2021年09月09日
ポルシェの試乗会へ行ってきました。パナメーラと911の試乗を希望していたのですが,残念ながら911ではなくタイカンとなりました。
スタッフや担当セールスさんの対応がとても素晴らしく,「レクサスに勝っているのではないか」と思ってしまいました。まだレクサスは行っていないけど・・。
・パナメーラGTS
ポルシェの車は,駐めているときは,ドアノブが飛び出しています。しかし,走り出すとボディに格納されるのです。すごいな。
パナメーラでは,リアウイングをボタン一つで出すことが出来ます。おお,映画「TAXI」のようだ。
ドアは重厚感はないもの,どの位置でも止まるように出来ています。これもすごいな。
さらに,スタッフの方はみんな優しくドアを閉めるので,半ドアになるのですが,半ドアからクルマが勝手に電動で全閉にしてしまうのです。ああ,静かにドアを閉めることが出来るというわけです。
乗り込むと,シートの低さに驚きます。しかし,前方視界はとても良好で不思議な感じがします。
でもシートの低さは,年寄りには乗り降りがとてもきつい・・・。
シートは電動ですが,VWと同じく,シート下のドア側にボタンがあるので,操作しにくいです。やはりベンツのが一番操作しやすいなぁ。
驚いたのは,ステアリングの調整も電動だったこと。
エンジンのかけ方は,鍵が刺さったように見えるボタンを回すこと。
4リッター V8 ツインターボは,軽やかに回り始めます。もちろん不快な振動などは皆無。音の演出も控えめです。エンジンを掛けるとシートベルトが巻き取られて,やる気を出させます。
このパナメーラGTSは重さが2000キロもあって,お値段も2000万円です。1キロ1万円は高いのか安いのか。パワーは460馬力です。
パナメーラは,バックスキンをステアリングやシートに多用していますが,ボクには,ふつうの皮ステアリングの911がとても良いと思いました。
ただポルシェのステアリングはみんな小径。おおおおお,昔を思い出させます。momoとかに付け替えたなぁ。この小径ハンドルは,とても気に入りました。
インストルメントパネルなどは、妙にすっきりしています。この割り切ったすっきり感は,なかなかいい感じです。
911のインパネは,さらに徹底してシンプルで,なんだかとても気に入りました。
ただ驚いたのは,パナメーラの後席に座ったとき。中央,運転席と助手席の間にどでかい操作パネルがあるのです。なんじゃこりゃ・・。
面白いのはダッシュボード中央にあるアナログ時計。1分間で針が一回りしています。
ボディサイズは全長×全幅×全高=5053×1937×1417mm。これに乗ってからA35に乗ると,「小さなクルマだなぁ」と思ってしまうほどです。しかし,取り回しには,不思議と苦労しません。パサートやアルテオンの方が苦労したなぁ・・。
走行モードは,ノーマル,Sports 、Sports+。Sports以上は排気音などがします。これが適度な演出でいいかも。A35は静かすぎです。
ベストはSportsですね。+にしてもA35のようにやんちゃにはなりません。けど回転数が上がりすぎて,ちと気に障ります。
乗り心地は最高です。どのモードでも,サスは硬くなりますが,乗り心地は犠牲になりません。突き上げが皆無なのです。ガツンとこないで「コーン」という感じです。エアサスの効果もあるでしょう。911や718は,乗り心地は良くないそうですが,パナメーラは最高です。
BMWに試乗したとき,乗り心地の悪さに閉口しました。それはランフラットタイヤのためだと思っていましたが,なんとこのパナメーラもランフラットタイヤだと言うことです。いったいどういうマジックなのか。
ステアリングにボタンがついていて,それを押すと目の前に20秒からのカウントダウンが始まります。20秒間「フルパワーモード」になるのです。これも,全然,制御不能なほどにはなりません。
アクセルを踏むと2トンのボディを軽々と動かしていきます。クルマが軽く感じます。
タイヤが(前)275/35ZR21 (後)315/30ZR21
と,とんでもなくでかいサイズです。しかし,ステアリングは軽々と曲がります。
試乗コースは,山頂までヘアピンが続く観光道路。ゲートの前にポルシェが整列して,ゲートが開く時間を待っている様子は壮観です。
ゲートが開いて,アクセルを踏み込むと,リアがほんの一瞬スピンして走り出します。四駆ですが基本FRです。
四駆のため,基本弱いアンダーステアですが,いや,このステアリングのよく回ること・・。馬鹿でかいタイヤのグリップ力は驚異的で,8ATのシフト操作なしでも,どんなカーブもクリアしていきます。四駆らしく出口が見えたら全開加速でOKです。
ブレーキはブレンボ,スリットローターです。2トンの車体に全く不安を感じさせないブレーキ性能です。
先行が911カレラ4で,こちらよりも速いクルマなのですが、カーブで離されても,その後の全開加速で,あっという間に追いつきます。いやー,911を追いかけるなんて,まるで夢のようです。生きてて良かった・・・。笑
塊感のあるボディのベンツと比較して,ポルシェは全くの別物です。剛性感はそれほど感じないのに,とにかく速いのです。
クルマは平気でヘアピンをクリアしていきますが,中の人間はたまったものじゃありません。シートのサイドサポートが不足しています。
ただシートの座面が硬くなくて,これもA35よりいいところだなぁ。40分間の運転でしたが,全く尻は平気でした。
フェラーリなどは「100キロ以下のスピードでは乗りにくい」と言われますが,ポルシェは,どの速度帯でも,ふつうに乗れます。なんの構えも必要ありません。そして,なんかこちらが意図するように動いてくれる感じがしました。
全くとがったところがないのがポルシェでした。ああ,これは気心が通じた馬に乗っているようだ。ウマに乗ったことないけど・・・。笑
ただシートはレカロかAMGに変えたい・・・。AMGのシートのサイドサポートも超強力です。座面はポルシェのでいいです。AMGはパス。笑
次はタイカンに乗り換えます。つづく
Posted at 2021/09/09 19:19:59 | |
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2021年09月03日
VWでは,クルマを購入したり,点検を受けたりすると,「顧客満足度調査」のアンケートが来た。評価は5段階。
セールスさんによると,
「あれは評価5が0点で,それ以下はマイナス点となるのです。評価5以外はつけないでください」
とのことだった。
アンケートに回答するとVW柄の500円のクオカードがもらえた。
さて,ベンツはどうだろうか。
購入後1か月で,ディーラーの本社から手紙が来た。
「アンケートか,書きたいことが一杯あるぞ!!!」
と意気込んだけど,本社社長の「購入お礼」だけだった。
あと,不思議なはがき大の「お客様カード」がついていた。
購入車両の情報だけでなく,
・購入金額
・下取り車の下取り額
が記載されているのだ。金額情報は,なぜかそのふたつのみ。
このカードは,どうすれば良いのだろうか??? 壁にでも貼っておく??
やはりなんか世界が違うなぁ。
Posted at 2021/09/03 09:17:07 | |
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