![RC-Fを試乗してきました! RC-Fを試乗してきました!](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/034/434/493/34434493/p1m.jpg?ct=8b047a43dbf3)
すっかり、更新をサボってましたが、我、後期型LS600hも、早いもので、購入して2年が経過しました。
で、いつも通りの12ヶ月点検にディーラーに向かったのですが、見慣れない
オレンジのレクサス車が・・・
よく見ると・・・
RC-F!!!!!!!!!!!!!!!!!
RC-Fは、ちょうど試乗から帰ってきたばかりだったようだったのですが、ダメ元で、
「試乗してみたい・・」と担当に言ってみると・・・・
「30分位なら良いですよ!」との事!!!
しかも、
一人試乗OKとの事!!!!!
因みに、かつて、
IS-Fも、代車に借りたことが有りまして、丸2日間乗ったんですが、かなり、野蛮なフィーリングですが、個人的には結構、気に入ってました。
ただ、アクセルフィーリングがイマイチで、高速でのアクセル踏み込みのレスポンスが1テンポ遅れるのが、唯一残念な点でしたが、それ以外は素晴らしいと思いました。
とにかく、排気音が凄い演出で、独特なサウンドで印象的でしたね。
さて、試乗車のオレンジのRC-Fですが、アクセスキーを受け取って、乗り込んで、エンジンスタート!・・・
と????????????
スタートボタン何処だっけ?????という感じになりましたが、担当セールスに苦笑されて、教えてもらい・・・(笑)
New ISと一緒なんですが、RC-Fのドラポジのせいか、私のドラポジからは、スタートボタンが見えず・・(という言い訳・・)
さて、気を取り直して、試乗開始です・・・・・
早速、いつもの試乗コース(←やや飛ばせる所・・)に行ってみることに・・・・・
まず、ディーラーの駐車場内を走り出してすぐ気が付くのは・・・
ステアリング・ホイールがかなり太い・・・まぁ、この手のスポーツ系では当たり前としても、レクサスの中でも、かなり太い方ではないかと思います・・(IS-Fは、どーだったか記憶が無いですが・・)
一方で、極低速では、パワステのアシスト量が多いみたいで、かなり操舵力が軽い軽い・・・・
多分、LSと同じくらいか、それ以上か・・みたいな軽さで・・
これは、車格とは不釣り合いな印象で、ちょっと違和感有りでしたね、
もう少し、重くても良いと思いましたが、まぁ、これなら、女性でも全く問題なく車庫入れできるでしょう。。というのが、RC-Fに必要なのかどうか、良く分かりませんが・・
さて、ディーラーの駐車場から出る際、段差の乗り越え時も、拍子抜けするくらい、全くスポーツカーらしからぬ突き上げ感の少なさ・・・・
この印象は、道に出てからも変わらず、周期の速い段差でも、非常に滑らかに乗り越えて、全く嫌な突き上げ感がない・・・っていうのは、何だか、RC-Fというグレードからすると、まさに、肩すかし・・・・拍子抜け・・・・という言葉が思い浮かびました・・
これは記憶が曖昧になっているはずのIS-Fより乗り心地が良くなっているのでは?・・・・という印象は、多分、間違ってはいないと思います・・
ここまでの乗り心地性能を持っていれば、助手席などの同乗者から不満が出ることは無いはずですね。
IS-Fの時は、想像通りの硬さがありましたが、不快ではなかったので、さすがレクサス・・と関心しましたが、RC-Fはそれ以上の乗り心地の向上を実現している事は確認できましたが、相変わらず、これって、RC-Fだっけ???みたいな・・・
妙な比較となり恐縮ですが、先代の初期型ISの標準グレードより乗り心地が良いと思いますね。
先代ISの特に初期型は、かなり乗り心地が悪く、常に脚が突っ張った感じが有りました・・・
とは言え、ISの後期型になるに連れて、良くなっていましたが・・・・
さて、一方で、排気音は常に、「ボーーーー」という重低音が町中の低回転状態でも、車内に響きわたっており、「如何にも・・」という感じは有りますが、耳障りな周波数はきっち低減しているので、ある意味では、うまく演出されている感じで、ここは、レクサス的だと思いました。
ただ、改めて、乗り心地とのアンバランスさを感じるのは、私がオールド・スタイル(あるいはステレオ・タイプ)なためでしょうか?
