話したいことが体の奥に 雪のように降りつもる

御誕生寺（ごたんじょうじ）は福井県越前市庄田町にある曹洞宗の寺院で、2002年に小堂建立、 2008年に本堂坐禅堂の上棟式が執り行われた比較的新しい禅寺です。

嗚呼…　富山の形を見ると心がざわつく（笑）










メディアに取り上げられ、通称「猫寺（ぬこでら）」として有名になったきっかけは、寺の建立中？後？に4匹の猫がダンボールに入った状態で境内に捨てられていて、不憫に思った住職が保護したことから。
後に境内で暮らす猫はみるみるうちに増えていき、多い時には80匹だとか100匹だとか。境内で暮らす猫達はみんな名前を付けてもらい、ご飯はもちろん怪我や病気の治療、不妊手術、さらに里親募集まで責任を持って行われています。こうして猫と里親との縁を数々結んだことで「縁結びの寺」として訪れるカップルも増えているのだそう。





2019年末、全長7㍍の石仏が本堂前に設置されました。石仏としては北陸最大規模の大きさ。





動物を乗せている大仏様がおられるのは世界中探してもこちらの御誕生寺だけなのだそう。
大仏様の膝の上で気持ちよさそうに眠るニャンコ。そして大仏様の左腕にじゃれつくニャンコ。



ちなみにここにも。











今まで、御朱印長が欲しいと思うことが無く、寺を巡るほど信心深くはないのだ。



きゃ！ﾝぎゃわいいぃぃぃぃ!!!!!!





ちなみに2019年当時の投稿で



こういうのもあったそうだ。うーん…　まるで夢グループみたいで、ちょっとヤダ（笑）





実際にはこれだけありました。



こりゃ悩む。
そうそう、御誕生寺には犬もいるんです。社務所にいたので気が付きました。ゴールデンレトリーバーのアンディ。人懐っこい子でした。
京都の盲導犬協会で盲導犬になるべく訓練を受けていたのですが、盲導犬には不適正と判断され、行き場のない「キャリアチェンジ犬」になってしまったそうです。そんなアンディを住職が引き取り、御誕生寺に迎え入れたのでした。





前の人が買い終わるまでアンディを愛でながら悩んで悩んで悩みまくり、こちらに決めました。



グリーンに黄色？金色？が映えててグッときたの。
御朱印もいただきたいとお伝えしたら、色々と種類があるそうで値段も様々。1ページもの、2ページもの、4ページもの…　あと、カラーものもあったかな。
これまた悩む。



というわけで、うっかり御朱印デビュー。










御誕生寺を訪れるにあたり、注意点や禁止事項など寺のルールがいくつかありますのでこちらに挙げておきます。

・コロナウイルス感染拡大予防のため、現在は猫を撫でたり抱っこしたりすることは禁止
・御誕生寺にいる猫たちに餌を与えてはいけない
・猫じゃらしなどで猫の気を引いたり興奮させてはいけない
・現在、猫の引き取りは行っていない
・駐車場でも猫に注意してください



御誕生寺に限ったことではありませんが、猫を捨てる場所でもありませんので猫を持ち込んだりすることは絶対に止めてください。
猫たちが元気で安心して暮らせるよう、またサポートに尽力されておられる住職、僧侶の皆さんのためにも、寺のルールは必ず守りましょう。





御誕生寺では「猫達のための寄付」を受け付けられています。

・使わなくなった猫用キャリーケース
・ペットシーツ
・猫砂
・手消毒用ウェットティッシュ
・猫用顔拭きシート
・猫用離乳食

これらの猫グッズは種類や状態によっては郵送で寄付することも可能となっています。自宅に状態の良い使っていない猫グッズがある場合などは、必要かどうか事前に問い合わせしてみるのも良いかもしれません。一人ひとりの協力が大きな力となります。御誕生寺の猫達が今後も幸せに暮らせるよう、もしできることがあればご協力よろしくお願いいたします。



基本的に猫のご飯の時間は8時、15時半の2回となっていますが、時間が変動する場合もあります。
猫寺で猫達を見るベストタイムは3回。

・1回目のご飯時の朝8時
・猫が活発に動く朝10時まで
・2回目のご飯時の昼15時半



福井に行くのならご飯時に行こう！と決めてました。そしたら某協会のドキュメント72時間が再放送となり、ものすごい人だかりになっちゃうのかと心配になりましたが、そこまででもなかったです。吹雪くほどの雪だったから？


72時間のタイトル画になっていた猫を発見。







この日、里親となるべく老夫妻がヤって来ていたのですが…　



かなり警戒心の強い猫で逃げまどっていました。見ていて無理ゲーレベル。それに、まだ1歳にもなっていない猫を老夫婦が飼うの？本当に大丈夫なの？










午後3時10分頃、僧侶さんが食器代わりの雨樋を持って登場されました。こちらでは、食器代わりに雨樋にご飯を入れて猫達に与えているんです。
それまで思い思いの場所で寛いでいた猫達がさりげなく雨樋付近に集まってきます。





きゃ！ﾝぎゃわいいぃぃぃぃ!!!!!!
午後3時20分頃、早めのご飯スタートかと思いきや、僧侶さんが一旦退散されてしまいました。あれ？
決戦に備えてスタンバイしていた猫達も一旦各々の持ち場に戻っていきます。あれれ？
実は、療養中の猫達が過ごしている小屋・休心亭からご飯を与えるのです。





午後3時半、待望のご飯です。







名物となっているお食事風景。雨樋に沿って横一列に並んで食事をする様子が大変可愛いと人気になっているのですが、なるほど、これは圧巻です。



きゃ！この子に会いたかったのぉぉぉぉ!!!!!!












お地蔵さん背負ってるの。
きゃ！ﾝぎゃわいいぃぃぃぃ!!!!!!












「猫寺」と呼ばれ親しまれている御誕生寺ですが、保護猫の数を増やすことが本意ではなく、一日でも早く飼い主さんが見つかり、寺から猫がいなくなるのが理想なのだそう。









大事に育ててくれる飼い主さん、猫はここに居ますよ。よろしくお願いいたします。