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U-TAN(う~たん)のブログ一覧

2022年04月09日 イイね!

山村ジョグ・・・山梨県南巨摩郡身延町八坂

少し前のことになってしまったが、春の山村ジョグの締めくくりの記録。

前回からの続きで、いよいよ折門・八坂地区最奥の旧八坂村を目指す。


折門地区、沢集落入口の橋の袂に駐車させて貰って出発するが、家を出るのが
遅れてもう13時。


まずは、山腹をうねるように上がる林道折門・古関線を辿り、標高850mの御弟子
の集落跡を目指すが、登りが辛くてほとんど走れない。


ヘアピンカーブから来た道、行く道を一望。
ちょっと溜息がでてしまう・・・。


路傍の春竜胆に励まされる。


西に奇岩、天狗岩。


東側、真っ正面に富士が現われる辺りで甲府からタラの芽採りに来た御仁と
出会う。
何故かあっと言う間に意気投合し、山菜採りから茸採り、さらには岩魚釣りの話
で盛り上がって30分もロスしてしまう。


眼下に中河原集落を見下ろすと長かった登りもほぼ終了。


これから向かう旧八坂村へ続く林道・・・山神様の脚で明るい内に帰れるか?
(旧八坂村は写真右側、林道が下り始める地点にある)


御弟子(みでし)集落入口・・完全な廃村を象徴するような建物。
平成21年に最後の住人が亡くなって以来住む人はいないという。


広くなだらかな地形に見えたのだが、意外と平坦な場所は少ない。


軒を寄せ合うように5-6軒の家が並んでいた。
山を下りた人が、今でもたまに訪れているような気配を感じたが、人の住まない
家々が藪に飲み込まれるのは時間の問題だろう。


明治十年開校の折門・八坂小中学校跡。
中学校は昭和35年に、小学校は昭和48年に閉校となったとの記録があった。


学校跡からは御弟子集落を見下ろす形で富士を望むことが出来る。
その昔、この山上の学校に70人もの子供達の歓声がこだましていたという。
製炭、蒟蒻芋栽培を中心に自給自足に近かったというその時代、子供達はどんな
思いで富士を眺めていたのだろう。


勾配が無くなった林道を八坂へ向かって走っていくと炭焼きの人と出会った。
ちょっと不審な顔で「どこに行くんだ?」と問われたので、この辺りの古い集落に
関心があって静岡から来たこと、これから最終目標の八坂集落へ向かうと答えた。
すると、何とこの方が、八坂村最後の住人である今福さんだった。
常時住んでいるのかどうかは聞き漏らしたが、シイタケ栽培や炭焼きをしながら
自宅を素泊まりの古民家として今でも宿泊者を受け入れているのだという。
ここでも茸の話ですっかり盛り上がり、またまた30分以上のロスで帰りの時間が
ますます心配になる。


少し頑張って走り、旧八坂村(はっさか)へようやく到着。
3軒ほどの家しか確認できなかったが、すでに解体されたり朽ち果てたりしている
家もあるのかもしれない。
先回訪ねた三ツ沢集落同様、ここにも武田の落ち武者伝説があり、住人はすべて
「今福」姓だったという。


今福さんからは、勝手に開けて中に入って良いと言われたので、宿泊用古民家を
覗かせてもらう。


本当に昔の暮しそのままのようなお座敷で囲炉裏も切ってあった・・・渋い。


軒先の鳥籠では、今福さんの話相手の山雀が何度もトンボを切っていた。


陽が傾いてきた、帰りの桜並木は膝にくる急勾配の下り続き。
今夜、今福さんの古民家に泊まるバイクの夫婦とすれ違い、お互いに驚く。


見覚えのある三ツ沢集落への分岐点まで下りて、ほっとする。


あとは反木川沿いの平坦な道をのんびり走って何とか日暮れ前に車に到着。
一周13kmのアップダウンコースだったが、目的の最奥の旧八坂村を見れたし、
偶然最後の住人今福氏のお話をうかがうことができて充実した山村ジョグと
なった♪




Posted at 2022/04/19 00:49:31 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2022年04月08日 イイね!

先輩

久しぶりに山の先輩から、クライミングジムへお誘いを受けた。
先輩は、僕の10歳上、つまり御年80歳である。
しかし非常にご壮健で、夏山はもちろん、雪山、山スキー、アルパイン
クライミング、フリークライミングと何でもござれのスーパー高齢者。
今日も、一番に壁に取り付く。


週に2日ほどの山歩きに加え、生きてる内にどうしても登りたい岩登りルート
があると毎週ジムでのトレーニングを欠かさない。
さすがに瞬発力には往時の切れはないが、持久力は信じがたいものがある。


そして若手の指導にも情熱を燃やす・・・(登っている先輩のお弟子さんは、
68歳の若手?である)


この先輩に会うと歳をとったなどと言う泣き言・言い訳は通用しない。
いつだって「君はあと10年も楽しめるんだ、羨ましいなぁ!」と言われて
しまう。
何歳になっても「今日が一番若いんだ。」と仰って、自分の力を伸ばし限界に
挑戦する・・・壁を登る先輩の後ろ姿には、いつも励まされる。
「ありがとうございます!先輩! m(__)m」
Posted at 2022/04/08 21:18:21 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

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「サボった日記、冬の思い出 http://cvw.jp/b/1240840/47676157/
何シテル?   04/24 23:41
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