「Sクラス」の「4気筒」の「ディーゼル」がどういうものか味わいたくて、六本木のメルセデスコネクションに行って来ました。
まずはS300hのカタログスペックを紹介します。
全長5120mm×全幅1900mm×全高1495mmで、車重は2080kg。
2.1L 直4ディーゼルターボ(204ps/51.0kgm)に、モーター(27ps/25.5kgm)の組み合わせ。
7速ATで、燃費は20.7km/L。
FRで、最小回転半径は5.1m。
右ハンドルのみの設定。
価格は、
・S300h 998万円
・S300h エクスクルーシブ 1270万円
・S300h ロング 1340万円
となっています。
人気のAMGラインは、ラグジュアリーパッケージの内容を含んで147.5万円。
エクスクルーシブにはAMGラインが標準装備です。
試乗車はシルバーの300hでした。
見慣れた外装ですが、マフラーは見えないようになっています。
内装もS550との違いがよく分かりません。
ロングボディではありませんが、後席のスペースは充分。
ただしトランクは、あまり広くないS550よりも更に狭いものでした。
シートに腰を下ろすと、身体にとてもフィットします。
座っただけで分かる高級車感。
これなら長距離も疲れなさそう。
動き出してもディーゼル特有の振動とガラガラ音を全く感じません。
試乗を終えて、他の人の運転で走り去るS300hに遭遇しましたが、それでもディーゼル音は殆ど聞こえませんでした。
車重を感じさせないトルクフルな走りは街乗りでは楽ですね。
滑らかとは言い難いですが、モーターからの切り替わりも速度の上昇の仕方も、とても自然でした。
ちょっとステアリングの反応が鈍いと思いますが、そもそもスポーツドライビングを求められる車ではないでしょうし。
乗り心地に関しては、マジックボディコントロールを備えたS550のような驚きはありませんが、しなやかで十分に満足できるものです。
剛性の高さと数々の安全装備が相俟って、安心感の高い車です。
1000万円を切る価格設定は見事ですね。
アルピナD3と変わらないのですから。
4気筒のSクラスと言うことで下取り価格の悪さが気になりますが、この完成度と今のディーゼル人気を考えれば、そこまで心配する必要も無さそうです。
ランニングコストも安いですし。
MBJの上野社長が「試乗車を多数用意したい」と言ったのも、車に対する自信の表れでしょうね。
久し振りのメルコネでしたが、展示車はそれほど変化ありませんでした。
目を引いたのはA45AMGイエローカラーライン。
近頃のメルセデスは黄色を売りにしている感じですね。
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試乗記 | クルマ
Posted at
2015/09/12 21:19:18