みん友さんから名機プレミアム2の改造方法についての問い合わせがありました。
メッセージでは説明できないので、備忘録を兼ねて書いてみました。
確か19,800円で、プレクスターから発売されたCD専用の内蔵用ドライブです。
バージョンアップも可能なモデルです。
分解します。
作業中にすぐ切れる半田付けできるフラットケーブルです。
ロックを外して3ヶ所のフラットケーブルを外します。
粘着力の弱い養生用で、線が切れない様に保護します。
裏返します。
電源コネクタ(12V・5V)と並列に接続されている電解コンデンサです。
ここの電解コンデンサをお好みのコンデンサに交換します。
電解コンデンサの直径です。
このままで、半田付けが可能な幅です。
(修正記事)
こちらの電解コンデンサは、カップリングコンデンサ?バイパスコンデンサ?(電圧が3.3V)
各部にチップタンタルが使われている高級な仕様です。(16V10μ)
(追加記事)
基板のコンデンサの電圧を測定しました。
(追加記事)2020.2.28
基板の電源ルートを調べました。
・基板の裏側
・基板の表側
こちら側から2カ所へパスコン(SEコン)を足せます。
(12Vから生成された5Vと5Vから生成された3.3Vです)
*これからは、外部クロック用の改造資料です。
既に338.8688Mhzの水晶振動子を外してあります。
水晶振動子を外す時は、半田ごてを2個使い、水晶振動子が勝手に動くまでの長い時間半田ごてを当てる必要が有ります。(私は2回ほど失敗しています)
外部クロックからクロック信号を接続するのは、マークの有る上側です。
下側でも正常動作しますが、音が悪いのですぐ解ります。
下側に接続して、音が悪くなったと長年にわたりブログに書いていた人がいましたが、連絡手段が無かったので連絡できませんでした。
C528と C529を撤去する必要が有りますが、製造上の都合で付いていない
個体がいくつも有ります。(初期の物は付いていました)
無くても動作するので、そのままで発売されていました。
プレクスターに問い合わせをした方もいましたが、回答は無かったそうです。
何年か前にコンデンサ交換と外部クロックに改造した現用機です。
故障のリスクと超重いので、今回は分解しませんでした。
当時は、16Vのポリマータンタルコンデンサが高かったので、KEMETのT491シリーズを使っています。(いつかは取り替えたい)
過去に使っていたドライブ達です。(プレミアム2が3台)
そのうちPCMやDSDの時代が来るかとDVDドライブの760Aを4台も確保していましたが、出番が全く有りません。
CD専用に作られたプレミアム2と比べると、DVDドライブの760Aは、CDも再生出来ますが、グリコのオマケみたいなもので使えませんでした。
これくらいの説明で理解できたでしょうか?
容量等はスペースを考えて選んでください。
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Posted at
2019/09/05 09:55:58