内温度の遮断性の悪さ、維持費……RX-8の最大のアピールポイントはロータリーエンジン搭載車であるということ、それが最も優れた長所であるのと同時に、唯一かつ最大と言っていい欠点である……これが今回RX-8をテストした正直な感想です。得るものがあれば失うものがある、のは当然ですが、やはり「ロータリー」と「4人乗りスポーツカー」というコンセプトの両立は、登場7年たっても以前両者に大きなズレが残ったままとなっています。誰もが夢見たコンセプトかもしれませんが、エコカー減税旋風吹き荒れる中での8月の販売台数は、わずが40台程度…50台以下、1日全国で2台売れればいいほうというこのセールスが、それをさらに裏付けているのかもしれません。このクルマがナビ付でも楽々300万円以下で買えるというコストパフォーマンスの高さは、ロードスターの比ではありません。



やはり、FDでこそREは輝き受け入れられ、エイトのコンセプトがもしレシプロエンジンで実現できていたら…、この大きく時代が移り変わろうとしている今、この孤高のロータリースポーツを試して、べらぼうに楽しいのになぜか素直に喜べない自己矛盾に苛まれて仕方がありません。

そこで期待したいのは、13Bに取って変わる後継機と目される「16X」の存在。今徐々に「衝撃」が広がりつつあるSKY-G、SKY-Dのように、革新的技術で内燃機関の可能性をさらに感じさせてくれる、16Xならぬ「SKY-R」の存在はあるのでしょうか。マツダの社運を掛けたロータリー47士、オイルショックを乗り越えSAの登場、そして787Bのルマン制覇…世界に誇れる日本の自動車産業の中でも、これほどストーリー性にあふれたユニットはそう存在しません。今このエイトのユーザーも、色々な不満点がありつつも、唯一無二の存在かつ、これらの過去のストーリーに心酔してロータリーを応援している気持ちの方もいるはずです。今クルマの走りに一番真面目に取り組んでいるマツダ。次世代ロータリーユニットを搭載した魅力的なスポーツカーが登場すれば、きっと自分もオーナーへの憧れを現実にしようと動き出そうと思ってエールを送りつつ、今回のレポートとさせてもらいます。

きっと、その時は、やってくる。そう信じています。


Posted at 2011/10/07 23:35:32 | コメント(2) | トラックバック(0) | マツダ | 日記

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