長文になりますが・・・、
記事抜粋
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◎ランドローバーからプラグインHVが登場
ランドローバーは、3月1日に開幕するジュネーブショーに、ディーゼルプラグインハイブリッドモデルの"エレクトリック・レンジ e"を出展すると発表した。
レンジ eは、ディーゼル・プラグインハイブリッド技術を採用したプロトタイプモデルで、イギリスの研究開発センターで開発されたという。
レンジ eは、レンジローバースポーツをベースにつくられており、3リッターディーゼル"TDV6"+8速ATのパワーユニットを持つ。これにパラレル式のプラグインディーゼルハイブリッド・システムを組み合わせ、EV走行とエンジン駆動(ハイブリッドモード)の両方を可能とした。
EVとして走行できる距離は、最大20マイル(32km)。ハイブリッドモードも含めた総航続距離は690マイル(約1104km)に達するという。CO2排出量は、89g/kmときわめて少ない数値を実現している。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
本来、エンジン性能としては、ガソリンエンジンよりもディーゼルエンジンのほうが燃焼効率が高い。
同じ車で排気量であっても、燃費はディーゼルエンジンのほうが良い。
まあ燃焼効率が高いから、当たり前のことですが・・・。
で、世界初の市販HVはガソリンエンジンであった・・・。
でも僕としては腑に落ちない・・・。
何故なら、どうして燃焼効率の高いディーゼルエンジンを使わないのか?と言うことである。
販売メインの地域を考えると、日本・アメリカ、どちらも乗用車としてはガソリンエンジンが格段に多い。
日本は知事の発言により一気にディーゼルエンジンを締め出す形になったが、
CO2を考えると燃料の節約や京都議定書に対しても後退していると言える。
振動や騒音が多いと言うのも発売しない一つの要因なのかもしれない。
更に言うと・・・、ガソリンエンジンは代替燃料が少なく、エタノールを混ぜるにしても、
三元触媒で除去できない、アセトアルデヒドが放出されることになる。
この物質については、現在大きな規制が無いことから無視されているが、
発癌性など体への影響を考えると、非常に問題になることである。
じゃあディーゼルエンジンは全てにおいてイイのか!
と怒られそうだが、NOXによる光化学スモッグや酸性雨の影響、
PM(パティキュレート:微粒子)による発癌性や呼吸器疾患、
と言うような問題があるのもわかっている。
ガソリンエンジンに付けられている、魔法の様な、触媒がディーゼル用では未完という現状である。
PMについては、酸化触媒を付けて除去しているのが欧州ディーゼルエンジンであろう。
更にNOXを除去するために、尿素噴霧により除去している。
代替燃料で、エタノールの原料となるトウモロコシが高騰していた事実もある。
一番簡単に量産施設で大量生産できるからであろうが、
ディーゼルエンジンについては、実はより多くの油を活用できるのである。
天ぷら油、フライ用の油、菜種油、植物油が使える。
軽油や灯油と同じように簡単に使用することはできないが、
ちょっとした改良で燃料汎用性のあるエンジンが、ディーゼルエンジンなのである。
将来の燃料問題だけを考えると、ディーゼルエンジンの方がイイと思うのです。
燃焼効率が高く、燃費が良く、CO2が同一走行距離で少なく、燃料汎用性がある。
それでハイブリッドを販売するのが、将来的には良いと思うのです。
まあ、バッテリーに使っている希少金属やらの問題はHVにはありますが、
次世代への繋ぎとしては、非常に良いと思うのです。
もっと細かい問題があろう、というのは容易に想像がつきます。
でもこのディーゼルエンジンHVを何故もっと他社を含めて発売してこなかったのだろうか?
と言う疑問がずっとありました。
今回ランドローバーが発表したのは、非常に嬉しいことと思っています。
更に、日本で廉価販売してくれれば、もっとイイのですが。
LRスポーツは純粋にレンジベースではなくエクスプローラーベースだとしても、
レンジローバーと言うのが、またイイと思うんですがね。
単に、今まで、ディーゼルHVが発表されていても、知らなかっただけなのだろうか・・・?
たわいの無い独り言で、長文を読んでいただきありがとうございました(多謝)
この記事は、
ランドローバーからプラグインHVが登場について書いています。
ブログ一覧 |
クルマ関連 | 日記
Posted at
2011/02/18 23:59:41