仕事に忙殺されており、なかなか更新が叶いませんでしたが、久々の書き込みをさせて頂きます。
早いもので、My LS600hも
12ヶ月点検を迎えました。
で、恒例?の代車ですが、今回は珍しくディーラーから代車の希望を聞かれたので、NewGSを指定させて頂きました。
GS350と
GS450hの選択肢が有ったのですが、やはり、
ハイブリッドに乗ってみたいということで、
GS450hとしました。
その際、ダメ元で聞いてみましたが、発売したばかりの
GS300hは、流石に試乗車で残すとの事でダメらしく・・(笑)
さて、ワクワクしながら、AMに借りて、試乗開始です!
以前にもNewGSは、15分ほど試乗しましたが、久々に乗り込んで、はじめに感じたのは、シートの硬さ。
おしりが当たる座面に明らかな硬さを感じました。
これは、普段乗りのNewLSに対するものとなりますが、先代のGSと比べても硬くなったような気がます。(未確認・・)
私自身、欧州的な硬いシートは好まないので、NewGSの欧州的なシートにはやや不安を覚えましたが、これは2時間以上走行しても全く苦にならなかったので、よく出来たシートなんだと思います。
確か、旧GSでの長時間走行では、お尻が痛くなっな記憶があります……
多分、座面の角度やお尻が当たるところのクッションのチューニングが非常に絶妙なんだと思いますね。この辺りは、欧州車にも引けをとらないシートに成ったんだと思います。
因みに、NewLSのシートも歴代の中ではもっともよく出来ていると思います。
裏はとれていませんが、私には、どうも中期のシートが合わず、ずっと座布団を敷いてました・・・
走り始めてすぐに感じたのは、ボディー剛性の高さと乗り心地のバランスの良さですね。
全体的な動きが滑らかで、非常に落ちつていることが、既に市街地走行で感じることできました。
先代のGSは、やはり代車でそれなりの個体を乗りましたが、共通に感じたのは、乗り心地の悪さと走りのバランスの悪さ・・
特に印象深かったのは、4年ほど前に乗ったGS460・・・
正直、長距離乗れば乗るほど乗るのがイヤになるほど、乗り心地のバランスが悪くてとにかく、運転が楽しくない・・
脚が硬いだけではなく、突っ張っているような感じでしかも、ブッシュが柔らかい為か、キャビンにより返しっぽいグニャリとした揺れがあるので、運転していて何か、気持ちが悪くなる感じです・・
当然、ボディー剛性の低さも影響していたと思います。
でも、最終期のGS350は、かなり改善されおり走行性能は格段に良くなっては居まして、ワインディングも楽しく走ることが出来ましたが、相変わらず、乗り心地はイマイチでして、ちょっと、同乗者には評判が悪い感じでしたね。
さて、代車のNewGS450hのインプレに戻りますが・・・・
高速道路では快適で、首都高の独特な目地段差でもキャビンに変な揺れが残ることもないし、突き上げ感もマイルドにいなされますので、快適性は高いです。
それでいて、走行性能は犠牲になっていなく、ボディー剛性が上がった分、レーンチェンジも安定感が有り、首都高の複合コーナーもコーナリング中の目地段差にハンドルが取られることもなく、安心感が高い走行性能を実感出来ました。
脚も良く動いており、滑らかな動きがそこかしこに感じられる優秀な走行性能を体感出来ました。
ただ、願わくば、
もう少し重厚感が欲しい感じが惜しいと思います。
段差の乗り越え時、ちょっとだけヒョコヒョコする所は先代GSの名残を感じてしまう感じで、ここは他がいいだけに残念感が残りました・・この辺りはタイヤを換えると良くなるのかもしれませんが・・・
ハイブリッドシステム自体も、ずいぶんと改良されたみたいで、まず気がつくのは回生音が静かになったこと。
先代GS450hは、特に回生時に「ヒュイーン」という音がキャビンに入ってきましたが、NewGS450は、大幅に改善されてキャビンに入ってくる音が大分減った感じで、LS600hにも決して引けをとらない静寂性を実現したといえると思います。
因みに、以前、試乗車として乗ったNew IS300hの回生音は、かなりキャビンに入ってきましたが、GS300hがどうなのか?は興味が有るところであります。
また、燃費も改善された模様で、普通に走っても15km/lは軽く超え、ちょっと飛ばし気味に走った後も、14km/lを切ることは無かったので、この手のクラスとしてはかなり良い方なんでしょう。
ただ、先代のGS450hから
パワー感は落ちたように感じます。
前のGS450hは、アクセルを踏むとやや野蛮な加速をしましたが、NewGS450hは、あくまでもジェントルな加速です。
ただ、十分な加速はしますし、アクセル全開の加速はそこいらのスポーツカーでは太刀打ち出来ない物であることは間違いないですが、体験刺激は減った感じです。
内装は、普段乗りのNewLSの元になったデザイン意匠なので、違和感は少ないというか、ナビ画面はまんは、NewLSなので、普通に感じてしまいます。
最後にやっぱり、これは???だったのは、
方向指示器レバー
このNewGS以降、BMW風にメカ式ではなく、電子式になっていますが、これが最後まで慣れませんでした。
特に、高速で進路変更する際、結局、今までのメカ式と同じような動作が必要ですが、ここは、BMW風に一回、操作したら3回点滅が起こるようにした方が良いと思いますね。
ま、BMWの特許に引っかかるかもしれませんので、使えないのかもしれませんが・・
後、進入路など方向指示器が戻らないような場面は、反対側に倒して止めるわけですが、ここがうまくいかないと、反対側のウィカーが動作してしまうことが数回有りました・・・これはある意味で、危険かと・・
NewISを含め、慣れの問題なのかもしれませんが、何れにしても、今までと違うのでここに意識が取られないよう、慣れないうちは注意が必要だと思いますね。
とまぁ、最近の洗練度を増してきたLEXUSの中核を担うNewGSは、非常に良く出来ていることが分かりましたし、多分、同乗者からも不満が出ることは全く無いでしょうし、一人で乗っても楽に長距離移動がこなせるのでまさに、グランドツアラーの名に恥じない出来だと思いました。