今日は穏やかでとてもいい天気になりそうでしたので最近受けた北斗神拳(カイロプラクティック?)による施術のおかげで長年苦しんで来た原因不明の持病が劇的に回復した妻の運動がてら志高湖辺りにトレッキングへ行く予定だったのですが、妻と色々探していたところ目的地が急遽変更となりまして。
とりあえずお隣の 「おんせん県」 まで車を走らせて
11:00頃に最初の目的地へ到着しました。
ここは大分県別府市鉄輪にある 「地獄地帯」 でして、宮崎県北在住の方なら大体一度は訪れた事があるであろう有名な観光地なんですが、いつでも行ける距離なせいか中々行く機会が無く(宮崎人あるある)、前回妻と一緒に訪れたのがもうかれこれ25年以上前(当時はまだ彼女だったw)でしたので改めて行ってみようという事になったのでした。
という訳で、まずは天然記念物「坊主地獄」へ行ってみます。ここは別府地獄協会?とやらにに加入していないため同協会が販売している共通観覧券では入場できず別途1人400円かかるそうなんですが、こちらは正式に「天然記念物」に指定されている名勝なんだそうです。
こちらが坊主地獄の温泉です。泥がポコポコと噴き出る湯玉が坊主の頭に見えるとの事ですが・・・
坊主地獄の由来は貞観九年(西暦867年)今より約1200年前、鶴見山噴火後各所に温泉が湧出し始め、この付近は鶴見七湯の名で古くから有名な温泉郷となっていたそうで
この地には以前火山の神、火男火売(ほのをほのめ)神社の神域で延内寺という寺院があったそうです。
ところが480年前の大地震の時大爆発が起り
火煙と共に寺院も住職の円内坊も一瞬の間に姿を消し
その跡は熱泥を噴き上げる大地獄と化してしまったそうで(汗
この地獄は当時の爆発の火口で以来坊主地獄と呼び伝えられているそうですが、
正にリアル地獄絵図・・・想像しただけでも恐ろしいですね(怖
次は車で少し移動しまして別府地獄組合の「地獄めぐり」へ。
まずは「海地獄」からスタートしますがここで7ヶ所の地獄(海・血の池・龍巻・白池・鬼石坊主・鬼山・かまど)が見学できる共通観覧券を購入しまして
早速中へ入ってみます。
「海地獄」は別府の地獄のなかでも最大とのことで
コバルトブルーの池の色は
温泉中の成分である硫酸鉄が溶解しているためなんだそうです。
地獄めぐり通りを歩いて行きまして
次は「かまど地獄」へ行ってみます。
かまど地獄は、泉温90度の温泉が噴気とともに湧出し
古来より氏神の竈門八幡宮の大祭に、 地獄の噴気で御供飯を炊いていたことがその名の由来なんだそうで
1丁目~6丁目までさまざまな湯の池がありました。
次は「鬼山地獄」です。
ここは別名「ワニ地獄」とも呼ばれているそうで
大正12年に日本で初めて温泉熱を利用し
ワニの飼育を開始したそうで
現在、
クロコダイル、アリゲーターなど
約70頭のワニを飼育しているそうです。
じっとして微動だにしないのでまるで置物?のようでした。
次は「白池地獄」です。
熱帯魚館では、アマゾンに生息するピラニア等、10種類程度の熱帯魚を観察することができまして
和風庭園にある池は、青みを帯びた白色をしており
これは、噴出時は透明な湯が池に落ちた際、温度と圧力の低下により青白く変化するためなんだそうです。ここで一旦駐車場まで戻りまして、3km先にある残りの「地獄」まで移動しようとしたところ・・・
なんと「海地獄」のすぐ近くにあった「鬼石坊主地獄」を見落としていた事が判明しましたので慌てて行ってみまして
灰色の熱泥が沸騰する様子が坊主頭に似ている事から
「鬼石坊主地獄」と呼ばれる様になったそうです。
次は車で約3kmほど移動しまして
「血の池地獄」へ
日本で一番古い天然の地獄なんだそうで
「赤い熱泥の池」です。
地下の高温、高圧下で自然に化学反応を起こし生じた酸化鉄、酸化マグネシウム等を含んだ赤い熱泥が地層から噴出、堆積するため池一面が赤く染まるそうです。
そして次は地獄めぐり最後の目的地である「龍巻地獄」へ。
ここには天然記念物にも指定される間欠泉がありまして、丁度いいタイミングでその様子を見る事が出来ましたが
豪快に噴き出した熱水はこのように人工の屋根で止められていますがこの屋根が無ければ約30mほど噴き出す力があるそうです。
こちらは噴出が治まった状態です。
次の噴出まで30~40分掛かるらしいので、たまたま来たタイミングで見れたのでラッキーでした。
これで「べっぷ地獄めぐり」の終了となりますが、ここ鉄輪・亀川の地獄地帯は、千年以上も昔より噴気・熱泥・熱湯などが噴出していたことが「豊後風土記」に記せられ、近寄ることもできない忌み嫌われた土地であったといわれているそうで、
そんなところから人々より「地獄」と称せられるようになり、今も鉄輪では温泉噴出口を「地獄」とよんでいるそうです。
今回約25年振りに「地獄地帯」を訪れてみましたが、当時の記憶はほぼなくなってしまっていましたので新鮮でしたし、久しぶりに観光気分も味わえてとても楽しめました♪
後は帰るだけですが、せっかく日本1位の湧出量を誇る別府市の別府八湯の温泉群の1つである鉄輪温泉に来ていますので鉄輪温泉の貸し切り風呂で温まりまして
帰宅途中で延岡珉珉のあんかけ焼きそばをテイクアウトしてきましたので
今夜も安定の デブまっしぐら です(笑
おしまい