みなさん こんにちは ここ山口では梅雨の晴れ間ともいえる天気です。明日から再び雨模様との予報が出ていますが、悪天が続いていたのでとりあえずホッとしています。早く梅雨が明けて欲しいものです。
冒頭の写真は、2010年の夏に北海道をツーリングした際、稚内の宗谷岬での1枚。左に立っている銅像は間宮林蔵です。
さて、「NBロードスターの19年間を総括してみた」シリーズも、今回の「その7」で最後となります。今回はモディファイを2007年から直近まで振り返ります。当初は5年刻みに振り返るつもりだったのですが、前回の「その6」で触れたとおり、最初の5年でほぼ現在の仕様が完成しており、2007年以降は大したモディファイはしていないことに気づかされました。その点に関しては最後に少し触れますので、とりあえず2007年以降のモディファイ等を御紹介いたしましょう。
では、まず交換等のリストから
2007年(走行 約63,000キロ)
5月28日 ソフトトップカバー(21,525円)
6年目にしてようやくソフトトップカバーを入手しているのには、私自身も驚いています。もっと早いと思っていました。見てくれ以外にそれほど必要性が薄いことや、価格のことも多少あるかもしれませんが、それだけでは説明がつきません。ただ入手の後押しになったのは、友人と合同ツーリングをする中で多くの車にカバーが付けられていたことでしょう。
2008年(走行 約75,000キロ)
7月15日 永井電子プラグコード(7,174円)
何となくそろそろだろうと交換。根拠なし
8月16日 ポテンザ RE-11(工賃等込み104,160円)
01Rが私にはオーバースペックだったと言いながら、またこんなタイヤに手を出しています。確か01Rが4万キロを越えて新しいタイヤを検討する中で、普通のタイヤと1万円も差がなかったので01Rの後継タイヤしたような記憶があります。まあ見栄を張ったということですかね。タイヤは01Rと同様にすごいタイヤでした。
2009年
10月27日 アートワークスDEWA 独立リング
友人からNB用のカバーパネルを頂いたことをきっかけに、メーターパネルの更新を決意。
DEWAさんのHPを見て欲しいと思っていた独立リングを導入しました。格好いいでしょ。
こうだったのが
こうなりました
2010年
ありません。
2011年(走行 約122,000キロ)
3月8日 マルハ BCダンパー
ここにきてようやく車高調に手が出ました。純正のビルとオートエクゼのローダウンスプリングで、よくぞここまで我慢できたものだと自分自身を褒めてやりたいですね。きっかけは、このときに足回りのブッシュを全交換したので、これに合わせて車高調を導入したということです。このダンパーは評判も良く、しなやかな動きで気持ちの良い足周りになったことがとても嬉しかったですね。
5月29日 ブリジストン PZ-X(89,460円)
RE-11が45,000キロを越えたので新しいタイヤを検討し、そろそろ無理をしないで走ろうと決めて選んだのがこのタイヤでした。前の2つのタイヤに比べて、嘘のように静かで振動が少なく、よく転がるタイヤでした。コーナーでは踏ん張れずすぐに悲鳴を上げましたが、その分滑り出しの兆候はつかみやすく、かえって扱いやすいタイヤだと思いました。
8月8日 TODAレーシング 軽量フライホイール
クラッチの交換に合わせて導入しました。当初はマルハのものを考えていたのですが、ショップの店主が、こっちの方が良いだろうということでお任せしました。クラッチミートが難しいかなと思いましたが、意外に普通に扱えました。最初は吹け上がりが軽く感じられましたが、こんなものはすぐに慣れてしまうもので、すぐに分からなくなりました。今フライホイールを純正に戻せば、ひょっとしたら何か感じるのかもしれませんね。
8月8日 ヘッドライト左右交換
前述のクラッチ交換時に交換しました。10万キロを越えてからライトの上部から急速に白化が進行しました。交換の効果は写真のとおりです。費用はかかりますが、見てくれ効果は絶大です。
2013年
ありません
2014年(走行 約168,000キロ)
3月22日 CUSCO車高調 STREET ZERO A)
マルハのダンパーは、当初はしなやかな動きでとても具合が良かったのですが、3万キロを越えてからはダンパーとしての機能は著しく低下し、3万5千キロ以降はひたすら我慢の期間となりました。4万キロで交換したかったのですが、色々な事情から結果的に4万5千キロで交換となりました。5万キロはもって欲しかったのですが、元々3万キロ程度が寿命の製品だったのでしょう。良い勉強になりました。CUSCOの車高調は減衰力も調整できるもので、当初は色々といじっていましたが、1年を過ぎたあたりから中間から少し硬めの位置でほぼ固定状態です。マルハのBCダンパーに比べると、締まった感じできびきびとメリハリのある足周りになりました。
この脚もすでに6万キロを越え、さすがにへたった感じはぬぐえません。替え時だろうと思っています。
4月27日 クロス幌、色はグレー
純正の幌を17万キロ使って、限界を迎えたので交換しました。ここでいう限界とは、車内から幌を見上げると、あちらこちらに破線状に光が漏れている状態を指します。いつパックリと裂けてもおかしくないと判断しました。それにしても、純正は良くもったと思います。写真は2014年5月、壇之浦SAでの1枚
