2009年3月に購入した10年愛用のクロスバイクを新車並にリノベーションしました。
事の発端は今年の3月11日。
8年前は田舎暮らしでして、鉄道の復旧が都会より後回しにされた東日本大震災の時は、片道16km、高低差50mを通勤したんだよなー。
なんて感慨に耽っていたら、リアホイールのスポークが2本折れてるのを発見。。
今まで交換した部品は、サドル・ハンドル・ブレーキ・タイヤ&チューブと、まんま消耗品のみ。
メンテナンスもたまにチェーンに油を差すくらいで、10年選手のパーツたちは悲鳴を上げていた…。
そろそろ買い替えかな…と思ったけど、フレームの形に一目惚れして初めて手を出した、それなり価格帯の自転車。
と、いうことでヽ(´▽`)/
ネットで自転車部品を注文しちゃった(//∇//)
錆ひとつ出ていないフレームのみ残して、「やっぱり自転車部品は基本シマノでっ!」くらい安易に考えてたら、ロード用、マウンテンバイク(MTB)用、さらにグレードや規格も様々でピンキリ。
リアホイールの幅がロード用とMTB用で違うとか
ボトムブラケット(クルマで言うハブベアリング的な)には車体とペダルクランクとそれぞれ規格が合うものを選ばなければならないとか
フロントディレイラー(変速機)はロード用とMTB用とはフレームの角度が異なるので互換性が無いらしいとか
ギアの段数に応じてシフトレバーやハンドルとの組み合わせが決まってくるとか
クロスバイクに着けられるブレーキはVブレーキのみとか
極みつけは、クロスバイク=ロード用とMTB用の部品を組み合わせているもので、「クロスバイク用」なる部品は存在せず、フレームに応じてどちらかを選ぶとか…
調べると知らないこと出てくる出てくる…
シロウトゆえ、自転車の仕様を解析して部品を発注するまでひと月かかりました。。
なので、部品が届いただけで満足してしまい、GWは九州で遊び呆け、気付いたら暑い季節だからと後回しにし、涼しくなってきたけど10月三連休は台風上陸で諦めたりと、11月の三連休にようやくチャンスが巡ってきました。
手始めにパーツクリーナーを“ブッシュー”してフレームを洗浄したら自宅ベランダに持ち込み。
まず前後のタイヤ・チューブをホイールに組んで
新車装着品と同じ黒いスポークの逸品。
口コミで評判の良かった台湾のACORと言うメーカーさんに。
フレなくしっかりスポークが組み付いた状態で届きました♪
あれっ!?四輪も二輪もホイールがMade in Taiwanでおソロやんw
ゴムチューブがタイヤとホイールの間にはみ出てないか要チェック!(空気入れの周辺が硬く、やはりはみ出てた!)
エアバルブが見つかりやすいよう、左側から見てタイヤの青いラベルの所に来るよう組む拘りもDIYの醍醐味ですね♪
先にフロントタイヤとブレーキをバラして
新品装着♪
ブレーキは雨に強いシューが付いてるこちらにしました。
続いてペダル周り
コッタレス抜きして
ボトムブラケットはISO・JIS規格品だったので、左側(右ネジ)を緩めたら右側(左ネジ)を取り外して左側を取り外しの手順。
新車装着品はベーシックなスクエアタイプだったので、対応している工具を嵌めて外します。
スピンナハンドル大活躍( ̄▽ ̄;)
外したボトムブラケット。幅68mm。
用意したボトムブラケット。車体を調べもせずISO・JISだろうと踏んで幅68mm。正解♪
元に戻せるかビクビクしながらやっていましたが、ここまで外しちゃったら…
リア周り一気に分解しちゃったw
リアホイールにカセットスプロケットを装着したら、スプロケットを固定する蓋を規定トルク40Nmで締め、フレームと合わせます。
この時にスプロケットガードもホイールと共締めしようと思いましたが忘れてました。
後ろの荷台は見た目がちょっとダサくなるのは自覚してるんだけど、あると便利だし、自転車屋さんが苦労して加工取り付けてくれた逸品なので、大切に引き続き使わせてもらいますv(°▽°)
続いてボトムブラケットを取り付け。
今度のはシマノのホローテックIIという“つおい”タイプなので、外した時とは違う工具で取り付けます。
手順は外したのと逆に、左側(右ネジ)を手で締めれる程度に組み着けたら右側(左ネジ)をしっかり締め込み、もっかい左側(右ネジ)を締め込んで完成♪
このように中空なのでクランクの取り付けは簡単♪
右側からフロントギア付きクランクをズボッと貫通させて
左側のクランクを取り付けたらクランク同士を専用の工具で固定して、さらに六角レンチ2点を交互にシメシメして、規定トルク12〜14Nmでガッチリ固定!
普段から裾バンドをしていますが、フロントクランクはチェーンガード付きにしました。
クランク、ディレイラー、シフトブレーキレバーなど主要コンポーネントはClarisで統一。
フロントギアを変速するフロントディレイラーも取り付けます。
フレームの太さに合わせてアダプターを装着します。
向きと高さ位置合わせは最後の調整時に細かくやるので、取り敢えずザックリ。
リアギアを変速するリアディレイラーは六角レンチ1本で固定出来るので楽チン♪
ここまできたら、いよいよチェーンですよヽ(´▽`)/
チェーンは元から長めになっているのでカットして使いますが、長さの決め方はギアの歯数によって当てがうギアが異なるそうです。
リンク1個落としてチェーンが決まりました♪
下回りの交換が終わったので、操作系いきまーす!
ん!?シフトワイヤーは付いてるけどブレーキワイヤーが無いぞ!?
追加調達ww
ブレーキは種類によってレバーのワイヤー取り付け箇所が変わるので、Vブレーキ用に合わせて
最終日も暗くなってしまった中、必死でワイヤーを通して調整したので写真はありませんが、、
Vブレーキは左右のネジを締めたり緩めたりして効きを調整
リアディレイラーはネジ3箇所を手順どおりに合わせて調整
一番時間がかかったのがフロントディレイラー!
そもそもチェーンと平行に取り付けるのが難しく、歯とのオフセットを合わせ、からのワイヤーを張って調整…を何度も何度もやり直しました。
そして…完成!
泥除けはステーが要加工なので、近々…。
10年前の姿からだいぶ変わりましたが、また次の10年もヨロシクな!