何れにしても、町中を普通に走っていると、排気音以外は、ほんと普通に走れます・・・というのが、RC-Fの印象です。
さて、ちょっと飛ばせる所に着きましたので、ちょいアクセル煽ってみます見ますと・・・・・・・
あぁ、そう言えば、IS-Fってコーだったな~とフラッシュバックしましたです。
アクセルを煽ると、排気音が一気に変わって、やや高めの共鳴音的なレーシングカー的な音を奏でますが、決して耳障りではないのが流石です。
改めて、やや音を作った演出っぽい感じも有りますが、まぁ、「如何にも・・」感は無いので、悪く無いと思います。
実際、私が経験した給排気系を、それなりにチューニングしたNA車だと、アクセル煽ると、運転者もドキッとするような爆音で出るので、RC-Fでそーなると、まずいでしょうから、これ位に抑えているのが丁度良いのでしょうね・・・
さて、早速、右コーナーにやや速度を上げて、飛び込んでみますと・・・・・・
実に自然に切れ込みます。
フロントに、LS600hとブロック共通の巨大な5リッターV8が入っているにも関わらず、フロントヘビーな感じは全くなく、綺麗にノーズがステアリングを切った分だけ、インに入っていきます。
変なロールも無く、かと言って、アンダー・オーバーという言葉は全く浮かばず、ある意味では、何の刺激もないまま、綺麗にコーナリングしていきます。
因みに、ここは、結構、路面が荒れており、硬すぎるサスの車だと、コーナリング中に接地が外れて、スッポ抜ける事がありますが、RC-Fは、それは微塵もありません・・・(因みに、ディーラー試乗の初期型Z34はスッポ抜けましたね・・・特にリア脚が動いていないのでしょう・・(笑))
それだけRC-Fは、脚がよく動いているということでしょう。
その割に、コーナリングに腰砕ける事は全くないし、アンダー・オーバーも感じないのは、さすが、現代流の素晴らしいサスということなんでしょうか・・
当然、よく動く脚、故に町中の乗り心地も良いということでしょうか。
更に、もう少し、極端な横Gを掛けてみようと、Uターンもややクイックにやってみましたが、これまた、ボディーなどに微塵にズレを感じること無く、スパッと切れます。寧ろ、体への横Gがやけに強く感じるのは、それだけ車自体がきちんと横Gに応答しているからだと思います・・
やっぱり、新プラットフォームのボディー剛性の高さを感じる次第で、ここは、記憶も薄れている中では有りますが、IS-Fより明らかに一線を画する進化を遂げているのだと思います。
ただ、ハンドリングは、決してクイックな感じは無く、どちらと言えばナチュラルな感じです。
ステアリングの中立付近で、それなりの不感帯も残してあるので、長時間走行も楽そうです。
ただ・・・・・・・
やはり、IS-Fに比べると随分とジェントルになった感で、RC-Fというグレードから来る印象からすると、「こんなものか?」的な感じもあります・・というのが正直なところでありました。
排気音だけは、確かに「凄み」を感じるところでありますが、それ以外では、極めてよく出来た高級スポーツカーという感じで、欧州勢との住み分けを模索した結果なのかもしれません・・・が、決して悪いことではないと思いますが・・・
ただ、逆に言えば、運転者に多くの凄みを感じさせなく、さり気なく超高速走行が可能という意味では、RC-Fの狙い通りなのかもしれません。
多分、RC-Fは、サーキット走行でも、IS-Fより高タイムを叩き出すのでしょうけど、きっと、ドライバーには余り速いという印象を与えないで、タイムが向上するのでは?と想像する次第です。
という事で、RC-Fが凄いのは分かりましたが、個人的には、IS-Fの方がこの手のグレードに期待する感覚と合っているような気がします・・・・・というのが、30分乗った印象です・・・・
最後に内装についてですが・・・・・
まぁ、オレンジはぱっと見は偉く派手ですが、センスの良い配色でさすがレクサスですね。
あと、心配のリモートタッチでしたが、思ったより悪く無かったですが、今までより操作性が良いか?と言われると、やや疑問だったりします・・
結局は、部品代を削りたかった?、コストダウンネタだったのでは?という印象は拭えませんが・・
の方が、良いような気もしますが、ここは、賛否両論なのかもしれません・・・
というとで、RC-Fを試乗出来たのは、想定外でしたが、良い経験をさせて頂きました~
因みに、町中での注目度は凄くて、皆さん、振り返って見ていました・・・
まぁ、ただでさえ、オレンジの車なんて珍しいですから、目立って当たり前ですが、ちょっと乗っていて恥ずかしかったですね・・・(笑)