「盆休みが終わる前にどこか行きませんか?」
専務から声がかかっていたのですが、連日のこの暑さでちょっとためらわれます。
この1週間ほど、夜中に頭痛がして目が覚める熱中症のような感じになっていますし。
14日の晩に専務から
「暑いので、また気温が下がってからにしますか?」
とLINE。
「いゃ、こういう時こそ気合でしょ! 明日行きますよ!」
自分でも何言ってるんだか分からない返事をして、調子悪いまま出かけることにしちゃいました。
さて、どこへ行きましょうか。
なんかね、この頃 三重方面から呼ばれている気がしているんです。
今回は午前の少しでも気温が低い時間に林道を走って、後半は舗装のワインディングにします。
googlemapで航空写真をスクロール。
林道なのか川原なのか判別できないけれど、「道らしき線」が見える滋賀県永源寺町を候補に。
帰りは鈴鹿スカイライン。
例のごとく夜明け前に頭痛で目が覚め、ウトウト。
5時に起きたけれど、ちょっとフラフラします。
いてっ。。
部屋に転がしている古いオーディオの角に足を引っ掛け、浅いですがスネを10センチほど切ってしまいました。
朝から血だらけ。
約束の時間が迫ってくるのに、なかなか血が止まらない…
家にこんな大きな絆創膏はないしなぁ。
そうだ、ガムテープがあった。(^^)b
専務はSERROWかと思ったら、しばらく動かしていなかったGROMで登場です。
ウチの前から出発
06:00
国道を避け、23号線を離れて ただただ「あっちの方」と地道を走ります。
三岐鉄道三岐線 大安駅
この駅ちょっと変わっていて、ホームの横に図書館があるんです。
電車の運賃精算は、この図書館の一角にある事務所で。
三岐鉄道に乗ったのは、42年前。
それ以降、並行する道を走ることは何度もありましたが、電車に乗ったことがありません。
ちょっとした思い出があるので、近い内に電車の旅もしてみたいですね。
07:30
専務は
「なぜかツーリングで三重方面を思いつくことがなかったのですが、こうして来てみると新鮮ですね。 何だろ、この景色。」
ずっとそう言いながら走っています。
たしかにね、岐阜や長野方面って、山が近づくにつれて だんだん標高が上がりますが、この辺りって ずっと平野が続いていて、ポコンと山があるんですよ。
R421で いなべ側から石榑トンネルを抜ければ滋賀 永源寺。
良い時間に目的地に着きました。
愛知川沿いの林道です。
07:50
車を停めて釣りをする人の姿もあります。
暑い季節ですが、朝の川沿いの空気は気持ち良いです。
トンネルって異界への入り口のような緊張感がありません?
景色を眺めながら水の音を聞いていると、時間が経つのを忘れてしまいます。
ところどころ水たまりができていますが、フラットで広い道は普通車でも、あまり心配なく走ることができます。
地図で確認はしてきましたが、入り口からちょうど10キロ地点で行き止まり。
林道茨川線終点。
左手と川の向こうに登山道があります。
初めて来たのに懐かしいような景色。
08:45
けっこうな距離なので、ピストン走行でも大満足。
ウホウホ言いながら戻ります。
枝道もありますが、今日はこれで帰りましょう。
まだお昼には時間があります。
R421の旧道は閉鎖になっていると思ったのですが、みん友の
Beetle Fanさんから、
「滋賀側からは走れますよ。」
と聞いていたので、走ってみますか。
09:30
旧道はところどころに砂が浮いていますが、路面の荒れはあまりありません。
車にはやや狭いですが、オートバイには面白い山岳路。
もう何年も走っていませんが、こんな道だったかな。
三重との県境で通行止め。
一般道に置かれたコンクリートブロックの関所。
昔は三重側からすれ違いができないほど狭い坂を登ってきた後に、このブロックを見るとホッとしたものです。
現在は車で通ることはできません。
ハイキングに訪れる人も多いようで、車が数台停まっています。
09:50
永源寺の道の駅でトイレを借りて、南へ下ります。
専務も考えていることは同じだったようで、国道県道ではなく地道を使って鈴鹿スカイラインへ向かうことにします。
土地の皆さんには迷惑でしょうが、街や畑の穏やかな景色を楽しみながら走ります。
細い道をしばらく走るとお寺さんの前に出ました。
ん?どこかで見たようなお寺。
おぉ、
4年前に立ち寄りました。
道路の開発現場などから見つかったお地蔵さんが集められた西明寺。
暑いせいか、集落に人影はありません。
「ものすごくキレイに清掃された村落ですね。」
と専務。
確かに。
以前訪れた時に自分もそう思いました。
ここに住む人々の気持ちのようなものを感じます。
11:10
鈴鹿スカイラインに出て快調に湯の山温泉へ向かいます。
昼ご飯はお馴染となりつつある「北の幸」。
ん?ちょっとリフォームした?
外観が小綺麗になった感じ。
11:55
「なんで山に来て海鮮ものなの?」
みんな最初は同じことを思うようです。
ふたりとも味噌ラーメンを注文しましたが、専務は「大盛り」。
「普通盛りでもけっこうなボリュームですから、やめた方が良いですよ。」
「久しぶりにうまい味噌ラーメンを食べた。」
と思ったのは最初だけで、一気に食べないと残してしまうと必死だったようです。
だからよしなさいと言ったのに。
12:45
「この近くに三休の湯って温泉があるようなので入って帰りませんか?」
と専務の提案があったので向かってみました。
が、お盆休みでどこも車がいっぱい。
近くまで行きましたが、またの機会に。
13:00
永源寺あたりも、この辺りも、水遊びに来る人達でごった返していました。
こんな芋洗いのような状態でも楽しいんだ…
「森林浴で清々しい気持ちだったのに、ここはバーベキューの匂いが立ち込めてますね。」
「ファブリーズしましょうか?(笑)」
朝明川沿いに下ります。
三岐鉄道の車両。
若い頃に乗った車両の色は思い出せませんが、確かワンマンの1両編成。
降りる時は自分でドアを開けた記憶があります。
13:20
R23は順調でしたが、名古屋に帰着する頃には、日陰でも気温が37℃。
温泉に入っていたら、くたばっていましたね。
また涼しくなったら入りに行きましょう。
帰着
14:45
本日走行:220km
消費燃料:5.5L
帰って数日後に思い出しました。
林道茨川線は、以前行ったことがありました。
上の子が保育園児だった頃、滋賀方面から石榑峠を越える時、この道を見つけて入ってみたんです。
夕方薄暗かったので、景色はよく覚えていないのですが、終点で川原に降りて見覚えがあると思ったのは来たことがあったからです。
どこへ連れて行かれるのかと心細かったのでしょう。
家内も娘も車から降りてきませんでしたけどね。
全行程
桑名・いなべ周辺
林道茨川線・石榑峠
永源寺->鈴鹿スカイライン
Posted at 2020/08/23 18:01:54 | |
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