私がお世話になっているディーラーでフォルクスワーゲンオーナーズクリニックが開催されたので予約して行ってきました。
第一部と第二部構成の講義で、第一部は車両の日常点検、第二部ではタイヤ交換と車の機能に関するTipsを教えてもらいました。
今回の講義のモデルは白ビートル君です。(いきなりのエンジンルームからですみません)
第一部のはじめはボンネットの開閉からスタート。
目からウロコだったのですがVW車は基本的に停車時にドアを開けないとボンネット開閉レバーが開かない仕様となっているとこと。
これは停止かつドアを開けないとという一連の動作を必要とすることで、安全を確保するという思想が根底にあるからとのことでした。
確かに国産車だと、パワーウィンドウを全開にすれば手が届く位置に開閉レバーが設定されていることが多いので、安全に対する思想の違いを初めから垣間見ることが出来ました。
日常点検項目に対する講義(各種液量やバッテリーの点検など)を聞き、次は燃料のお話に。
まず見せられたのは、これです
カーボンが堆積したピストンなのですが、よく見るとピストンの一部が欠けちゃってます。
うちのディーラーで扱った車でどうやらレギュラーを入れ続け、ノッキングとカーボン堆積でエンジンに負荷がかかり、最終的にこのようになった事例だそうです。
(ちなみに1つ
7万円とのこと・・・)
指定燃料を使う大切さを改めて感じました。
休憩タイムでカステラをいただき、第二部はタイヤ交換からスタート。
ボルトカバーの取り外しから車載工具を使ったジャッキアップとボルトの取外し、パンク修理キットの説明等、足回りのメンテナンスに関する講義でした。
私を含めて10〜15名の方が参加していたのですが年配の方が多く、タイヤ交換をしたことのない方が多かったみたいで、皆さん色々と質問されていました。
特にセキュリティボルトは初めに外し、最後に取付けることとは参考になりました。(ネジが舐めた場合の対策のため)
私のトゥーランはモビリティタイヤ(ContiPremium Contact 5)なので、パンク修理キットが無く実物を見たのは初めてでした。
牽引フックのパネルの開け方も教えてもらい、参考になりました。
(フックの化粧パネルの左側か下部を押すと外れますよ〜)
キーレスの機能(ボタン長押しによるウィンドウ開閉)やキーの電池が無くなった時の緊急対処方法(スマートエントリー車)と、欧州車独特の機能について教えてもらいました。
特に欧州車独特の機能として、ワイパーの交換や冬の積雪等でワイパーが凍りついたりしないようにするサービスモードへの動かし方や、停止時にウインカーを操作することで、操作した方向の駐車灯が動作するなど、欧州の法律による独特の機能などを教えてもらいました。
最後にシャーシナンバーの見方も教えてもらい、参加のおみやげを頂いてオーナーズクリニックは終了しました。
ちなみにシャーシナンバー初めのWVWとWVAの差は初めて知りました。
(ゴルフ等の普通乗用車はWVW、トゥーラン等の少々大きめの車は大型乗用車とのことでWVA、AudiはWAUとのこと。)
私の車は「WVGZZZ1TZGW◯◯◯◯◯◯」(◯はシリアルナンバー)なので、これを例に見てみます。
「WVG」は製造国と製造者、車のカテゴリーとのことです。
なので、「W」はドイツ、「V」はフォルクスワーゲン、「G」は大型乗用車という意味です。
「1T」は車種を示しておりトゥーラン、Zの次の「G」はモデルイヤーで2016で、ちなみにモデルイヤーに「I」は無いとのこと(数字の1と間違えるからでしょうかね)
その次の「W」は製造工場で、私のトゥーランはフォルクスワーゲンのお膝元であるヴォルフスブルク工場製でした。
(ちなみにZ部分は日本では使用しない部分で、国によっては利用しているようです。)
ということで、10年ほどVWに乗ってきてますが、知らないこともたくさんあるなぁと改めて実感しました!
そして、2番目の目的であった右運転席側のAピラー浮きとアームレストの後席エアコン左側下部のパネル浮きについては、新車保証で交換することになりました。(新車保証って素晴らしい!)
ちなみに親のゴルフヴァリアント(2008年モデル)はソレノイド故障によりフュエールリッドが開かなくなり、修理代金が1万ちょっとかかるとのこと。
(機械的なプッシュスイッチかと思ったら電気制御のようです。)
まだ5万kmしか走ってないですが、10年も経つと色々とマイナートラブルが出てきますね。
買い替えも視野に入れたほうが良いのかもと言いましたが、まだまだ元気なので乗り続けるようです。
久々に運転しましたが、ステアリング、足回りともにかなり固めですね。
トゥーランが柔らかいせいもあるかもしれないですが、ゴルフ5くらいの硬さのほうが私には好みです。