12月15日 ブリジストン PZ-X(103,000円)
前回の交換から3年半、4万キロ足らずでの交換となりました。実はマルハのダンパーが原因と思われますが、右前輪のタイヤの内側4分の1がボウズになるくらい片減りをしているのを3月の車高調交換時に把握していました。他のタイヤの山に問題はないので、該当タイヤを後輪に回して誤魔化していましたが、さすがにまずいだろうと交換に至りました。PZ-Xが気に入っていたので、同じタイヤを付けました。
2015年(走行 約179,000キロ)
2月2日 永井電子プラグコード(6,789円)
何となくそろそろだろうと交換。根拠なし
10月11日 ナカマエ バケットシートの破れカバー(5,260円)
エスケレートのシートの右側が擦り切れて無残なことになって、何とかしたいと思っていたところ、ジャンボリーに行った際、ナカマエさんのショップで該当部分をカバーする製品を見つけて購入しました。ボロ隠しに最適
ちなみに、このシートはエクセーヌ仕様なのですが、張替費用をメーカーに確認したところ、10万円近くかかると言われました。新品を買うのと大きな差はないですね。
ボロボロになっているこの場所を
こんな風にカバーします。
2016年(走行 約191,000キロ)
1月15日 ボディカバー(15,000円)
2005年に買ったカバーが、風で裂けてしまったので購入しました。前回は12,600円だったので、11年で2,400円値上がりしました。
2017年
ありません
2018年(走行 約210,000キロ)
6月6日 ダンロップ ディレッツァDZ102(95,000円)
PZ-Xで約46,000キロ走って交換しました。ブリジストン以外のタイヤは初めてです。性能は考えず価格のみで決定しました。結果、走行音は少し大きいように思いましたが、他は違和感もなく普通に走れます。タイヤ選びもいい加減になってきていると思います。
2019年から2020年
ありません
時期不明 トランクマット 純正オプション(価格 5,000円くらいだったような。)
なぜかこれだけ記録から抜け落ちています。10年位前にヤフオクで落札しました。なぜ買ったのかも覚えていません。たまたま目についてポチッたのでしょう。質感は良いので気に入っています。
以上2回にわたってモディファイを振り返ってみましたが、2001年から2006年までと、2007年以降は、思っていた以上に差がありますね。原因というか要因というか、振り返って考えると、次の6点くらいがあげられます。
1 2005年まではNBが最新型で、アフターパーツが豊富だった。
2 ネット環境の充実で、商品情報が手に入りやすかった。
3 各種ミーティングに参加することで、他車のモディファイ情報が手に入りやすかった。
4 定期整備以外に整備費用がかからず、ある程度お金が動かせた。
5 2006年頃には自分なりに納得のいく仕様になった。
6 徐々に経年劣化に伴う重整備等の計画が俎上に上り、モディファイの余裕がなくなった。
写真は、2013年8月東北ツーリング時、青森県の尻屋崎灯台前での1枚
さて、思い付きで始めたロードスター19年間の総括ですが、こうして整備記録等を見直してまとめて俯瞰してみると、その時々に考えていたことや当時のことが思い起こされて、とても感慨深く有意義でした。特に撮りためていた過去の写真などと突き合わせて思い出すことで、記憶が一新されセピア色になりかけていた思い出が、カラー写真によみがえったように思います。
この19年間を飛行機に例えると・・・・、
2001年~2005年、離陸・上昇期
エンジン全開で離陸滑走を開始し、離陸後はるか高みを目指して一直線に上昇していきます。
2006年~2016年、水平飛行・安定期
上がりたい高さに到達し、目的地を選びながら大空を飛び回ります。周囲を見渡す余裕もできて景色を楽しみながら飛行を楽しみます。
2017年~、降下・着陸期
自由に飛び回り燃料も心細くなってきたので、どこかに着陸しなければなりません。パイロットもそろそろベッドにもぐりこんで眠りたいです。ゆっくりと高度を下げながら最適な着陸地点を捜しています。
とまあ、こんな感じでしょうか。
一度着陸して休息・整備・燃料補給後、再度離陸するのか、着陸後、機体を替えて新たな旅に出るのか、はたまた着陸後愛機を眺めながら、思い出に浸って余生を送るのか
今の時点では着陸地点が見つかっていないので、ゆっくりと高度を下げながら当面飛行を続けると思います。墜落しなければ良いがなぁと思いますが、こればっかりは神のみぞ知るというところでしょう。
写真は、2013年3月、山梨県の山中湖近くの丘から富士山を望む1枚
今回「NBロードスターの19年間を総括してみた。」と題して7回にわたってまとめてみた結果、今間違いなく言えることは、19年前にこの車に出会えてオーナーとなって走り続け、多くの地域を訪れて多くの友人に出会えたことは、本当に人生の宝であるということです。
これからも、ロードスターとともに出会えた多くの友人たちに感謝しながら、私らしいロードスターライフを送っていきたいと思っています。
ここまでご覧いただき、誠にありがとうございました。
また、どこかのミーティング会場でお会いいたしましょう。
それまで、御機嫌よう。