
また、随分と期間空いてしまいました。。。
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エンジンをかけると、
シュルルンとストレート6が目覚めさせ
助手席に局長を乗せ、そろりそろりと動かし始める。
いわゆる街中をソロソロと動き始める程度の速度だが
なかなか、緊張の一瞬。
ファーストインプレッションは、
全体に醸し出される、スムーズさ。
”非”直噴の直列6気筒は、音色自体はとても澄んでいて良いが、
トヨタ車らしくとても静か。
これならもっと聞かせる演出をしてくれても良いのに・・・
とも思いますが、
スローなステアリングギア比、
ロックアップをあまりさせず
滑らせてスムーズにつなげていくタイプの4速AT、
ボディ全体ではなく、足元から衝撃を取り除そうとする
柔らかめのブッシュ、バネ、、、
これが89年登場の初代セルシオ以来の
トヨタワールド。
けど、案外ダンパーはしっかり、しっとりしている。
それに、ボディも思っていたより堅牢だ。
詳しくい内容は、局長からお聞きしていないが
徹底的に行ったというリフレッシュが
相当良い方向に効いているのだろう。
とても、10万km目前の車とは思えない。
次第に速度を上げていく。
局長に促され、ATをパワーモードにする。
アクセルレスポンスがグッと向上し
4000回転~の滑らかさが際立つ。。。
しかし、ストレート6は、
何も飛ばさずとも、踏まずとも、
街中をゆったりと流すリズムでも
アクセルの開け閉めによる、回転の上がり下がり、
それだけでも気持ちいい。
しかし、それにしても、
この味の「濃さ」は、いったい何なんだろう。
おそらくは、21世紀にかけて
「燃費」や「環境」や「効率化」という言葉の元に
失われた味わいというものなのだと思う。
それが直列6気筒であり、油圧パワステであり…
ダウンサイジングが主流となった今、
ジャガーのように、2L4気筒ターボエンジンを搭載する
1000万円クラスだなんていう車も現れた。
ダウンサイジングの波に遅れた?とも言える国産勢は
そのおかげで、比較的6気筒が選びやすい状況、だったが
トヨタはレクサスNXで登場たターボエンジンを、
日産もダイムラー製のターボを横展開・・・
500万円以下では、6気筒エンジンを選ぶ事さえ
困難な状況になってきているのである。
ましてや、ストレート6は・・・
FR絶対主義でさえ諦めているBMWでも、
ドーピング(ターボ)しかない状況。
NAの6気筒エンジンをいい個体で味わえるのは、
いよいよこのあたりが最後かもしれない・・・。
今のシビックは、ホンダが誇る
NA最高峰のVTECを味わえる
最後の機会だと思い、手に入れた理由が大きい。
次は・・・マルチシリンダーか・・・?
このプログレとの出会いで
その気持ちが確実に大きくなっているのは、事実である。
Posted at 2014/08/31 00:22:41 | |
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トヨタ | 日記