My NewLSの6ヶ月点検にディーラーを訪れると、試乗車のNewISが置いてありました。
レクサス店では、そんなに試乗はしないのですが、ハイブリッドですし、何やら30分、自由に乗ってきて良いみたいだったので、乗ってみることにしました・・・・
試乗車はIS300hで、Version.Lで、モデリスタのエアロと、スポーツマフラーが装着されていました。
乗り込んでみて、まず気になったのは、ナビ画面の小ささ・・・・
NewLSもNewGSも、12インチを超えるワイド画面になれちゃっていると、かなりショボイ感じが・・・・
せめてワイド画面に出来なかったものでしょうか・・、取り付け部分の左右の空き部分も更に画面の小ささを強調しているような・・
もしかしたら、当初はこの左右の空きが無いようなワイド画面を考えてデザインされたのではないでしょうか???、コストダウンで普通の4:3に戻したとか??
当然、マルチ画面は厳しく、基本はここはナビだけ出すのが普通なのでしょう・・
だから・・・という訳ではないでしょうが、スピードメーターコンソール内の情報画面の方で色々表示させられるようになっているようです。
ここにオーディオ情報まで出せるのですが、まぁ、いちいち切り替えないと行けないので、面倒といえば面倒だし、まぁ、うまく使いこなせば、便利なのかもしれません・・
因みにステアリングスイッチで、ここの表示を切り替えますが、もう少し、スマートなスイッチが欲しいような・・
後、セールスも嘆いていましたが、このセンターコンソールの素材感・・・
如何にもプラスチック感が強く、せめて、シボを工夫するとか出来なかったのか・・
当然、リモートタッチの操作で、この辺りは良く触れる部分なんですから、もう少し、欧州車を凌駕するレクサスらしい、「おもてなし」を体現するべきだったと思いますね・・
後、エアコンの温度調整の静電式温度調整スイッチも、面白いですが、結局、一番上側と一番下側しか使わないような・・・そこだけ押していると、普通に0.5度ずつ動くだけです・・・
後は、NewGS踏襲で、方向指示器レバーは、BMWに近い電子スイッチになりましたね。
これ、戻り時にメカ音が無いのは良いですが、余り使い心地がいいとは思わないのですが・・
後、BMWみたいに、軽く入れた場合、3回点滅などは無いので、尚の事、これを使っている意味が無いような・・
後、何故か?ルームミラー内に表示されるサイドモニター機能・・・
では、バックモニターもここかと思うと、サにあらずで、普通にセンターにあるナビ画面に映ります。
サイドモニターだけ、このルームミラーに表示される仕様なのですが、これ、良いのか悪いのかよく分かりませんね・・
これ、メーカーオプションかと思ったら、ディーラーオプションなんですね・・
68,250円なら安い??
カメラは、ここだそうで・・・・
と、文句ばっかりでスイマセン・・・・・・
さて、そんなこんなで、一人で試乗開始です・・・
走り出してすぐに分かるのは、Fスポでもないのに、ステアリング中立付近に遊びがやや少なめで、しかも、舵が入れば、スッとフロントがインに入りたがります。
かと言って、決して神経質な感じではなく、絶妙なチューニングがされていると思います。
散々、代車で乗りました、先代ISもここまでは無かったと思います・・・・
後、その割には、とにかく、
乗り心地が良いこと。
決してフワフワという乗り心地の良さというわけではなく、とにかく、不快な突き上げ感がなく、寄り戻しなど無駄な動きが無くスッキリとした乗り心地なので、まさにフラット感が高いと思いました。
これは、先代ISとは明らかに違う進化ポイントで、ボディ全体で路面のアンジュレーションを吸収している感じと、脚が良く動いているという感じがします。
ある意味では、FR系の欧州車のフィールにかなり近い、もしくは、超えた感じになってきたと思いますね。
特に、後輪足回りから伝わるフィーリングが非常に良い感じで、先代ISの様な芯のある乗り心地とは一線を画するものだというのが分かります。
しかも、
速めにコーナーを曲がっても、ロールが少ないし、スパっとインが入っていき、かつ、立ち上がりなどで、変な寄り返しもないので、気持ち良くコーナリング出来ます。
これで、Version.Lだっていうのですから、凄いですね~
これだけ乗っていると、Fスポは要らないかも・・と思うくらいスポーツしてくれます、でも、乗り心地は悪化させてない点が、とにかく、素晴らしい!と思いますし、今までのISから進化の度合いがすごいと思いましたね。
ただ、それ以上に、強く感じたのは、「ヒュイーン」という電車的なモーター音なんですね・・・・・
感覚的には、プリウスと同じくらい、モーター音がキャビンに響き渡りますね・・・・
ここは、加速のみならず、寧ろ、
回生時の音が気になります・・
因みに、Newクラウンハイブリッドには乗ったことがないので、ISに比べて、モーター音がどういう感じなのか、よく分かりませんが、ISという車格を考えても、もう少しモーター音を抑えて欲しい気もします・・
後、エンジン音自体も、それなりにキャビンに透過してきて、加速すると如何にもCVTっぽい感じを意識させられる感じは、イマイチな気もします・・
ただ、これは、マフラーがスポーツマフラーに変更されていたので、その影響かも知れませんが、信号待ちで停車中に結構、周りの環境音が透過してくるので、そもそもの遮音性がやや低いような気もします・・・
一方で、加速性能ですが、必要にして十分だと思います。
凄くパワフル・・という程ではないですが、多分、どんな場面でも、不満が出ることはないレベルだと思いますし、これで、丁寧に走ればリッター17km以上走れるなら、文句は無いでしょう。
ということで、全体的に走りのレベルアップは成功していると思いますし、ハイブリッド中心に売れているというのも、狙い通りなのでしょうね・・・
後、外観もちょっとした遊びもあり、悪く無いと思います。
ただ、内装はもう少し、ISならではの工夫や遊びが欲しかった気もします・・
でも、この辺りの造詣は良い感じですね!
後、試乗出来ませんでしたが、Fスポのスピードメーターは面白そうですね・・
来年以降に待ち構えている、IS-Fがどうなるのかも興味深いですね~